東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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中3の塾内テストより

2017-12-11 23:45:49 | 受験生さんへ

毎週土曜日に多種類の過去問を用いてテストを行なっています

それ以外にも授業後に小テストを実施し、アウトプット演習を行なっています

試験本番が迫る中、「テストには慣れっこ」というくらいテストを頻繁に行うことで

本番の緊張をコントロールしたり、本番までに改善すべき弱点の克服に集中することができます

 

毎年、この時期中3の多くの生徒さんが大きな壁にぶつかります

壁の種類は生徒さんの数だけあり、同じなんてことは基本ありません

代表的な壁は「時間の壁」

わかっていても、書き込む時間が足らない

考えれば答えられるけれど、そこまで時間をかけていられない

または

丁寧に取り組んだつもりでいても、答え合わせでわかるのは必ずミスしているという事実

気をつけていたのに、わかっていたのに

やはりテストでは同じミスをしてしまうのです

そうした「ミス」とは別に大きな壁となるのが、演習問題と実際の入試問題との差です

難易度の高い演習問題で高得点を出せても、入試過去問となると全く点数が出せないというのはよくあります

教科でいうと「国語」でそれが出ることが多いです

数学や英語は比較的演習問題と同じくらいの出来栄えになるのですが、国語だけはバラツキが見られます

つまり、扱われる文章によって読みやすさ、理解のしやすさが変わってくるからでしょう

 

先日行なった国語の過去問で、久しぶりに驚きました

小説文で、涙のことを「熱いもの」と表現したくだりがありました

前の文章にある出来事を読めば、それが涙であることは一目瞭然なのですが、生徒さんにはわかりません

これは心情を理解する能力に問題があるのか、比喩に慣れていないからなのかは

その時判断がつかなかったので、その文章について少し生徒さんと話をしました

文章には手紙を送る相手に慎重になるあまり、三回も書き直しをして、やっと始めの1文を書いた

という説明があり、そこから何かわかる?と聞くと、悩んだんですね。という回答

確かに悩んだのですが、その先が見えていないのだということがわかります、

なぜ、そんなに悩んだのか?と考え、もう一度文章に目をやることはありませんでした

これが、見るべきところは見ているのに正答できない理由なんですね・・

文章にはヒントや答えを導くための流れがあります

基礎的な"道しるべ”は接続詞と指示語ですが、例えば

授業中に接続詞を学習するとき、「しかし・けれども・つまり」といったものに触れて説明したとします

すると、生徒さんたちはそれ以外は接続詞ではないと捉えてしまう傾向があります

問題を解いたと思えない綺麗なままの用紙ではなく、接続詞や指示語にしるしを付けるくらいは

読みながらできるようにしなくては時間内に回答するのは難しいでしょう

もちろんそんなことをしなくても、時間内に解き終えてしかも高得点になるなら別の話ですが・・

 

本を読む習慣というものがなぜ大切なのかがこうしたことからもわかります

しかし、子供がただ本を読んでいる状態では

読み飛ばしや理解せずにただ目を通しているだけの時もあるので

どんな話だったか、読んでどう思ったか?などの会話がご家庭で話し合われることが理想です

入試に向けては読書は良い学習法とはいえませんが、比喩や読み解く力は入試時期になってから慌てても

そう簡単にはつかないものですから、そうした意味では幼少期から本に親しむ習慣があることは

「国語」という教科の手助けにはなると思います

 

それぞれの壁と戦う時間も残りわずかです

精一杯の努力で後悔しない受験をして欲しいです

 


算数教室で鍛える力

2017-12-10 01:29:42 | 算数教室

小学生対象とした算数教室を年明けよりスタートします

この教室は学校に準拠した学習ではありません

しかし、今必要とされている力を育てる学習であると私は確信しています

現在1年生から5年生までのお申し込みをいただき

講師を務める先生は気合を入れて問題を作っています

 

新指導により導入される教科で最も注目されている教科は英語ですね

日本は確かに英語教育に遅れをとっていると思います

当教室でも英語の授業はこれまでもやってきたのですが

教科としての英語ではなく、言葉として英語を理解するためには

やはり小学生から触れることが望ましいので

小学生対象の英語教室も今年4月より学童に通われる生徒さんを対象に行ってきました

 

