カンボジア旅日記 その2(アンコール・トム  タ・プローム「天空の城ラピュタ」の世界)

2016-08-24 18:17:12 | 
前回のブログの中に私の写真が1枚もないとの指摘がありましたので改めて1枚載せます(笑)
これはアンコールワットの朝日を撮っている私です。
首には大分トリニータのタオマフを巻いています(笑)
(撮影者 嫁)


さて気を取り直してアンコール・トムの続きです。

                     
「アンコール・トム」

遺跡とゾウとトゥクトゥクという不思議な光景です(笑)


映画の世界に入り込んだ。
そんな不思議な感覚がこれからしばらく続きます(笑)


これは橋のところで、なぜ石に穴が開いてあるのか?
を簡単に説明したものです。
理屈は分かっても、実際にそれを正確に行える技術がないと無理なわけで。
どんな高い文化だったのか興味は尽きません。


もしかして事件か?
と思いましたが、旅行者が怪我をしたようです。
道は平たんなところはありません。
歩きやすい靴、両手が自由に使えるリュックがお勧めです。
安全第一!  自分に言い聞かせます。



さてバイヨンの中に入っていきましょう。


朝のアンコールワット朝日観賞で汗びっしょりになったTシャツを大分トリニータユニに着替えました。

ダイハツ九州様、来季も宜しくお願いします。



簡単に言えばアンコールトム(以下トム)はアンコールワット(以下ワット)よりも敷地面積が広いんです。


ただ、遺跡の建造物の面積は大きくはありません。


第一回廊のレリーフ(浮き彫り)です。
上が戦闘シーンで下が生活を描いているものが多いようです。


建物を取り巻くように1周しています。
トムのレリーフはクメール軍の戦闘シーンやクメールの人々の生活が描かれているのに対して、
ワットのレリーフは神話や政治のレリーフが多く、分かりやすく、楽しめるのはトムの方だといわれています。



これはおばあさんが背中をマッサージしてもらっているようです。


こちらは出産シーンです。


このレリーフは見ごたえがあります。
時間があればまだまだ「トンレサップ湖での戦い」のシーンなどをゆっくり見たかったのですが、ツアーの悲しさです。


実はここで足をくじいてしまいました(笑)
あれだけ安全第一と言いながら不覚でした。
レリーフに気をとられていると、大変です。



ツアーの方々です。
とにかく暑いんです。


ユニはすでに汗びっしょりで絞りたいくらいでした(笑)


バスに乗るたびに冷えた水を頼みました。
2本で1ドル(約100円)です



この階段を上り・・・


入口に入り・・・


この階段を上ると・・・


「観世音菩薩」
出会えました。


「クメールの微笑み」です。


塔の四面に彫られているため「四面仏」ともいいます。


四つの顔はそれぞれ東西南北に向いていて「哀れみ」「慈悲」「情け」「落ち着き」」を表しています。


このテラスには49塔あり196面の観世音それぞれが表情が違うそうです。





やっぱり金髪の外人さんはこんな格好が似合う


上部テラスを降りていき・・・


第一回廊に戻ってきました。



第一回廊から中央祠堂を見たところに、仏像がありました。
なぜこの場所に仏像があるのか不思議で、しばらく眺めていました。


バイヨンを出ました。
右にも・・・


左にも石が転がっています。


パズルのように組み立てられたものがいったん壊れると、再び元の位置に戻ることの難しさ、無常さがここにあります。


ここからバプーオンまで歩きます。
子供が近寄ってきました。
顔を見ると青葉(孫)を思い出しました。
綺麗な目で何かをしゃべりたそうでした。
言葉が話せないのをもどかしく感じ、黙っていました。



でもツアーで一緒だったこの方は日本語で話しかけていました。
前回の笑顔になった少女といい、コミュニケーション力が凄い。

現地の言葉がわからないから話しかけない。
それなら旅なんて行くな、としばらく一人落ち込みました(笑)




