食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

市橋被告

2011-07-05 06:41:22 | 日記
 数年前、入間市図書館で市橋被告らしき人物を目撃し、狭山警察署に通報したことがある。


 今でも、あのがりがりにやせて帽子を深々とかぶった浮浪者風の男は、やはり市橋被告だったような気がする。


 昨日、千葉地裁で、殺人や強姦致死などの罪に問われている無職市橋達也の初公判が開かれた。


 法律のイロハもわからない素人だが、判決は、最高で無期懲役になるような気がする。


 
 素朴な感情は、不謹慎な発言を生み出すが、誤解を恐れずにあえて言うなら、、、、


 ニュースで件の事件に触れるたび、この男のもつ、一種異常な静謐と自己の生に対する執着心が、僕の内に累積してはやがて消え去り、彼に対する憎しみや社会不安のようなものは何故か生まれてこないのである。


 ( ご遺族の感情に関してはあえて触れない )



 僕は死刑存続論者であるがゆえにあえて言う。



 刑罰の目的は、犯罪者をいかに更生させるかということにもある。


 更生という言葉が適当かどうかは別として、市橋被告には、自身の一生を独房の中で犯罪学の勉強・研究にささげていただきたいと思う。


 それが彼に与えられた使命だと感じる。