ど・みそ出身店主の「肉盛りみそラーメン」
JR赤羽駅の南改札口から歩いてすぐ。西側出口の目の前で営業している「肉盛り みそラーメン 侍倶楽部」へ。ご主人は本駒込「ど・みそ 白山店」の店長を務めていたが、2020年6月に店舗をそのまま受け継ぎ、屋号を「侍倶楽部」変えて独立創業。その後、本駒込の店舗をたたんで、2022年12月29日に赤羽に引っ越してきた。
この物件は「山雄亭」「麺やさい門」とラーメン店が次々入れ替わった場所だ。店内はL字カウンターに12席。ど・みそ出身店主とあって、麺メニューは味噌が主軸だ。モヤシ、ネギ、コーン、海苔のシンプルな「味噌らーめん」をベースに、チャーシュー、豚バラ肉、味玉、キャベツ、バターなどを追加トッピングできる。
さらにスタミナ味噌、辛味噌、超辛味噌Wなども用意している。また味噌と塩の2種の野菜タンメンや、醤油らーめん、太平燕もラインナップ。30分以内で完食出来たら無料となるチャレンジメニュー「不沈艦盛り 味噌らーめん(3000円)」や、野菜タンメン味噌味に豚バラ肉と超辛Wを加えた「赤羽タンメン」なんて一杯も。
ほか、味噌味の「つけめん」や、味噌と味噌カレーの2種の「まぜそば」も提供。定食メニューもあり一杯引っかけることも出来る。今回は「特製 肉盛りみそラーメン(1070円)」を注文。食券購入時に背脂とニンニク、生姜の有無を選ぶのだが、全て「あり」で入力した。待つこと8分ほどで、豪勢に盛り付けられた丼が到着。
スープは豚骨ベースの濃厚な動物系白湯に、赤味噌主体のタレを合わせたもの。味噌のパンチとコクがあり、仄かに辛みも感じる。やや塩味は強めだが、背脂の甘みがそれを中和してくれる。このパンチあるスープに合わせるのは浅草開化楼製の中太縮れ麺だ。ツルリとした食感でコシもあり、食べ応え十分である。
チャーシューはバーナーで炙った豚バラロール肉が2枚。脂身がトロトロで箸で解れる柔らかさだが、赤身は食感がしっかり残っており旨い。味付け控えめなので肉の味を存分に楽しめる。一方の豚バラ肉は薄切りで、甘辛く味付けされたもの。こりゃライスが欲しくなる。味玉は黄身ネットリタイプで悪くない味付けだ。
ニンニクも生姜も大匙一杯分程度だ。もっと欲しい方は「ありあり」をチョイスすべし。ほか、茹でモヤシ、コーン、海苔、黒ゴマ、青ネギがトッピングされる。卓上には一味、山椒、黒胡椒があるのでお好みで味調整を。ボリューム満点で、肉欲を満たせること間違いなし。ただ、豚骨臭なのか店内が嫌な臭いなのが玉に瑕かな。
<店舗データ>
【店名】 肉盛り みそラーメン 侍倶楽部
【住所】 東京都北区赤羽1-4-15
【最寄】 JR東北本線「赤羽駅」南改札徒歩1分