ダブルクロス・リプレイ・クロニクル『彷徨のグングニル』
新シリーズという訳ではなく、DX1・DX2・DX3でそれぞれ矢野さんが初めて書いたリプレイを収録。なのでDX3の分は書き下ろし。DX1・DX2も多少文章を変更しているらしい。
DX1からは『ドゥームズデイの魔獣』。
左京が初めて出てきた話。アルターラインに載ってたのは読んだことがある(はずだけどすっかり忘れ去ってた^^;)。
一番大元はゲーマーズ・フィールドで連載されていたらしい。
今回、ディングレイの魔核みたいにDX3にバージョンアップさせてるのかと思ったら、そんな事は無かった。その代わりDX1の解説が入っていて、ちょっと面白い。
しかしなるほど矢野さんが初めて書いたリプレイというだけあって、今見てみるとなんかよく分からない内に話が進んじゃってる感じがするな~。
DX2からは『Contrast Side』。
なぜか最近偶然見たので分かったが、確かに文章表現がちょっと変更されてたりするね。
(DX1の方もp.78で和美と左京の台詞が混線してたりするし)
今回の本のタイトルの『グングニル』は左京のコードネームであり、DX1もDX3のも左京が出てくるので、DX2も左京が出てくる話が良かったんじゃないかな~という気がしなくもないが、DX2って喫茶店だから(爆)、趣が違いぎるわな(笑)
って、単行本に既に収録済みなのも除外された理由かも。
DX3の『Rabid Dog Crying』は書き下ろし。
DX3では左京がUGNからFHに鞍替えしていたらしいのだが、その理由が明かされる話。ってか、色々とひでー・容赦ねえ!
敵の毛色も変わってるし、悪役プレイをPCがやってた今までのリプレイでも、ここまでのはちょっと記憶に無いな。
この一編だけでも充分価値がある。十也と対決するようなことになったら、悲惨な事になりそうだ…。