肥宝館 -貧すれば丼する-

【銀座】 ふぐだし潮 八代目けいすけ「ふぐだし潮らーめん極み・塩(1700円)」

「ザギンでグーフー」の最安値? けいすけのフグ出汁麺

東京を中心に、蟹、伊勢海老、ローストチキン、鴨そばなど、様々な食材をフィーチャーしたラーメン店を展開している株式会社グランキュイジーヌ。代表の竹田敬介氏は、フレンチ、和食などの食の世界を経て、ラーメン業界に進出。その経験から考え出される斬新な一杯で、ファンを獲得してきた革命児だ。

その革命児が、2016年3月に銀座にオープンしたのが、フグを前面に押し出したブランド「ふぐだし塩 八代目けいすけ」である。お店は数寄屋橋交差点に建つ銀座最大級の商業施設「東急プラザ銀座」の地下2階。フードマルシェの一番奥の角で営業している。銀座駅と直結しているので、天候が悪い日でも安心だ。

メニューは「ふぐだし潮らーめん」で、カエシは塩と、やや割高の醤油の2種。レギュラートッピングの塩で1杯1100円と強気の値段設定だが、フグを使っているだけあって致し方なしか。今回はいわゆる全部乗せにあたる「極み」の塩をオーダーしたが、こちらは1700円。銀座でなければ殴られるんじゃなかろうか。

スープは、フグの骨で出汁をとっていて、旨味が凝縮されている。そこに殻ごと挽いた全粒粉の細麺を合わせている。そこに、昆布〆のフグ、たまり漬けの味玉、穂先メンマ、生麩、白菜、大葉など。ちなみに「極み」にグレードアップすると、フグの昆布〆2枚と、大判のローストポーク、穂先メンマ、小松菜が別皿で追加される。

少し気になったのは、トリュフオイルの香りが強い点と、昆布〆の昆布の香りが強すぎる点だ。臭み消しなのかもしれないが、繊細なフグスープの香りがわかりづらくなってしまう。一方で、薬味のスダチとワサビは、スープとの相性がよく、後半戦の味変で重要なアイテムとなる。銀座でフグという高揚感に包まれ、あっという間に完食。

さて、丼の淵に注ぎ口が付いているので、お察しの方もいるだろうが、このスープを使って「フグ茶漬け(+500円)」を作ることが出来る。つけめんTETSUよろしく、焼き石でスープを温め直して白飯へ。トータル2000円オーバーだが、銀座でフグの最安ラインではないだろうか。話題の麺を求めている方、ぜひ一度。

<店舗データ>

【店名】 ふぐだし潮(うしお) 八代目けいすけ
【住所】 東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座 B2F
【最寄】 東京メトロ「銀座駅」直結

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