第15節(ホーム)熊本との九州ダービー!
『本当に面白かったですね』
始まる前のお互いの煽りもブーイングもバチバチ感も良かったし…
これぞダービーって雰囲気がこれまた懐かしく最高でした。
勝つことが絶対のダービー…
ではありますが、現地ならではの雰囲気、迫力を楽しむこともダービーならではの醍醐味。
『勝てなかったけど負けなかった、そして楽しい時間でした!』
///////////
さて、今日のレゾドは前節の金沢戦に続いて雨。
ということで楽しみにしていたメガニータンのびっくーは今日もお休みです。
ここレゾドの駐車場までは連れてきているらしく、天気さえ良くなれば出陣の可能もあったようですが…
なんと無情の雨がザーザーと。
とはいえ、高級雨合羽(という名前のビニール袋)に包まれた我らが圧倒的くんたちはいつものようにご出勤(笑)
雨にも風にも馬にも「亀くん」たちは負けません。
強いのです(笑)
雨の中を颯爽と行くのです(笑)
大分FCさんの許可を得て今日はここに並べさせていただくことにしました。
そこにロアッソサポさんが「イケウマ」を。
背番号は「123」
よ~く観るとロアッソくんのサインらしきものを発見。
でもちょっと待って?
サインの横になぜわざわざ「サイン」の文字を入れたのか(笑)
謎(笑)
そこに本物の「ロアッソ」くんが登場…のはずが帰ろうとする。
「え~!! 待って待って~」
するといきなり記念写真を撮ろうと真ん中にいたロアッソサポさん(女性)にアタック!!
いやいや、いたずら好きでやんちゃとは聞いてはいたけど・・・
これほどとは(笑)
さらにうちの子「ちっち」を連れ去ろうとする自由人ならぬ自由馬(笑)
これには嫁さんが「だめよ!」と突っ込みを入れる!!
さすがのやんちゃ馬くんも素直に「お返しします」と言ったとか言わなかったとか(笑)
凄いのはここから。
すぐ横の「グッズ売り場」のブースに入り接客を始めたかと思って観ていたら…
小さいロアッソくん(1,700円か1,800円くらいだったかな?)を持ってきた。
あれ? 私たち全員にロアッソくんからプレゼントかな?
これは嬉しい、と思っていたら・・
どうやら「買うように」ということらしい(笑)
そこで財布を出して1個買おうとしたら
箱ごと持ってきた(笑)
1箱=40個入り
さすがに無理なので圧倒的ニータンの保護者の皆さんが「じゃあ」ということでみんなでそれぞれ買うことに(笑)
私も1つ買わせていただきました。
さっきまでヤンチャをしていたロアッソくんが「ありがとう」とばかりに頭を下げたのでビックリ。
慌てて「いえいえ」とこちらも頭を下げました(笑)
意外と律儀なんだ(笑)
と、そこにアウェーでのロアッソ熊本の試合によく現れるサポーターの「がくモン」さんが登場。
今度はロアッソくん(本物)と「がくモン」さんとの寸劇が始まる(笑)
ロアッソくんは時間があるのか帰っていきましたが、先ほどのロアッソサポ(女性)さんと「がくモン」さんとで写真を撮ることができ楽しい時間を過ごすことができました。
ロアッソサポさん、「がくモン」さん、ロアッソくん(本物)
「みなさんありがとうございました」
ということで私のPCの前にはニータンとロアッソくんが並んでいます。
それにしてもロアッソくんは商売上手でした(笑)
////////////////////////////////////////////////////
スタジアムの中に入ると、雨にもかかわらず圧倒的ちゃんがズラリ。
この席が彼らの指定席。
数年前には考えられなかった景色です。
下を観るとなんと選手や監督が座る椅子に「おでかけニータン」と「スリッパ」
一番左のニータンはほっかぶり姿。
