牛久で鶏を啜るなら「麺匠 ことぶき」へ
JR常磐線・牛久駅から東南方向に2.6キロ、歩くと40分ほど。女化街道とカントリーラインとの交差点そばで営業する人気店「麺匠ことぶき」へ。ご主人の石塚寿彦氏は、龍ヶ崎市のラーメン店で13年修業を積み、ラーメン評論家の石神秀幸氏が塾長を務めるラーメン学校「食の道場」を経て2014年9月に店をオープンした。
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店内はカウンター7席と4人がけテーブル3卓の計19席。ラーメンは濃厚な鶏白湯が主力で「濃厚塩そば」「濃厚醤油そば」「濃厚かつおそば」と用意している。一方「黄金塩そば」「淡麗醤油そば」といった鶏清湯もラインナップ。さらに、つけそば、まぜそば、台湾まぜそば、そして夏季限定の冷やし担々麺なんてのも。
また、サイドメニューには餃子やチャーシュー丼、日替りご飯も。きょうの日替わりは「奥久慈卵のTKG」だそうだ。今回は人気の「濃厚塩そば」を全部のせ(1030円)でオーダーした。スープは鶏ガラ、モミジ、豚の背ガラ、豚足などを強火で10時間かけて炊き出した濃厚な白湯。そこにマー油が回しかけられおり、とても香ばしい。
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鶏の旨味がガツンと来る粘度高めの白湯と、マー油の焦がしニンニク風味がベストマッチング。これはクセになる味わいだ。合わせる麺は菅野製麺製の中細ストレート麺。歯切れ良く小麦の香り良い。チャーシューは低温調理で厚切りのロース肉が2枚と、豚バラ肉の煮豚ブロックが1つ。どちらも味付けが良く絶品である。
味玉は黄身ネットリで甘目の味付け。ほか、海苔が5枚と、甘めのメンマ、刻みネギ、そして赤と黄色のパプリカ、ブロッコリーが丼に彩りを添える。さすが食の道場ご出身。ビジュアルも味も、しっかり印象に残る旨い一杯であった。次回は清湯も啜ってみたいが、夏ならば冷やし担々麺も良いだろう。駅から歩いた甲斐があった。
<店舗データ>
【店名】 麺匠ことぶき
【住所】 茨城県牛久市さくら台1-76-10
【最寄】 JR常磐線「牛久駅」徒歩40分