横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

4月1日 斎藤隆投手の開幕

2011-04-01 23:36:58 | スポーツ

 今日は4月1日。新しい期が始まります。当院も、新スタッフも加わり、新しい気持でスタートを切ります。

 日本のプロ野球は、賛否両論がありましたが、開幕を4月12日まで遅らせることになりました。海の向こうのメジャーリーグは今日(現地時間の昨日)開幕しました。

 今日の注目は、ミルウォーキー・ブリュワーズ。1998年にベイスターズが日本一になったときのエース斎藤隆投手が、今季はこのチームでセットアッパーを務めます。仙台出身、東北高校、東北福祉大卒。今回、仙台在住のご家族には大事なかったとのことですが、友人や思い出のある場所が、大きな被害にあって、心を痛めているとも伝えられています。1992年、横浜大洋ホエールズの最後の年に入団し、ホエールズでプレーした選手としては、三浦大輔投手と並んで、最後の生き残りです。今年41歳になりました。

 ベイスターズでは、チームの事情(大魔神佐々木投手のメジャーリーグ移籍)で、2001年からクローザーに。その2年後には、また先発に。短期間にリリーフ、先発をいったりきたりしたのが祟ってか、この頃から故障が多くなり、本来の活躍ができなくなりました。2005年オフ、ベイスターズを自由契約となり、メジャーリーグを目指します。

 このとき36歳、正直言って、日本でももう終わった選手だと思われていました。ましてメジャーリーグに斎藤投手に興味を示す球団はなかなかありませんでした。しかし斎藤投手はロサンゼルス・ドジャースのマイナー契約からスタートして、故障者が出たチャンスにメジャーに昇格、好投を続けてクローザーに。翌2007年には、驚異的な活躍を見せて、オールスターでも登板しました。この年のピッチングは、見ていて鳥肌がたつほど凄かったです。

 なぜ40歳にして、若い頃以上のピッチングができるのか。メジャーリーグのマウンドの固さや、ストライクゾーンが、斎藤投手に合っていたとか、大学2年までは内野手だったので、投手としての肩の年齢はまだ若いのだとか、理由はいろいろ言われていますが、どれが正しいのか分かりません。でも、年齢を重ねたら必ず衰えるわけではないということを、斎藤投手は示してくれています。衰えは年齢のせいよりも、諦めてしまう気持のせいが大きいのかも知れません。

 東日本大震災の犠牲者への黙祷で始まった今日の試合は、斎藤投手はセットアッパーとして1回を2奪三振無得点と好投しましたが、クローザーが打たれてチームは負けました。

 今年も斎藤投手を応援します。

 


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