これも数年前には考えられなかった景色。
(時代の流れとは…そういうもんなんですね)
こちらは「岡山コーチ」のゲーフラ。
そっくりですね。
(チマチマさん作)
『トリ天より馬刺し』
熊本から大分への弾幕。
『トリ天より馬刺し』
良いですねぇ。
こういうの大好き。
そういえば2013年7月6日の横浜F・マリノス vs大分の試合(ニッパツ)
『凄いのは指原だけ』と書かれた弾幕を思い出しました(笑)
たしか大分が『遠いけどまた来ちゃった横浜』と書いたのを受けて横浜F・マリノスが返したような(笑)
で、なぜこうなったかというと
2003年にJ1昇格した大分の試合に来たマリノスサポさんがあまりに大分が遠いので『大分遠過ぎ』と書いたのがキッカケだったように記憶しています。
そんなこんなでお互い弾幕合戦を楽しんできた中、2009年、J1からJ2に大分の降格が決まった時、横浜マリノスのゴール裏から『遠いけど大分また行くぞ』の弾幕に泣けたのを覚えています。
愛情があれば良いと思うけど、今はいろいろと難しい世の中だから弾幕の内容を考えるのも大変ですね(笑)
ピッチサイドから観たたくさんのロアッソサポさん。
赤く染まったビジター席。
これまたずいぶん昔の話。
ビジター席を約5000人の赤サポで埋め尽くしたチームがありました。
あの迫力。
あの声援。
今でも思い出すと鳥肌が立ちます。
でもそんなチームに負けないくらいの声量とパワーで迫ってきたのがこの日のロアッソサポさん。
『オー〜ロアッソ〜大分〜だけには〜負けられない〜』
かたや大分からは
「勝利の為に 〜ただ突き進む〜俺ら大分 〜九州の誇り〜」
これぞダービー。
バチバチ感が楽しいし懐かしい。
一緒にJ1へ昇格したいなぁ。
「試合開始」
意地と意地の張り合い。
絶対に負けられない戦いが始まった。
直近2試合を勝利し、お互い2連勝と調子のいいチーム同士。
大分の心配はGKの高木。
スタメンにもサブにも名前がない。
最初の決定機は大分だった。
10分、フジモン が相手2人の間を通し、さらにDFを抜きGKと1対1に。
決まった、と思われたボールはバーに跳ね返された。
『勝たないといけない』
そんな想いが強過ぎて力が入り過ぎたのか?
緊張しているのだろうか?
その直後、『12分』
熊本に先制され1点のビハインド。
熊本のハイプレスに思うようにボールが前にいかない。
まだまだ焦る時間ではないが気持ちとしては早く同点から逆転してもらいたいのが本音。
『14分』
大分2度目の決定機。
ウエービーのクロスに伊佐が強烈なシュート。
しかしGK田代選手がブロック。
さらに『29分』
この日誕生日の弓場のカウンターからの外にかかった強烈なシュート。
しかし僅かにポストに当たり枠の外へこれで大分3度目の決定機もゴールを割れず。
ここから大分は小気味よくパスを回す熊本に対して前を向けず我慢の展開になる。
ハイプレスをかけボールを奪い大分ゴールに迫る熊本。
後押しするロアッソサポ。
ただこの運動量が90分間続くとは思えない。
必ずどこかで大分にチャンスが来る。
そのためにも2点目は絶対に阻止しなければいけない。
ピッチサイドで観ていて前半は大分が一方的に押し込まれている気がしていたが、DAZNで観るとこれが真逆で決定機は大分の方が多かった。
ただ3回あったチャンスに決めきれなかった大分と決めた熊本。
その1点がどうしても大分目線で厳し目に見てしまう。
だからなんだろうなと反省。
前半が終わって0-1
大分1点のビハインドで折り返す。
後半に入っても熊本の時間が続く。
大分パスミスから苦しむ展開に。
後半5分ほどで3本のシュートを打たれる。
54分。
