エントランス(階段)は、もうクリスマスです。
処置室の棚も
受付の天井も
クリスマスの装いです。
診察室の絵も、変わりました。
エントランス(階段)は、もうクリスマスです。
処置室の棚も
受付の天井も
クリスマスの装いです。
診察室の絵も、変わりました。
スカンジアでランチ。ここのニシンが、私の知っている限りでは、日本の北欧レストランの中でベストです。横浜が今でも世界と深くつながっている街のように感じるのは、横浜育ちではない私が、観光客目線で見ているだけでしょうか。
スカンジア前の木々は、もうすっかり紅葉しています。
今日は、大桟橋に日本最大の客船、飛鳥が停泊していました。母校慈恵医大の先々代の耳鼻咽喉科教授の高橋良先生は、鼻科学の大家で、慈恵医大が内視鏡下鼻内副鼻腔手術を世界に先駆けて行えたのも、高橋先生のつくられた基礎があったからですし、鼻科学では最も大きく歴史も長い国際学会であるISIANも、高橋先生が創設されたものです。私も、幸運にも直接指導をいただく機会が、何回かありました。高橋先生は20年ほど前、教授退任後もずっと続けられていた鼻の手術もやめられ、半世紀以上にわたって続けられた鼻科学の仕事をすべて終えられて、世界一周の船旅に出かけられました。大型客船を見ると、いつも高橋先生を思い出します。
今日は暦の上では立冬です。今年は夏が長く、10月の前半まで暑い日があったので、これで冬になるのなら、とても短い秋だったということになります。本当の冬になるのはもう少し先でしょうが、風邪をはじめとした耳鼻咽喉科の病気が増える”耳鼻科の冬”は、そろそろ始まっています。昨年は11月が暖かくて、患者さんが少なかったのですが、今年の11月は夏が長かった割には平年並のようで、一昨日、昨日は混みました。
今夜は、横浜駅の近くでアレルギー性鼻炎関係の会合。鹿児島大の准教授だった松根先生が、日本医大武蔵小杉病院に来られてからは会っておらず、久しぶりにお会いできました。瀬谷区の高畑先生はとても味のある水彩画を描かれる先生で、一度お会いしたかったのですが、今日までお会いする機会がありませんでした。
会場にいらしたMedical Writerの方から、突然「先生は大分出身ではありませんか」と声をかかけられ、直感的にもしかして高校の同級生かな、と思いましたが、じっと顔を見てもなかなか思い出せません。名前を聞いて、ようやく断片的な記憶が蘇ってきました。高校を卒業してもう38年全く会うこともなく、お互いにずいぶん変わっています。しかも、当時それほど親しかったわけでもないのに、向こうはよく憶えていてくれたものです。それとも私は当時とあまり変わっていない(成長していない)ということでしょうか。
会合はけっこう夜遅くまで続きましたが、いろいろな方と会えたし、いろいろと勉強にもなりました。
土曜日がもともと休みの方が多く、休診だというとびっくりされる方がいらっしゃるので、ホームページには少し前からお知らせの欄に掲示しています。
土曜日がもともと休みの方にとっては、月曜日が振替休日になるわけでもないし、土曜日の祭日は、損をした気分になるかも知れませんね。
気温が下がってきて、風邪をひいている方も増え、患者さんが増えています。昨日は、大台に迫る数の患者さんが受診されました。昨年の11月はずっと暖かく、12月に紅葉と菜の花を一緒に見るという異常な気候で、患者さんの数は前年の2割減となりましたが、今年は例年並みにもどりました。
今日は昨日ほどは混みませんでした。しかしその中で、午前11時ごろ、ユニットの吸引が突然働かなくなってしまったのです。耳鼻咽喉科の処置は、耳にせよ鼻にせよ、吸引が不可欠です。すぐに機械屋さんに連絡して、できるだけ早く来てもらうようにお願いしましたが、宇都宮に出張しており、すぐこちらに向かっても、午後4時ごろでなければ着けないとのこと。
左はカタログの写真で、当院のユニットは顕微鏡や内視鏡システムを装備しています。
携帯型の簡易ユニットを用意してあるので、それで何とか患者さんにはご迷惑をかけることなく診療を行うことができ、機械屋さんの到着を待ちました。
このモバイルユニットもカタログ写真ですが、当院のものとほぼ同じです。
当院は15分ごとの枠に、ある程度の余裕をもって、数人の患者さんの予約を入れています。時間予約ができなかった方には、アイチケットというシステムで順番とりをしてもらって、時間予約の患者さんの合間に診察しています。時間調整のため、4時15分の枠だけは、予約を入れません。また今日は、4時半から5時まではインフルエンザの予防接種だけを予約し、通常の診察の患者さんの予約は入れていませんでした。4時過ぎに到着した機械屋さんに、4時の枠の予約の患者さんの診察が終わってすぐに修理をはじめてもらい、4時半ぐらいにほぼ作業が終わったところで、お待ち頂いていたアイチケットの順番待ちの患者さんたちを診察し、インフルエンザの予防接種は10分少々遅れただけで開始することができました。
ユニットが故障して、多くの患者さんにご迷惑をおかけしかねないところでしたが、携帯型ユニットがあってよかった。備えあれば憂いなしです。また宇都宮での仕事から、休憩もとらずに飛んできてくれた機械屋さんには、本当に感謝です。さらに、かなり患者さんの多い一日の中で、ユニットが故障して携帯型ユニットを準備した午前11時頃と、修理にかかった4時過ぎから4時40分までの間が、たまたまその時間帯だけ患者さんが少なかったという幸運にも感謝です。そして、そうは言っても何人かの患者さんたちには、よけいにお待たせしたりしてご迷惑をおかけしてしまいました。ご協力していただいた患者さんたちには心から感謝いたします。
携帯型ユニットは、吸引するという機能はちゃんと果たしてくれるのですが、使い勝手は本当のユニットとだいぶ違います。単に鼻汁を吸引したり、薬液を噴霧したりするだけの機械が、何で高級車なみの価格なんだろうと思っていましたが、ユニットがいかに使いやすく造られているか、こうなってみて、ありがたみがよく分かりました。