大田市観光協会の臨時総会が開催されました。
議案は「役員体制・事務局体制の見直し」と「会則の改正」についてです。
昨年の1月から約1年をかけ4回の観光協会のあり方を協議した結果をうけ、
会長が竹腰市長から谷本副会長(大田・(株)シグナル)の昇格に、
副会長には、益田氏(温泉津・旅館ますや)の留任と新任として松尾氏(三瓶支部長・さひめ野)が承認されました。
加えて、専務には新任として、山紀弘氏(元・(株)石見銀山生活文化研究所 専務取締役)の常勤体制も
承認されました。
これまでの観光協会の体制は様々な問題が指摘されていました。
この問題点を
1.観光協会が担うべき役割の明確化(案内所と事務機能の明確な区分け)
案内所と事務局を分離(これに係る経費の1/2を行政補助)。職員業務の明確化。
2.新たなニーズへの対応(常勤としての専務人事)
全市的な観光振興の取組みの展開。将来を見据えた観光協会のあり方をまとめる。(専務職新設経費 3年間全額行政補助)。
3.補助事業、委託事業の整理(人件費補助から事業補助・委託へ)
(1)石見銀山観光客対策事業
(2)石見の国おおだ観光振興事業
・観光客案内、おもてなし業務 ・観光誘致宣伝業務 ・観光広告業務 ・着地型観光・商品企画業務 ・観光動態調査業務
(3)大田市観光プロデューサー事務委託
(4)石見銀山世界遺産登録5周年事業関連委託事業
という観点で見直しをされています。
人事に関しては、これで本来の観光協会としての機能が充実することを期待いたします。
特に新任の専務とは過去石見銀山協働会議等を通じて才能の高さを認識しておりますので
期待を持っています。
業務に関しては、それを進めるに当たっての具体的な進行スケジュール等が不明なので
詳しくは提言できませんが、事業委託された訳ですから、必ず目に見える形で実行するべきと思います。
観光資源の積極的かつ有効な活用をお願いする次第です。