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よしーの世界

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脱税容疑で逮捕の日大理事長、田中英寿容疑者の権力と「集金マシン」

2021-12-01 06:42:53 | 政治
 約7万3000人の学生を擁する国内最大のマンモス私大、日本大学(東京都千代田区)の不正資金を巡る

事件は29日、大学運営最高責任者の刑事責任追及に発展した。理事長として長年君臨した田中英寿容疑者

(74)。業者との癒着など疑惑が絶えなかった。(奥村圭吾、三宅千智)


 5期13年という異例の長期政権を敷いた田中容疑者。日大相撲部時代は学生横綱にも輝き、卒業と同時

に職員として就職。体育会人脈を生かし、学内で地位を着実に築いていった。権力の源泉は「人事」だ。


 運動部を統括する保健体育事務局長、約120万人の卒業生を束ねる「校友会」会長などを務め、2008年に

経営トップの理事長に就任。「当初は『おまえたちがそう言うなら』と、周りにも耳を傾ける人だった。そ

のうち異論を述べる人を排除するようになった」。元理事の1人は振り返る。


 国が主導した大学のトップダウン化の流れに乗じて13年、組織改編で理事長は教学トップの学長より上の

位置付けに。権限を集中させた田中容疑者は「人事権を駆使して独裁体制をつくっていった」と元教授は振

り返る。(東京新聞 2021年11月29日)


「人事」⁉何処かで盛んに言われていた文言だ。自民党の安倍元総理、菅前総理が権力を握った後に誰も逆

らえないようにする為に使った手法で、言うことを聞かなければ当然立場を追われる。言う通りにすれば出

世が待っている。週刊誌上で数々の疑惑が報道されながら、何の説明もないままうやむやになっているのが

日本の現状だ。


日本では政治家、官僚、大企業の汚職、不祥事が後を絶たないが、これらをしっかり断罪しないと前に進む

ことが出来ない。日本の30年という長い低迷はここにある。ルールを守った上での公平な競争を促してい

くことが、健全な社会を形成していく、それが信用に繋がり経済を発展させていくことになる。
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