肥宝館 -貧すれば丼する-

★移転★ 【千葉 東中山】 とものもと「特製醤油らーめん(950円)」

東中山に名店あり。鶏と貝の旨さがジンワリと

京成線・東中山駅そばの人気店「とものもと」へ。東中山駅は京成線における中山競馬場の最寄り駅で、レース開催時は駅前から競馬場に向け臨時バスが運行される。そんな立地も影響してか「とものもと」は水・木が夜営業のみ、土・日・月が昼営業のみ。また、火曜は暖簾を「もとのとも」に変えて、二毛作営業を行っている。

ご主人の市原朋宏氏は船橋の「三代目麺処 まるは極」はじめ、まるはグループで修業したという。お店のオープンは2015年3月だが、その年の7月に市原氏が全身性の炎症疾患「成人スティル病」で倒れ長期休業。2016年3月に復活するも、完治することない難病と付き合いながら厨房に立っている。

そして、入院中に味の構想を練って、創業当初の味を改良し今に至る。メニューは、醤油と塩の2種のらーめんに加え、つけ麺も提供。また、定期的に「冷やし」や「まぜそば」などの限定メニューも用意している。今回は「醤油らーめん」を、味玉とワンタンをトッピングした「特製」でオーダー。

スープは名古屋コーチンを炊き上げた出汁に、貝出汁を加えたもの。醤油は地元・千葉の銘柄を中心にブレンド。鶏油の良い風味が鼻孔に抜け食欲をそそる。麺は小麦の風味が良い、村上朝日製麺の中細縮れ麺。ピンク色の豚チャーシューと、その下に隠れた鶏チャーシュー、ともに低温調理で抜群のコンディションである。

ワンタンは餡が小さめなので、皮の食感を楽しめる。トリュフオイルが練り込んであり、丼が一気に華やかに。味玉も臭みが全くない逸品。食材は、ご主人のこだわりで地産地消を実践しているそう。ホンビノス貝、紅孔雀卵、海苔、小松菜に至るまで地元産を使用。スープも麺も上モノも、すべてが完璧だ。次回は限定狙いで。

<店舗データ>

【店名】 とものもと
【住所】 千葉県船橋市東中山2-3-2
【最寄】 京成本線「東中山駅」徒歩1分

★2020年3月に京成「東海神駅」そばに移転
★移転後の住所は船橋市本町7-23-14

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