小学生対象とした算数教室を年明けよりスタートします
この教室は学校に準拠した学習ではありません
しかし、今必要とされている力を育てる学習であると私は確信しています
現在1年生から5年生までのお申し込みをいただき
講師を務める先生は気合を入れて問題を作っています
新指導により導入される教科で最も注目されている教科は英語ですね
日本は確かに英語教育に遅れをとっていると思います
当教室でも英語の授業はこれまでもやってきたのですが
教科としての英語ではなく、言葉として英語を理解するためには
やはり小学生から触れることが望ましいので
小学生対象の英語教室も今年4月より学童に通われる生徒さんを対象に行ってきました
今回算数教室をスタートし、来年4月からはロボットプログラミングもスタートする予定です
なぜこうした教室を複数スタートさせるのかというと
小学低学年から鍛えて欲しい力や知識、経験があり、それらは塾では行えないからです
その力とは、最近よく耳にする言葉ですね
「生きる力」「考える力」に代表されます
先日行われた算数教室の実力テストでは、単純な計算は一題もありませんでした
驚いたことは、小学2年生がフィボナッチ数列を解いたことです
「この数列を知っていたの?」と聞くと「何?それ?」との返事が返ってきました
こんな推察力を失ってしまう前にもっともっと学ぶことを楽しみ、たくさん考えて欲しいと思いますよね
会話文から誰が嘘をついているかを推察したり、本当に算数?と思うようなテストなのですが
子どもたちが目を輝かせて解いている姿を見ると、このまま成長して欲しいと願うのが普通です
本当は中学生にも高校生にもやってもらいたい教室なのですが
どうしても日本のシステム上、小学生の時期しかこうした取り組みはできない気がします
残念なのは、こうした面白さを知らずに中学・高校生になり受験のためだけに勉強させられている姿を見なくてはならないこと
これまで多くの受験生さんを見てきましたが、意欲的で学びを楽しんでいる生徒さんは圧倒的に少ないです
算数教室で学ぶことで、面白さを知ってもらい意欲的に取り組んで成長して欲しいですね
話は少しズレるのですが、毎週高校受験生は入試対策のテストをしています
今日は数学の問題を終えた後、「ズルはしないから最後まで解かせて」という生徒さんがいました
単純に、目の前の問題を解きたかったのです
高校受験という壁がなければきっと自力で解けるまで、難問と対峙するのでしょうね
私は目の前に座っていたので、気が済むまで解かせていました
その生徒さんの解きたい気持ちを邪魔するのは意欲を削ぐことになりますから
受験勉強がつまらなくなる要因にはこうしたこともあるでしょう
ただ、そもそもそうした意欲を持っていればの話ですよね
算数・数学も英語もそうですが、学びとはツールです
それをどう使うか、どこで使うかという思考力がなくては宝の持ち腐れになってしまいます
小学生というベースを作る時期を無題にしたくないですね