ふじもんのクロスに安藤がヘディング。
しかし、ここもゴールキーパーがブロック。
今日は熊本GK田代選手がよく当たっている。
これで決定機を4回逃す。
チャンスは作るものの決めきれない。
大分この流れは厳しい。
時間はまだある。しかし、焦りが出る前に同点にしたいところ。
大分に重い空気が流れ始めたその時、その空気を変えたのがこの男。
前節の金沢戦で2ゴールを決め、大分に貴重な勝ち点3を手繰り寄せた男、中川だ。
『57分』
フジモンから野嶽 が受けて中川へ。
ペナルティーエリアの外から中川が右足を振り抜くとコントロールされたボールはGK右に吸い込まれた。
ゴール裏に向かって煽る中川。
しかし、まだ逆転したわけではない
伊佐がボールを回収し、センターサークルに向かって走る。
喜んでいる時間はない。
また、振り出しに戻っただけなのだ。
これで1-1。
「中川選手 同点ゴール 今季4ゴール目 おめでとうございます!!」
残り時間は30分。
追いついた大分。
追いつかれた熊本。
これで流れは変わる。
熊本にパスミスが目立ち始める。
62分にフジモン 、64分にノムがシュート。
プロだから結果を出さないといけない。
最優先させるべきは『勝った』という結果。
間違いではない。
その通りだと思う。
でも私の中で何かが否定する。
本気の勝負を観たい。
正々堂々真っ向勝負を観たい。
もちろんそれらは
球際の強さだったりドリブルやパスの速さだったり、連携の上手さだったりの上に成り立つもの。
それらを踏まえての真っ向勝負を観たい。
90分間が楽しかった。
あっという間に時間が過ぎた。
これが観たかった。
こんな試合を目の前で観れる幸せに酔っていた。
1点を取り合って、さぁどちらが次の点を入れるか?
そんなワクワクドキドキした至福の時間。
楽しかった。
選手の汗や息づかい。
勝ちたい、という気持ちがお互いの選手から感じられたし、お互いのサポーターの応援の迫力たるやそれはもう凄まじかった。
隣の人の声が聞こえない。
ドームが閉まっていることもそのことに拍車をかけた。
目の前で繰り広げられる熱い戦い。
それを後押しする両サポーターの声援、手拍子。
ダービー感に浸っていた。
この時間が終わるのがもったいなかった。
もっともっと観たい。
勝ちたい気持ちと負けたくない気持ちがせめぎ合う。
無情にも終わりを告げる笛が鳴り響く。
体から力が抜けるのがわかった。
倒れこむ選手。
激闘の90分間が終わった。
終わった時、勝てなかったけれど負けなくてホッとしている自分がいた。
と同時に今季、もう一度熊本と戦える。
今度はアウェー熊本をジャックしたい。
その中で決着をつけたい。
悔しさの中にそんな楽しみが芽生えた。
振り返れば
ここ3試合で勝ち点『7』
順位は自動昇格の2位!
昨季に比べれば文句のつけようがない順位。
選手の言葉を発信し続けるスタッフ。
あれやこれやと手を変え品を変え観客動員を増やす努力を怠らないクラブ。
それぞれの選手が自分の言葉で体験を語る。
都会のビッククラブには遠く及ばない地方のクラブなのに熱い選手がたくさん集まってくれていることに幸せを感じる。
そして今日、バチバチのダービーに酔いしれた最高の時間。
私たち夫婦の残りの人生をトリサポで良かったと心から思えるように
これからもけっして失敗を恐れず
プレッシャーを跳ね返し
ポジティブな姿勢で新しいことにチャレンジし続ける大分であってもらいたい。
今日の観客は『12,096人』
まずはアウェー山形に勝って弾みをつけ次のホーム九州ダービー長崎といきたい。
山形戦の現地に行かれる皆さん、応援宜しくお願いします。
頑張ろう 大分トリニータ!
頑張ろう 大分12番!