「バプーオン」
少し歩くとバプーオンが見えてきました。
バプーオンは「隠し子」という意味だそうです。
かつてはバイヨンよりも高かったと言われています。


「象のテラス」
王宮前広場に面して、長さ350mにわたって象の彫刻が施された「象のテラス」です。



その前を歩くツアーの方々。
この暑い中、5歳と7歳の姉妹もがんばって歩いています。
ついつい応援したくなりますね。


「ライ王のテラス」
象のテラス北側にある高さ約6mのテラスで、壁面にはナーガや神々の彫刻が施されています。


さてバスまで帰って来ました。
これから「タ・プローム」に向かいます。


「タ・プローム「天空の城ラピュタ」の世界」
タ・プローム遺跡。午前中、最後の観光です。
アンコール・トムの東側に位置する寺院の遺跡です。


その西塔門をくぐると・・・


観世音菩薩の顔が彫られています。
もともと12世紀末に仏教寺院として建立されましたが、後にヒンドゥー教寺院に改修されたようです。


道から外れると高い木々があるジャングルです。


戦争によって埋められた地雷。
その犠牲者のみなさんが音楽を奏でています。
「買い物をして余った釣り銭があったらあげてください」とガイドさんから言われました。


これは蟻塚(ありづか)です。
一般的に蟻塚を作るのはシロアリだそうです。
戦争中はこれを盾に敵と打ち合いをしたそうです。


私の好きなロールプレイングゲーム  FF(ファイナル ファンタジー)の世界です。
または、「天空の城ラピュタ」の世界だという人もいます。



映画「トゥーム・レイダー」を撮影した場所ということでも知られています。


巨大な樹木が寺院を侵食しているように見えます。



樹木が遺跡を破壊しているのか、逆に遺跡を支えているのかがはっきりとしていません。
修復に関する議論は継続中ということです。


寺院の遺跡と巨大なガジュマルが一体化しています。
ガジュマル=「締め殺しの木」と言われています。




東西1000m、南北600mという広大なラテライトの壁に囲われた中に建っています。


発見当初に近い形で保存されています。


ほかに観光客がいなければ、時空を超えたと勘違いしそうです。(笑)


当初は5000人近い僧侶と600人近い踊り子が住んでいたと伝えられています。


それにしても、この木々の生命力には驚かされます。




この数字はどこにあった石かがわかるように書いてあるそうです。
元の位置に戻ることができるのでしょうか?


それにしても太陽は強烈です。
暑さを通り越して気持ち悪くなってきました。
小さな子供たちは元気そうです。


廃墟の中に入っていく主人公の気分です。


いよいよダンジョンの入り口です。


ここにいる全員が主人公・・・のゲームが昔あったなぁ、とぼんやり思い出していました(笑)


ダンジョンを抜けると・・・


巨大な蛇。
ではなく遺跡を押しつぶそうとしている巨木の根っこでした。


隣にいる人間のなんて小さなこと。


ふと足元を見ると綺麗なレリーフがありました。
なぜかホッとします。


広いところに出ました。
この暑さにこの人の多さです。
少し心が折れそうになります。



しかしここでくじけていては冒険はできません(笑)
HP(ヒットポイント)を補充してダンジョンへ向かいます。


行く手を阻む数々のトラップがあります(笑)




いました!
樹齢何百年経っているのかわからないカジュマル「締め殺しの木」です。


今でも遺跡を侵食しているのか、はたまた何百年と守ってきたのか。


はるか昔、ここに少女「シータ」と少年「パズー」はいたのか?


この文字は呪文「バルス」?



物語は最後のダンジョンへ。


ラスボスのカジュマル「締め殺しの木」がいました。


その存在感に圧倒されました。



最後と思ったダンジョンでしたが抜け道がありました(笑)


ここまで来れば安心です(笑)


ユウナ(FF10)も一息ついています(笑)


2人の姉妹も元気そうですし、ユウナが扇子でサヨナラのエンディングをしてくれました(笑)
でも物語はまだまだ続きます。


カンボジア旅日記 その2(アンコール・トム  タ・プローム「天空の城ラピュタ」の世界)・・終わりです。

カンボジア旅日記 その3(アンコール・ワット トンレサップ湖クルーズ)・・に続きます































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