今日は25日目です
ココで記録しとかないと今日が何曜日なのか、家を出て何日目なのか分からなくなってしまいます。
今日の朝は目覚まし時計が鳴る前の空が暗いうちから目が覚めてしまいました。歳をとって来ると朝が早くなるとは言いますが、ニワトリよりも早起きになって来ると流石にがっかりです。
今日からスローボートを乗り継ぎ、2日かけてラオスの北部のタイとミャンマーが接している場所を目指し、そこからタイに渡るつもりです。昨日の夜に一応バックパックに荷物を詰め込み出発の準備は済んでいるので、ホテルフロントに6時45分に降りていきました。しばらくしてオーナーも姿を見せ、またトゥクトゥクも7時前に到着しました。オーナーにはお礼とサヨナラのあいさつをしていよいよ長期移動の始まりです。
お迎えに来てもらいました!
朝が早かったことで良い事もありました。私達はルアンバパーンの名物でもあるお坊さんの托鉢を見ていませんでしたが、このタイミングでちょうど見る事が出来ました。数軒の家が家族全員だったり、その家の奥さんだけだったりするんですが、家の玄関前の道路に座って托鉢のお坊さん達を待っています。お坊さんたちは裸足で列をなしてその托鉢してまわります。私達が見たのは年老いたお坊さんと子供達の4人程の小さなグループです。その一連の姿をみて何だか色々と考えさせられました。
スローボートのチケット売り場には7時20分頃に到着したものの、先に来ていたのは2名の欧州美人しかいません。彼女らも切符は持っていなくて、私達も同じ様にここでチケットを買う予定だと聞いてお互いに少し安心した空気が流れます。7時30分を廻った頃に中型バスで欧米人の団体がやってきました。同時に切符売り場のお兄ちゃんも出勤です。現地の人は既に切符は持っているのかどんどん荷物を乗せ始めています。切符売りのお兄ちゃんから、私達と2名の女性も切符を買って船に乗り込みますが、2艘の同じような舟が繋がって係留されています。奥の舟に中型バスの欧米人が全員乗っていて、手前の舟に現地の人が乗っています。こういう場合は奥の舟に乗るのが正解と思いながらも迷っていると、舟会社の人からか「パクベン行くのか?」と聞かれてそうだと答えると手前の舟に乗れと言われ、奥の舟は違うと言います。半信半疑ながらも手前の舟に腰を落ち着けていると、奥の舟はさっさと出港していきましたから、もう後戻りは出来ませんが、次々にこの舟にも乗客が増えてきました。自転車やバイクも2台以上乗せています。大きな荷物や大量の荷物はボートの天井に乗せています。外国人観光客もどんどん増えていき8時にはほぼ満員になってきました。ホテルのオーナー曰く8時出港と言ってましたが、乗客は8時20分くらいまで乗り込んできて、出発は8時50分頃になりました。
チケット売場
さぁ、乗込みます。
手前の赤い天井のボートです。
あのバイクも載せてました!
あのバイクも載せてました!
この舟の乗客の約半分は地元の人達で、残りの半分が外国人旅行者のような割合です。私達が座った席の周りも面白そうな人達です。すぐ後ろはロシア語だと思いましたが高校生くらいに見える女性2人組(A)、前の席は風変わりな20代後半くらいのアメリカ人っぽい男性1人と遅れて乗車してきたこのボートで1番美人だと思われるイギリス人っぽいモデル風女性2人組が加わった3人(B)、2席前がラテン系の30代半ばの男性とアジア系の40歳は超えてそうな奥さんと男性のお母さんの3人組(C)。左隣は50歳後半くらいの白人男性とアジア系の奥さん(D)。その前の席は謎の40歳前後の白人カメラマンでCanonミラーレスカメラであちこち写真を撮ってる人(E)、更に前の席は2人組のラテン系女子高生みたいだけどずっと携帯で音楽聞いているか動画を見ている感じで話しもしないので国籍は不明(F)。左隣の後ろは多分スペイン系の男女カップルに女性が1人混ざった3名で楽し気にずっとおしゃべりです(G)。
Cの3人組
Eのカメラマン
すぐ前はBの美女
私達の後ろの2人組(A)の1人は短パンで肩だしの胸から下しかない服だったので流石に寒そうでしたが、隣の席の後ろの3人組(G)の男性が服を貸してあげてました。紳士だなと思わず心の中で拍手。更に後ろの方からも女性が長ズボンを貸してあげてました。
