廃棄部位まで炭火焼し粉砕。魚介香る中華蕎そば
JR神田駅の北口から徒歩2分、地下鉄銀座線だと4番出口あがってすぐ。2021年5月15日にオープンした「炭火焼濃厚中華そば 海富道(しーふーどう)」へ。『海の富を活かす道』として魚介類を炭火で焼いて無駄なく使った濃厚な中華そばを提供。同じコンセプトで、新橋に2020年12月に開店した「倫道」の姉妹店にあたる。
店内はL字カウンター14席。中華そばは、アゴ出汁ベースのスープに、炭火焼魚介のペーストを合わせた一杯という。ペーストは「倫道」と同じ鯖、鰯、鮭に加え、オリジナルの甘海老、スルメ烏賊もラインナップ。追加トッピングにはチャーシューや板海苔、刻み玉葱に加えトリュフ煮卵、味噌小胡瓜、海苔佃煮といった個性的な一品も。
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また、激辛好きにおススメという濃厚スープに負けない「特製辛味」なんてのも。また、中華そばはそれぞれプラス150円で白飯、海苔佃煮、味噌小胡瓜が付いた「定食」にグレードアップ可能だ。すでに「倫道」の魚介は経験済みなので、今回は店舗オリジナルのうち「海老=あまえび」に、トリュフ煮卵をトッピングし注文することに。
なお、中華そばの温度を保つために、トッピング類は全て別皿。全てがトレーに乗せられて配膳される。茶濁したスープはアゴ出汁に、甘海老30匹分の殻を炭火焼して粉砕したペーストを加えたもの。サラッとした飲み口だが、殻の香ばしさがガツンと鼻に抜ける。海老味噌の甘みも加わって、クリーミーで旨いスープである。
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合わせる麺は「倫道」同様に三河屋製麺製だろうか。低加水の中細ストレート麺で、スープとの相性も良い。チャーシューは脂身しっかりのバラ肉が2枚。ほかレギュラートッピングとして甘みある焼き葱、刻み玉ネギ、板海苔、粉山椒が添えられる。追加の煮卵は割ると黄身からトリュフオイルの香りが立ち上り旨い。
粉山椒も魚介が香るスープによく合う。こりゃ定食で白飯を付けて、最後にスープに投入するのも旨そうだ。あっという間に完食した。ちなみに「海富道」のオープンした場所は、過去に「らーめん八房(閉店)」など多くの飲食店が入れ替わってきた。永く続くことを祈る。
<店舗データ>
【店名】 炭火焼濃厚中華そば 海富道(しーふーどう)
【住所】 東京都千代田区神田鍛冶町3-3-2
【最寄】 JR山手線「神田駅」北口徒歩2分