肥宝館 -貧すれば丼する-

【神田】 神田とりそば なな蓮「鶏そば 塩(800円)+特製トッピング(300円)」

神田「魔のスポット」に現れた鶏そばの名店

神田駅鍛冶町の路地に、どうもラーメン店が定着しない魔のスポットがある。これまでにも「らーめん 七琉門」や「時翁」は長続きせずに店をたたんだ。決してマズい店ではなかった。神田駅南口至近なのだが、表通りから見えにくいのが災いしているのか。

2016年1月、この「魔のスポット」に三越前の人気店「日本橋製麺庵 なな蓮」の2号店がオープンした。夜の部はお酒を飲めるダイニングバー形式で営業しているので、敷居が高そうに見えるが、ラーメンのみでも「気軽にどうぞ」とのことだ。

さすが鶏そばの店だけあって、鶏を使ったコダワリのおつまみから、串焼きなど料理も様々。お酒も日本酒、焼酎から「TOKYO BLUES」や「COEDO」などクラフトビールも揃えているので、充実した一人酒を楽しめる。 折角なので鶏モモを炭火で炙って頂いた。

さて、お待ちかねのラーメン。鶏そばは塩と醤油の2種。ほか、鴨出汁や煮干しそば、つけそばなどもある。鶏そばの出汁は新鮮な比内地鶏などを煮込んだものという。塩ダレで頂くことで、鶏の旨味がダイレクトに伝わってくる。これは旨い。

自慢の麺は「春よ恋」の全粒粉や「きたほなみ」など4種の小麦をブレンドし、日本橋本店で製麺したもの。品の良いスープなので、小麦の香りを強く感じる。特製トッピングでは鴨、鶏、豚と3種のチャーシューや味玉が盛られるが、どれも良い仕上がり。

前菜を頂いてからの麺だったので、少々腹具合が心配だったが、三つ葉やネギの清々しい香りも手伝って、あっという間に完食してしまった。魔のスポットに果敢にチャレンジした「なな蓮」、ぜひ長続きしてほしい名店である。

<店舗データ>

【店名】 神田とりそば なな蓮(ななはす)
【住所】 東京都千代田区鍛冶町1-7-1
【最寄】 JR山手線「神田駅」南口徒歩2分

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