私達の前の美女と話し込むお兄さん、その相手をにこやかにする美女2人組はこの1日で、どうなる事かと心配していましたがボートが何回か村に着いて、現地の人が下船して少し席が空くと、お兄さんも美女にはそんなに執着なく、さっさと移動しお兄さんの爽やかさが残りました。2席前の席の3人(C)については、私らと同年代と思うお母さんは、息子が年上のアジア系のおばちゃんを奥さんにして、どんな気持ちなんだろうと想像してしまいました。でもこの奥さんは、義母を大変大切にされている様子がよくわかります。また長い道中で肩もみ、首や頭のマッサージも当たり前の様にしてあげています。息子さんと奥さんも仲が良さそうに見えます。もしかしたらお母さんは息子の嫁に、ぶっちゃけた白人嫁よりも、年上のアジア嫁でも幸せなのかも知れないなと思い不思議な気持ちになりました。隣のカップル(D)は、白人の旦那さんもアジア人の奥さんもいちゃついてて相思相愛なのは良くわかるけど、私にはこのカップルも奥さんはかなり年上な様に見えてしまいます。私の目から見た周りで繰り広げられるあれやこれやは、まだまだ書けば色々ありますが、小さな船の中でのそれぞれの人生が垣間見えて不思議な世界でした。私達夫婦も他の人達からみたらどう見えていたんでしょう。
前の方に現地の方が、後ろの方に外人組な感じ
景色はとても良い感じだけど暑い🥵
この舟でも、小さな村々に着いて乗客を降ろしたり乗せたりしていきますが、これらの村への交通手段は舟しかなさそうです。グーグルマップの地図を拡大して見ても村から村への道は繋がっていないようです。我々の舟が村に近づくと、多くの村人が近寄ってきて荷物を船から降ろしてまた村に直ぐ引き返していきます。村には港と言われるような建造物はありません。ある村には岩の上に降ろしたり(日本で見るのは海釣りの瀬渡しの感じ)、砂地に微妙に乗り上げたりして、小さな子供も赤ちゃんを抱くお母さんでさえ上手に乗り降りしています。そんな村での生活がどんなものなのか滞在してみたい気持ちにもさせられる日本にはない不思議な生活圏です。村々の人の経済活動で分かるのは、川魚漁師、バナナ等の果樹栽培、砂金堀りがあるようですが、それぞれ専門職にしているのか兼業なのかは分かりません。また野生の牛、水牛、ヤギが沢山いるようですから、肉類はこれらを捕まえているんではないかと想像しました。最初は飼っている牛だと思っていましたが、勿論飼われている牛もいるでしょうが、野生の牛の方が断然多いと思われます。アルビノ水牛が案外沢山いてびっくりです。
因みにこの川登りの1日目の場合、景色が良いのは右舷側です。もし乗船する機会があるなら間違わないように。
途中の村では村人も集まって来て荷物下ろしたらさっさと持ち帰ります!
豪華クルーズ船とDのカップル
砂金取り
この人達も砂金取り
別の村では岩場にウキを浮かべて桟橋にしていました。
野牛
夕方、1日目の最終地点のパクベン村に到着しました。舟を降りる時に、「明日のファイサーイ行きのボートは何時にどこから出港か?このボートで行くのか?」と船頭に聞きました。すると、「このボートであっちから8時30分に出発する」と回答してくれましたが、100%信用しない事です。
そして、今日のホテルは今回の旅で1、2を争うひどいレベルでした。
何がひどいかと言われると説明しづらい酷さです。ベッドシーツも奇麗だし、一応窓もあるし、水漏れはあるもののシャワーのお湯も出ますが、ここが32万LAK(2200円)とは思えません。せめて1000円以内なら納得もしますが。そんな宿ですが、どうも今日も満室の様です。
夕食は、近くのレストランに行きましたが、料理の値段が想像以上に高くてびっくりし、一番安そうでもある私達が泊っているホテルの併設レストランで食べる事にしました。お客は私達だけで、料理の味にも衛生的にも少々不安でしたが他のレストランよりは安い価格設定になっていました。それでもルアンバパーンと比べても高いのでボート旅の途中で1泊だけしかする必要は無いと思えました。一方のココでの料理ですが、アルバイトと思われる若い女性が私達にはにかみながら注文受けた後に、食材のカットから料理を始めていて衛生管理は信用できそうでした。それで調子こいて夕食の他にビールを2本と、おつまみ迄注文してしまい予想を上回る出費となり、この後とても困る事になってしまいました。
1日目が終了!
パクベン到着
夕闇が直ぐそこに
今日の宿
なんかねぇ
綺麗なんだけど
もう壊れそうな
こっちも動く事は動くけど
晩御飯
調子こいてしまいました。
今日の出費 8,469円
舟賃 40万キープ
交通費 20万キープ(宿‐港)
宿泊費 31.5万キープ
夕食 26.5万キープ
珈琲 6万キープ(舟の中)
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