肥宝館 -貧すれば丼する-

【霞が関】 Ramen Due Edo Japan「醤油らぁ麺(1000円)」

ズルズル音を立てるのが申し訳ないラーメン店

ミシュランのビブグルマンにも選出されたラーメン店「Due Italian(ドゥエ・イタリアン)」の新ブランドが、2017年6月に都心にオープンした。日比谷公園沿いに建つ「日比谷パークフロント」地下1階。飲食店数軒が並ぶ「グルメリウム」の一角で営業中だ。霞が関、内幸町、虎ノ門、日比谷の各駅と直結。新橋も十分徒歩圏である。

店内は壁もテーブルも無垢材。BGMにはピアノ曲。券売機はタッチパネル式。黒いスーツ姿の女性コンシェルジュが、海外の炭酸水のように緑の瓶に入った水を配膳してくれる。箸もレンゲもナプキンも調味料も、すべて引き出しに収納されていて、テーブルの上はすっきりと何も置かれていない。さっそく空間演出に飲まれる。

醤油らぁ麺が看板のようだが、他にも丼の淵に生ハムを配した「らぁ麺生ハムフロマージュ」など、個性的なメニューが多い。食べる前から「また来たい」と思わせるのはさすがだ。今回は旗艦メニューである「醤油らぁ麺」をオーダー。なお、サブタイトルとして「小豆島のオリーブオイル香り」との文言が添えられている。

透き通ったスープは、鶏を軸に魚介を加えた淡麗系。カエシは生醤油だろうか、アツアツの内は醤油の香りを、冷めてくるに従って甘味を感じる。バランスの良い美味しいスープだ。三河屋製麺の中細ストレートとの相性も抜群である。なお、オリーブオイルは、鶏油と合わせ香味油に使われている模様。

具材にも手抜きがない。チャーシューは鴨肉だが臭みは無く、肉の旨味を強く感じられるもの。ワンタンの肉餡も丁度良い味付け。それに歯ごたえのよいメンマに、3種のネギ。これで1000円は、コスパ良しと捉えるべきだろう。ラーメン店はおろか、飲食店自体が少ない官庁街に降臨した名店。ぜひ一度試して頂きたい。

<店舗データ>

【店名】 Ramen Due Edo Japan
【住所】 東京都千代田区内幸町2-1-6
【最寄】 東京メトロ千代田線「霞が関駅」徒歩2分(直結)

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