今節もご挨拶いただいた皆さん
お気遣いいただいた皆さん
ありがとうございました。
『本当に面白かったですね』
始まる前のお互いの煽りもブーイングもバチバチ感も良かったし…
これぞダービーって雰囲気がこれまた懐かしく最高でした。
勝つことが絶対のダービー…
ではありますが、現地ならではの雰囲気、迫力を楽しむこともダービーならではの醍醐味。
『勝てなかったけど負けなかった、そして楽しい時間でした!』
///////////
さて、今日のレゾドは前節の金沢戦に続いて雨。
ということで楽しみにしていたメガニータンのびっくーは今日もお休みです。
ここレゾドの駐車場までは連れてきているらしく、天気さえ良くなれば出陣の可能もあったようですが…
なんと無情の雨がザーザーと。
とはいえ、高級雨合羽(という名前のビニール袋)に包まれた我らが圧倒的くんたちはいつものようにご出勤(笑)
雨にも風にも馬にも「亀くん」たちは負けません。
強いのです(笑)
雨の中を颯爽と行くのです(笑)
大分FCさんの許可を得て今日はここに並べさせていただくことにしました。
そこにロアッソサポさんが「イケウマ」を。
背番号は「123」
よ~く観るとロアッソくんのサインらしきものを発見。
でもちょっと待って?
サインの横になぜわざわざ「サイン」の文字を入れたのか(笑)
謎(笑)
そこに本物の「ロアッソ」くんが登場…のはずが帰ろうとする。
「え~!! 待って待って~」
するといきなり記念写真を撮ろうと真ん中にいたロアッソサポさん(女性)にアタック!!
いやいや、いたずら好きでやんちゃとは聞いてはいたけど・・・
これほどとは(笑)
さらにうちの子「ちっち」を連れ去ろうとする自由人ならぬ自由馬(笑)
これには嫁さんが「だめよ!」と突っ込みを入れる!!
さすがのやんちゃ馬くんも素直に「お返しします」と言ったとか言わなかったとか(笑)
凄いのはここから。
すぐ横の「グッズ売り場」のブースに入り接客を始めたかと思って観ていたら…
小さいロアッソくん(1,700円か1,800円くらいだったかな?)を持ってきた。
あれ? 私たち全員にロアッソくんからプレゼントかな?
これは嬉しい、と思っていたら・・
どうやら「買うように」ということらしい(笑)
そこで財布を出して1個買おうとしたら
箱ごと持ってきた(笑)
1箱=40個入り
さすがに無理なので圧倒的ニータンの保護者の皆さんが「じゃあ」ということでみんなでそれぞれ買うことに(笑)
私も1つ買わせていただきました。
さっきまでヤンチャをしていたロアッソくんが「ありがとう」とばかりに頭を下げたのでビックリ。
慌てて「いえいえ」とこちらも頭を下げました(笑)
意外と律儀なんだ(笑)
と、そこにアウェーでのロアッソ熊本の試合によく現れるサポーターの「がくモン」さんが登場。
今度はロアッソくん(本物)と「がくモン」さんとの寸劇が始まる(笑)
ロアッソくんは時間があるのか帰っていきましたが、先ほどのロアッソサポ(女性)さんと「がくモン」さんとで写真を撮ることができ楽しい時間を過ごすことができました。
ロアッソサポさん、「がくモン」さん、ロアッソくん(本物)
「みなさんありがとうございました」
ということで私のPCの前にはニータンとロアッソくんが並んでいます。
それにしてもロアッソくんは商売上手でした(笑)
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スタジアムの中に入ると、雨にもかかわらず圧倒的ちゃんがズラリ。
この席が彼らの指定席。
数年前には考えられなかった景色です。
下を観るとなんと選手や監督が座る椅子に「おでかけニータン」と「スリッパ」
一番左のニータンはほっかぶり姿。
