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【小岩】 餃子の天天有「らーめん(680円)+マルハゲ餃子3個(320円)」

鹿児島・天天有が神田から小岩へ。看板は餃子!?

JR小岩駅の北口から歩いて2分ほど。商店街の一角で2021年3月8日から営業する「餃子の天天有」へ。この店の源流は鹿児島姶良市にある老舗「天天有」である。まず2020年3月に「神田店」をオープン。当初、神田店は少しずつ縮小し、ゆくゆくは閉店する予定だったが、株式会社松富士食品に事業を継承する事で合意した。

そして2021年3月、松富士系列の「舎輪 小岩店」跡地に移転し再スタートを切ったのである。移転時の屋号は「たわら餃子とらーめん 天天有」だったが、程なく「餃子の天天有」に変更。新たに、丸くて半揚げした餃子=マルハゲ餃子を引っ提げ勝負する。店内POPには、店長が餃子の開発に悩み過ぎてハゲたので「マルハゲ」とも。

店内はカウンターとテーブルで合わせて20席ほど。メニューは麺類より、むしろマルハゲ餃子推し。3個、6個、8個とオーダー可能で、ライスも用意している。一方で麺類は「らーめん」一択。餃子とセットにしやすいよう半ラーメンもある。今回は「らーめん(680円)」とマルハゲ餃子3個(320円)をオーダーすることに。

卓上にある無料サービスの白菜の漬物をツマミに、ハイボール(390円)を引っかけながら待つ。まず到着したのは1粒45gとボリュームたっぷりの「マルハゲ餃子」だ。豚の粗挽き肉と白菜やネギなどを混ぜた餡を、厚手の皮で包んで丸く成型。それを油で揚げ焼きしてあり、焼き目はカリっと、皮はモッチリ。雰囲気はホワイト餃子に近いか。

コレをまずは、添えられた大根おろしの入ったタレに潜らせて頬張る。酸味のあるタレと餃子の相性は抜群。そこにお好みで甘めの豚味噌、胡麻辣油、酢などを加えていく。スタッフにお願いすれば、九州の甘口醤油がベースのニンニク醤油ダレも貰える。油っぽい餃子だが、タレのおかげで重さが軽減されサクっと食べられる。

さて、続いては「らーめん」の到着だ。豚の臭み残したスープは、黒豚の豚骨を24時間かけて炊き、そこにカエシと九州甘醤油で煮込んだチャーシューのタレを加えたもの。サラっとした飲み口でスッキリ飲みやすい。先に餃子を食べてしまったからか、カエシが弱くて少し物足りない感じに…。食べる順番をミスったか。

合わせる麺は柔らかな中細ストレート。博多豚骨ほど加水率は低くなく、ツルっとした食感でしなやかだ。チャーシューは甘めの醤油で煮込んだ豚バラ肉が3枚。ほか、シャキシャキのモヤシ、刻みネギが乗る。主役を餃子にしてしまったので、ややラーメンは消化不良感が残ったが、1人晩酌には悪くない。次は餃子だけでも良いかも。

<店舗データ>

【店名】 餃子の天天有 小岩店
【住所】 東京都江戸川区西小岩1-21-20
【最寄】 JR総武本線「小岩駅」北口徒歩2分

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