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【東京駅】 NIPPON RAMEN 凛 TOKYO「醤油らぁ麺(990円)」

グランスタ東京で注目の醤油ラーメン

2020年8月3日、東京駅内に「グランスタ東京」が開業した。駅北通路周辺を整備して生まれたスペースに新たに66店が出店。既存の87店と合わせ計153店という、JR東日本最大規模のエキナカ商業施設である。広範囲かつ分散しているので、どこに何があるのやら。訪れる前に、目当ての店の場所を十分調べて行くのが吉である。

そのグランスタ東京に「ラーメン雷」「NIPPON RAMEN 凛 TOKYO」と2つのラーメン店が新たにオープンした。ラーメン雷は、松戸・とみ田が手がける二郎系。そして今回訪れた「凛 TOKYO」は、札幌の人気店「Japanese Ramen Noodle Lab Q」のプロデュース店である。店舗は八重洲地下中央口の改札を入ってすぐ横だ。

店内はカウンターのみ13席。「凛 TOKYO」が目指すのは、日本ラーメン文化の原点「醤油ラーメン」の再創造という。麺メニューはネオクラシックな「醤油らぁ麺」を主軸に「塩らぁ麺」「青南蛮らぁ麺」の3種を提供。チャーシュー、味玉、海苔を追加トッピング可能で、ライスも用意されている。今回は「醤油らぁ麺」をオーダーした。

スープは鶏ガラがベースの出汁に、キレのある醤油のカエシ、鶏油を重ねた上質な醤油清湯だ。最初は酸味が優勢だが、舌が慣れてきた中盤は香ばしさとコクが前面に出てくる。これは旨い。そこに合わせるのは、とみ田系列「心の味食品」の中細麺だ。平打ち気味で、麺肌はツルツル。コシもあってスープともよくマッチしている。

一点、平ザルで麺上げしていたが、少しダマになっていたのが惜しい。チャーシューは脂強めのバラロールだが、薄切りなのでスープのバランスを崩さず。その下に歯ごたえの良い材木メンマが2つ。ほか、小口ネギ、海苔が乗る。構成はシンプルだが、どのパーツも丁寧に作られた一杯。あっという間に完食した。次は塩も啜りたい。

<店舗データ>

【店名】 NIPPON RAMEN 凛 TOKYO
【住所】 東京都千代田区丸の内1-9-1
【最寄】 JR東京駅 地下1階「八重洲地下中央口」横

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