これも数年前には考えられなかった景色。
(時代の流れとは…そういうもんなんですね)
こちらは「岡山コーチ」のゲーフラ。
そっくりですね。
(チマチマさん作)
『トリ天より馬刺し』
熊本から大分への弾幕。
『トリ天より馬刺し』
良いですねぇ。
こういうの大好き。
そういえば2013年7月6日の横浜F・マリノス vs大分の試合(ニッパツ)
『凄いのは指原だけ』と書かれた弾幕を思い出しました(笑)
たしか大分が『遠いけどまた来ちゃった横浜』と書いたのを受けて横浜F・マリノスが返したような(笑)
で、なぜこうなったかというと
2003年にJ1昇格した大分の試合に来たマリノスサポさんがあまりに大分が遠いので『大分遠過ぎ』と書いたのがキッカケだったように記憶しています。
そんなこんなでお互い弾幕合戦を楽しんできた中、2009年、J1からJ2に大分の降格が決まった時、横浜マリノスのゴール裏から『遠いけど大分また行くぞ』の弾幕に泣けたのを覚えています。
愛情があれば良いと思うけど、今はいろいろと難しい世の中だから弾幕の内容を考えるのも大変ですね(笑)
ピッチサイドから観たたくさんのロアッソサポさん。
赤く染まったビジター席。
これまたずいぶん昔の話。
ビジター席を約5000人の赤サポで埋め尽くしたチームがありました。
あの迫力。
あの声援。
今でも思い出すと鳥肌が立ちます。
でもそんなチームに負けないくらいの声量とパワーで迫ってきたのがこの日のロアッソサポさん。
『オー〜ロアッソ〜大分〜だけには〜負けられない〜』
かたや大分からは
「勝利の為に 〜ただ突き進む〜俺ら大分 〜九州の誇り〜」
これぞダービー。
バチバチ感が楽しいし懐かしい。
一緒にJ1へ昇格したいなぁ。
「試合開始」
意地と意地の張り合い。
絶対に負けられない戦いが始まった。
直近2試合を勝利し、お互い2連勝と調子のいいチーム同士。
大分の心配はGKの高木。
スタメンにもサブにも名前がない。
最初の決定機は大分だった。
10分、フジモン が相手2人の間を通し、さらにDFを抜きGKと1対1に。
決まった、と思われたボールはバーに跳ね返された。
『勝たないといけない』
そんな想いが強過ぎて力が入り過ぎたのか?
緊張しているのだろうか?
その直後、『12分』
熊本に先制され1点のビハインド。
熊本のハイプレスに思うようにボールが前にいかない。
まだまだ焦る時間ではないが気持ちとしては早く同点から逆転してもらいたいのが本音。
『14分』
大分2度目の決定機。
ウエービーのクロスに伊佐が強烈なシュート。
しかしGK田代選手がブロック。
さらに『29分』
この日誕生日の弓場のカウンターからの外にかかった強烈なシュート。
しかし僅かにポストに当たり枠の外へこれで大分3度目の決定機もゴールを割れず。
ここから大分は小気味よくパスを回す熊本に対して前を向けず我慢の展開になる。
ハイプレスをかけボールを奪い大分ゴールに迫る熊本。
後押しするロアッソサポ。
ただこの運動量が90分間続くとは思えない。
必ずどこかで大分にチャンスが来る。
そのためにも2点目は絶対に阻止しなければいけない。
ピッチサイドで観ていて前半は大分が一方的に押し込まれている気がしていたが、DAZNで観るとこれが真逆で決定機は大分の方が多かった。
ただ3回あったチャンスに決めきれなかった大分と決めた熊本。
その1点がどうしても大分目線で厳し目に見てしまう。
だからなんだろうなと反省。
前半が終わって0-1
大分1点のビハインドで折り返す。
後半に入っても熊本の時間が続く。
大分パスミスから苦しむ展開に。
後半5分ほどで3本のシュートを打たれる。
54分。
ふじもんのクロスに安藤がヘディング。
