塾に通っているのに成績が上がらない・・という生徒さん
せっかく学校以外の場所で学んでいるのですから
わからない事はわからない
と言える環境が必要です
そもそも進学塾は基礎知識があり、学習の仕方やノウハウをある程度
蓄えている人がより有意義な講義を聴きたいと思って通うところではないでしょうか
なので、難関校と言われる進学実績を売りにしている大手進学塾にお子さんを通わせたいと思うなら
そもそもの学力、学習法を確立させてから通わないと、置いてきぼりを食う事になります
学校の成績で言うなら、常にトップ争いに入っている生徒さんたちならあまり心配はないと
いったところでしょうか
学習習慣や学習法、現在の学力をしっかり把握したうえで塾探しをすることが大切です
入試に向かうには訓練が必要ですが、模試や検定を積極的に促さないのは
入試を扱う塾としてはどうかと思います
テストは最高の勉強方法なのですから、ステップアップを狙う時こそそうしたテストに挑む必要があります
進学塾に通えば模試は当然のように受けるでしょうし、受けないという選択肢はないと思います
そして、今日のお題
質問できる塾
塾にいてわからない事がそのままわからない状態が続くのはなぜでしょう?
講師の質の問題もあるでしょうけれど
生徒さんが「わからないです」と言える空間作りをしているでしょうか?
学生の「わかった」ほど信用ならないものはないものです
わかっていなくても、解説されれば「わかった」というしかない状態になっていたとしたら
テストの点が伸びるはずもありませんよね
お子さんのテストを見て、基礎問題が解けていないなら
塾で質問が出来ていないと考える事が出来ます
そして、応用や発展問題が出来ていないなら演習不足と考えるのが一般的かと思います
大学進学の為の大手予備校などでは質問を講師が受けることはほとんどない・・・
という事は、中学生のうちにわからない事はわかるようにしておく
学習方を見つけておく、習慣をつけておく
など、身に着けておくべきことが沢山あるわけです
そう考えると、高校受験はもっと意味のあるものになると思いませんか?
とは言っても、当教室の高校生の皆さんは沢山質問をします
勉強すればするほど、質問が沸いてくるかのようでした
大学受験生は既に質問は減ってきていますが、それでも苦手教科に関しては質問がまだあります
逆を言うと、質問するという事は自習が出来ている証拠でもありますね
例えば出されていた宿題をしてきた子は、出来なかった問題を質問したいでしょう
しかし、宿題をしてこなかった子は何を質問すれば良いのか見当もつかない
なので、質問するにも生徒さんの意欲というものがまずは必要なのです
意欲のない生徒さんに意欲を持たせようとする時
塾がすべきは質問のしやすい空間作り、発言のしやすい雰囲気作りを心がける
講師と言葉を交わすことで、「だったらあれを聞いてみようかな」と生徒さんの中に勇気が出てくるからです
間違っても良いから、発言させること、そこが第一歩でしょう
当教室は少人数クラスでも一人一人と会話形式での解説をしています
ただ、Sクラスだけは一斉解説ですが、質問は個別に行っています
自習の時も質問に気軽に答えてくれる講師が傍にいる事もあり、自習に来ている生徒さんは多いです
こうした個別対応をしているからこそ、全員が成績を伸ばし意欲を持っているのです
個別ではお値段がどうしても上がってしまいますから、少人数クラスとして同じ時間に同学年の生徒さんに
来てもらっていますが、対応はほとんど個別です
もっともっと、質問して学ぶ事を楽しんで欲しいと思います