先日、久しぶりに劇場へ足を運び「 終戦のエンペラー 」という映画を観た。何かを婉曲的に伝えたいとか、現アメリカ政府高官達の片棒を担ぐような政治的描写はなく、いたって順説的な内容だった。当時のアメリカからみた日本という観点を考慮すれば、尻の落ち着く映画だった。(実際、アメリカ人監督がメガホンをとり、アメリカで封切られている。)。 あえて難くせをつけるとするなら、というか、ここは非常に大事な部分だが、劇中、西田敏行さん演じる海軍大将が、マッカーサーの部下(この方が主人公)とそぞろ歩きながら、日本の本音と建て前の文化について語るシーンがある。この、本音と建て前の説明は、日本が戦争という枠組みに取り込まれざるをえない精神構造の示唆を担っているのだが、これが痛々しいほどにとんちんかんな内容だった。恣意的に、歪んだ歴史感を滑り込ませようといった次元ではなく、完全な英語、国語レベルでの過ちだった。和訳するときにどなたか、専門の方にチェックされなかったのだろうか? ただ、ネットで検索しても、誰も僕と同様の発言をされていないので、もしかしたら聞き損じだったのかもしれない。いや、間違いなくおかしかった。。。。。。
あさって、八月十五日、敗戦の日である。( 日本の終戦の日は、1951年のサンフランシスコ講和条約の時で、8月15日を終戦の日というのは、右も左もなく間違えである。8月15日はポツダム宣言受託を発表した日である)毎年、この時期になると決まって観る映画が2つある。「 日本のいちばん長い日 」 「 東京裁判 」。特に後者は人類の文化遺産にしたいほどの力作(というか、ドキュメンタリー)である。。。。。
オリエントに端を発した文明は、ギリシャ・ローマ、そして中国、インドなど、地球上の各地で産声をあげ、様々な王朝、国家が興亡した。そして20世紀に入ると欧米キリスト教社会の一人舞台になる。彼らは、自国の欲望を紡ぐために他民族、他地域に対しての残虐行為を繰り返し、植民地政策を推し進めていく。 もし、、、、、日本の無謀ともいえる挑戦がなかったら、世界地図はいまごろ、欧米列強一色のものになっていたであろうことは想像するに難くない。歴史とは、結果でしか語れないものであるから。。。。。
恒久の平和を願うがゆえに、あらためて、昭和という時代を見つめなおしたい。
あさって、八月十五日、敗戦の日である。( 日本の終戦の日は、1951年のサンフランシスコ講和条約の時で、8月15日を終戦の日というのは、右も左もなく間違えである。8月15日はポツダム宣言受託を発表した日である)毎年、この時期になると決まって観る映画が2つある。「 日本のいちばん長い日 」 「 東京裁判 」。特に後者は人類の文化遺産にしたいほどの力作(というか、ドキュメンタリー)である。。。。。
オリエントに端を発した文明は、ギリシャ・ローマ、そして中国、インドなど、地球上の各地で産声をあげ、様々な王朝、国家が興亡した。そして20世紀に入ると欧米キリスト教社会の一人舞台になる。彼らは、自国の欲望を紡ぐために他民族、他地域に対しての残虐行為を繰り返し、植民地政策を推し進めていく。 もし、、、、、日本の無謀ともいえる挑戦がなかったら、世界地図はいまごろ、欧米列強一色のものになっていたであろうことは想像するに難くない。歴史とは、結果でしか語れないものであるから。。。。。
恒久の平和を願うがゆえに、あらためて、昭和という時代を見つめなおしたい。