しかし、ここもゴールキーパーがブロック。
今日は熊本GK田代選手がよく当たっている。
これで決定機を4回逃す。
チャンスは作るものの決めきれない。
大分この流れは厳しい。
時間はまだある。しかし、焦りが出る前に同点にしたいところ。
大分に重い空気が流れ始めたその時、その空気を変えたのがこの男。
前節の金沢戦で2ゴールを決め、大分に貴重な勝ち点3を手繰り寄せた男、中川だ。
『57分』
フジモンから野嶽 が受けて中川へ。
ペナルティーエリアの外から中川が右足を振り抜くとコントロールされたボールはGK右に吸い込まれた。
ゴール裏に向かって煽る中川。
しかし、まだ逆転したわけではない
伊佐がボールを回収し、センターサークルに向かって走る。
喜んでいる時間はない。
また、振り出しに戻っただけなのだ。
これで1-1。
「中川選手 同点ゴール 今季4ゴール目 おめでとうございます!!」
残り時間は30分。
追いついた大分。
追いつかれた熊本。
これで流れは変わる。
熊本にパスミスが目立ち始める。
62分にフジモン 、64分にノムがシュート。
プロだから結果を出さないといけない。
最優先させるべきは『勝った』という結果。
間違いではない。
その通りだと思う。
でも私の中で何かが否定する。
本気の勝負を観たい。
正々堂々真っ向勝負を観たい。
もちろんそれらは
球際の強さだったりドリブルやパスの速さだったり、連携の上手さだったりの上に成り立つもの。
それらを踏まえての真っ向勝負を観たい。
90分間が楽しかった。
あっという間に時間が過ぎた。
これが観たかった。
こんな試合を目の前で観れる幸せに酔っていた。
1点を取り合って、さぁどちらが次の点を入れるか?
そんなワクワクドキドキした至福の時間。
楽しかった。
選手の汗や息づかい。
勝ちたい、という気持ちがお互いの選手から感じられたし、お互いのサポーターの応援の迫力たるやそれはもう凄まじかった。
隣の人の声が聞こえない。
ドームが閉まっていることもそのことに拍車をかけた。
目の前で繰り広げられる熱い戦い。
それを後押しする両サポーターの声援、手拍子。
ダービー感に浸っていた。
この時間が終わるのがもったいなかった。
もっともっと観たい。
勝ちたい気持ちと負けたくない気持ちがせめぎ合う。
無情にも終わりを告げる笛が鳴り響く。
体から力が抜けるのがわかった。
倒れこむ選手。
激闘の90分間が終わった。
終わった時、勝てなかったけれど負けなくてホッとしている自分がいた。
と同時に今季、もう一度熊本と戦える。
今度はアウェー熊本をジャックしたい。
その中で決着をつけたい。
悔しさの中にそんな楽しみが芽生えた。
振り返れば
ここ3試合で勝ち点『7』
順位は自動昇格の2位!
昨季に比べれば文句のつけようがない順位。
選手の言葉を発信し続けるスタッフ。
あれやこれやと手を変え品を変え観客動員を増やす努力を怠らないクラブ。
それぞれの選手が自分の言葉で体験を語る。
都会のビッククラブには遠く及ばない地方のクラブなのに熱い選手がたくさん集まってくれていることに幸せを感じる。
そして今日、バチバチのダービーに酔いしれた最高の時間。
私たち夫婦の残りの人生をトリサポで良かったと心から思えるように
これからもけっして失敗を恐れず
プレッシャーを跳ね返し
ポジティブな姿勢で新しいことにチャレンジし続ける大分であってもらいたい。
今日の観客は『12,096人』
まずはアウェー山形に勝って弾みをつけ次のホーム九州ダービー長崎といきたい。
山形戦の現地に行かれる皆さん、応援宜しくお願いします。
頑張ろう 大分トリニータ!
頑張ろう 大分12番!
今節もご挨拶いただいた皆さん
お気遣いいただいた皆さん
ありがとうございました。