老舗「北の大地」の3店舗目は赤坂に
赤坂駅の1番出口上がってすぐ。一ツ木通り沿いに2020年10月30日にオープンした「北の大地 赤坂店」へ。店主・牧野英一太氏の祖父が1970年に銀座すずらん通りで創業した「札幌ラーメン石狩」が源流だ。一度は閉業したが英一太氏が味を復活。2008年、新宿に「らーめん 北の大地」を開店。2019年に恵比寿に移転し営業中だ。
また2019年、ふじみ野に支店を展開。赤坂は3店舗目にあたる。白樺の木を配した店内はカウンター11席と4人がけテーブル2卓の計19席。ラーメンは味噌を主軸に醤油、塩も用意している。味噌は辛味入りや、銀座時代に好評だった賄いが元の「とんかつ味噌らーめん」や、変わり種「チーズときのこの味噌らーめん」なんてのも。
また、飯モノはライスのほかチャーシュー丼、鮭ごはん、味噌ラーメンのシメ用「チーズリゾット」などをラインナップ。手作り水餃子、塩唐揚げ、帆立のヒモのチャンジャ「ホタミミヂャ」など、ツマミメニューもある。今回は、珍しい「チーズときのこの味噌らーめん(930円)」に「半ライス(110円)」を付けてオーダーすることに。
スープは豚骨や鶏ガラと8種類の野菜を炊いた出汁に白味噌を合わせたもの。表面にラードがたっぷりと浮いていてアツアツだ。優しい味わいの出汁に白味噌の甘味が加わり、円やかな飲み口に仕上がっている。そこに合わせるのは羽田製麺製のプリッとした食感の中太麺。コシがあって、スープとの相性も悪くない。
チャーシューは柔らかなバラロール肉。キノコは椎茸、しめじ、舞茸の3種で、上からオランダ産の粉チーズがたっぷりと。粉状なのでスープにすぐ馴染みクリーミーさがアップ。これがまたライスと良く合う。ほか具材にはモヤシ、メンマ、刻みネギ。お好みで卓上の生姜、ニンニク、一味、胡椒を。次は醤油や塩も啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 らーめん北の大地 赤坂店
【住所】 東京都港区赤坂3-14-7
【最寄】 東京メトロ千代田線「赤坂駅」1番出口そば