今回算数教室をスタートし、来年4月からはロボットプログラミングもスタートする予定です

なぜこうした教室を複数スタートさせるのかというと

小学低学年から鍛えて欲しい力や知識、経験があり、それらは塾では行えないからです

その力とは、最近よく耳にする言葉ですね

「生きる力」「考える力」に代表されます

先日行われた算数教室の実力テストでは、単純な計算は一題もありませんでした

驚いたことは、小学2年生がフィボナッチ数列を解いたことです

「この数列を知っていたの?」と聞くと「何?それ?」との返事が返ってきました

こんな推察力を失ってしまう前にもっともっと学ぶことを楽しみ、たくさん考えて欲しいと思いますよね

会話文から誰が嘘をついているかを推察したり、本当に算数?と思うようなテストなのですが

子どもたちが目を輝かせて解いている姿を見ると、このまま成長して欲しいと願うのが普通です

 

本当は中学生にも高校生にもやってもらいたい教室なのですが

どうしても日本のシステム上、小学生の時期しかこうした取り組みはできない気がします

残念なのは、こうした面白さを知らずに中学・高校生になり受験のためだけに勉強させられている姿を見なくてはならないこと

これまで多くの受験生さんを見てきましたが、意欲的で学びを楽しんでいる生徒さんは圧倒的に少ないです

算数教室で学ぶことで、面白さを知ってもらい意欲的に取り組んで成長して欲しいですね

 

 

話は少しズレるのですが、毎週高校受験生は入試対策のテストをしています

今日は数学の問題を終えた後、「ズルはしないから最後まで解かせて」という生徒さんがいました

単純に、目の前の問題を解きたかったのです

高校受験という壁がなければきっと自力で解けるまで、難問と対峙するのでしょうね

私は目の前に座っていたので、気が済むまで解かせていました

その生徒さんの解きたい気持ちを邪魔するのは意欲を削ぐことになりますから

受験勉強がつまらなくなる要因にはこうしたこともあるでしょう

ただ、そもそもそうした意欲を持っていればの話ですよね

 

算数・数学も英語もそうですが、学びとはツールです

それをどう使うか、どこで使うかという思考力がなくては宝の持ち腐れになってしまいます

小学生というベースを作る時期を無題にしたくないですね

 

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受験生の追い込み学習

2017-12-06 01:45:19 | 受験生さんへ

12月に入り学習も終盤を迎えた受験生の皆さんです

冬期講習の時間割も決まり

小テストも回数が増えてきて、やるべきことは出揃っているように見えますが

実は、まだこれでは材料としては足りません

生徒さん達にはこれからの学習法を変えるように話しています

「追い込み」という時期はこれまでと同じ学習ではダメなのです

生徒さん達はいつのまにか学習に慣れ、そのやり方やペースに馴染みました

しかし、それがいつまでも続くわけではないのですが

いつ・どう変わるのか、変えるのかを具体的に把握しているわけではありません

塾としての仕事はここからが勝負!

ここからが追い込みなのだよ!とまずは自覚してもらいます

今日は高校受験生さん達に

追い込み学習にシフトする話をしました

追い込みで最後の一押しをする、それがなくては受験には弱いのだという話をしました

そして、最後まで私達も諦めないから、君達も頑張って付いてきて欲しい、とも
 
高校は大学受験に向かうステップです
私はどの高校に進学したかよりも、この受験期にどれだけベースを上げたかの方が
よほど大切だと思っています
受験はフタを開けるまでわかりません
当日のコンディションや緊張もありますから全力を出せるかどうかは誰にもわかりません
ベストを尽くすことが求められるのは試験当日だけではない
それをより深く理解し、大学受験に向かうことが必要です
この追い込み時期を真摯で勤勉に過ごすことこそが次へのステップになると思います
 
何をどう変えるのか?
 
それはそれぞれの塾によって違うでしょう
 
なのでここでの記載は控えますが
 
圧倒的な実績がこの教室の取り組みが間違っていないことを示しています
 
今年も熱い冬が来ます
 
受験生の皆さん、諦めずに最後まで頑張り抜きましょう!