よしーの世界

好きな神社仏閣巡り、音楽、本、アートイベント情報を中心にアップします。

IOCコーツ副会長「私も選手たちも観客見たい」

2021-06-12 08:02:35 | 政治
 IOCのコーツ副会長はオーストラリア・シドニーで記者団の取材に応じ、「私も選手たちも観客を

見たいと思う」と語った。


 日本のスポーツイベントが有観客で行われていることを強調し、「日本政府が決めることだが、(

観客数は)会場ごとに異なると思う。全て同じ割合ではないだろう」とも話し、東京五輪では会場別

の上限を設定するとの見解を示した。(スポニチアネックス 6/12 土)


日本のワクチン接種はまだ始まったばかり、65歳以上で1回接種が29.1%、2回接種が4.4%。総人口で

は1回接種が12.5%、2回接種4.3%(6月10日時点 日本経済新聞)でしかない。毎日発表される新型

コロナ感染者数は下げ止まりで、6月20日を期限としている緊急事態宣言の解除も厳しい状況だ。


報道ではワクチン接種が進んだ欧米の情報が中心で、感染が拡大している東南アジアやアフリカの国々

の現状は全く分からない。オリンピックには欧米の国だけではなく、ワクチン接種がコロナ感染拡大に

追いついていない国も参加するのだ。そしてそれらの国々のマスメディアも来日する。未だコロナが収

束していない日本に10万人近くが来日することで五輪後に感染拡大しても不思議ではない。


IOC関係者のオリンピック・ファミリーは3000人来日することになっており、彼らは特別待遇を受け

る為だけにやってくる。どの競技場でも1番良い席が用意され、宿泊は高級ホテル、しかもIOCの負

担額は約4万4千円までで差額は(彼らが宿泊予定の「グランドハイアット東京のプレジデンシャル スイ

ートは1泊98万2000円)組織委が負担する。五輪後に日本でコロナが再拡大しても、日本が不況に陥っ

ても何の責任も問われることはない。


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ELP - Promenade & The Gnome (Fixed the lag)

2021-06-11 06:52:46 | 音楽
神奈川は晴れて気温も上がってきています。梅雨入り前に暑くなってきて、今週は真夏日も経験しま

した。寒暖差が激しいので体調管理に気を使いますね。



ELP - Promenade & The Gnome (Fixed the lag)


クラシックの曲をテーマにしたものでダイナミックです。ロックの世界観を拡げたEL&Pはスゴイ

実力を持ったスーパー・トリオでした。今聴いても素晴らしい!
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イスラエルがすごい   熊谷徹

2021-06-10 06:51:21 | 
内向きな日本では海外の情勢を伝えられることが非常に少ない。以前はそれ程とも思わなかったのです

が、最近のテレビ番組は、日本はスゴイとか、とてもいいという内容のモノが多く、アメリカに関連す

るニュース以外は外国のモノは少ない。ましてや中東の国イスラエルに関しては最近も隣国パレスチナ

との衝突がニュースで流れ、戦争の絶えない国という印象しかない。


イスラエルは今や中東のシリコンバレーとして、元々アメリカとの強い結びつきがあったのが、ドイツ

、さらには中国との関係が緊密になり、各国との貿易額もすさまじい勢いで増え続けているという。大

企業を守ることが優先される日本では各民間企業の動きも鈍く、ハイテクノロジーをめぐる国際連携が

急速に進む中、完全に出遅れているという。


本書では米インテルがイスラエルの自動車関連ハイテク企業モービルアイを買収する話から始まる。読

み進めていくうちに、イスラエルのベンチャー企業が国防軍出身者によって次々に誕生していることに

気づかされる。そういえば「ルンバ(ロボット掃除機)」も軍事技術の応用から出来た物だった。やは

りIT技術は軍関係が最先端なのだ。


日本はガラパゴス化を指摘されてズイブン経つ。政府による大企業優先政策で自らリスクを取ろうとす

る企業は皆無で、素晴らしいアイデアを持つ小さい企業は資金不足で技術革新が進まない。大企業がい

つまでも自社開発に拘らず海外に目を向けて、新たな道を切り開かなければ日本の未来は暗い。


イスラエルがすごい       熊谷徹             新潮新書
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人種差別をなくす実験授業(Eテレ)

2021-06-08 06:52:32 | 日記
この授業に参加したロンドン南部の白人、黒人、東南アジア系中学生たちの戸惑い、不安、焦燥感がこ

ちらまで伝わってきた。日本ではあまり取り上げられない人種差別というキーワード。アメリカやヨー

ロッパ、世界中で日常的に起きている問題。特に最近アメリカでの「ブラック・ライブズ・マター運動」

には驚かされたが、日本では現象面しか報道されていないと感じる。


授業の中で白人の子たちは「自分は差別主義者ではない」と胸を張っていたが、無意識の偏見に気づか

されていく過程には胸が詰まる思いになる。ちょっとした言動で「レイシスト(人種差別主義者)」の

レッテルを貼られるかもしれないと日々思っているという。クラスは色々な人種がいるが、白人だけに

分けられると極端に気弱になっていく。


カラードに分けられた子たちは今までに差別を受けた経験があり、逆に開き直って、次々に発言して賑

やかになっていく。さらに東南アジア系の子たちは白人でもなく、黒人でもないということに傷つけら

れることが多いと告白する。


授業の最後に同じスタートラインに立った彼らは、今までの経験から優位性、非優位性を思い知らされ

差別は社会に厳然とあることを改めて知る。日本の教育ではタブーとされることが多い。しかし世界は

現実にあることを生徒たちに知らせ、克服していくにはどうするかを考えさせる方に向かっている。知

識を詰め込むだけの授業では通用しない。
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アルゲリッチ 私こそ、音楽!(2012年仏、スイス映画)

2021-06-07 07:00:22 | 日記
天才ピアニスト、アルゲリッチの半生を描いたドキュメンタリー映画は三女ステファニーが撮影、監

督をしている。時々密着するカメラにイライラを感じさせながら、実の娘の撮影に素顔をさらすシー

ンも多く、アルゲリッチの演奏に入る時と普段の違いの大きさが際立っている。実力、人気とも備え

たピアニストは忙しい。時間に追われ、世界各地をドンドン移動し、時には笑顔でファンに接する。

オンの時間から解放されたときには全く違う顔を見せる、そんなアルゲリッチも魅力的だ。


アルゼンチン出身の世界的ピアニストは今でも数少ない。地理的に不利な要素を跳ね除け、成功を掴

むまでには紆余曲折がある。ステージママのファニータに対する反発もあり、不機嫌な若いアルゲリ

ッチも登場する。ピアニストは孤独だ。たった一人で全てを表現しなければならない時もある。沢山

の経験が演奏の幅を広げる助けにもなる。例え自分にとって憂鬱な出来事でも。


アルゲリッチの演奏を聴いていって、アルバムに影響を与える体験が自ら語られることは貴重だ。C

Dでも出ているラヴェルの「夜のガスパール」を録音していた時はお腹に子供がいて、妊婦の音楽だ

と語っている。もっとうまく弾けたとも聞こえるが、聴いてみるとこれは名演だ。アルゲリッチの演

奏は沢山いいCDが出ているが、前述したものとシューマン「子供の情景 作品15」「クライスレリ

アーナ 作品16」とシャルル・デュトワ指揮のショパン「ピアノ協奏曲第1番、2番」は是非聴いて

ほしい。
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