昭和24年創業の老舗で啜る徳島ラーメン
徳島の歓楽街にある紺屋町地下駐車場そば、昭和24年創業の「八万屋」へ。界隈では昭和26年創業の「銀座一福」とならぶ老舗である。今でこそ、こちらの看板メニューは「豚まん」だが、創業当時は中華そば一筋。その後、豚まん、焼売、ワンタンなどメニューを増やした。そのため、今では中華料理店という印象の方が強い。
徳島ラーメンは基本的には、豚骨+濃口の「茶系」、豚骨+薄口か白醤油の「白系」、そして豚骨+鶏ガラ+薄口醤油の「黄系」の3系統に分かれている。八万屋のスープは薄茶色で、いわゆる黄系にあたる。やや鶏が強めでライトな飲み口。シンプルな「中華そば(600円)」なら、呑みのシメにも夜食にも罪悪感無く啜れる量だ。
徳島ラーメンはご飯のおかず的な存在なので、全国的なラーメンに比べて小ぶりなのだ。一方で、ガッツリを欲する貴兄は、ライスを添え、豚まん、焼売、餃子を配備すれば敵なし。1Fはカウンターのみだが、2Fにはテーブル席になっているので、飲み会もOK。深夜3時まで、土日営業というのもありがたい。是非、老舗詣でに。
<店舗データ>
【店名】 八万屋 本店
【住所】 徳島県徳島市籠屋町2-16
【最寄】 JR高徳線「徳島駅」徒歩13分