Route 136

国道136号線―セラピストの日記

日本の風習―神棚

2010年08月06日 | 日本のこと
今朝もいつものように神棚の水をとりかえました。
榊の水は父がやっております。
毎日淡々と。

榊は近所の農家のおじさんが頻繁に持ってきてくれるので、絶やすことがありません。
ありがたいことです

ところで、神棚にむかって右側の榊の方が枯れやすいということ、ご存じでしたか?
ほぼ毎日神棚を見ておりますとよくわかります。
父もそう申しておりました。

これは地元の神様(氏神)が巡回をした時に、右側の榊に宿り、家の穢れ(気枯れ)を祓ってくれているからだそうです。
神様の世界からしたら榊は大きな森に、器の水は広い湖になっているとのことです。
森林浴と水浴びをされながら各家庭を毎日巡っているのですね、きっと。

日本のこの風習、よくよく考えてみるとすごいことだと思います。
木と紙(お札)とお水だけで神祀りを何千年と続けてきたのですから。
とてもシンプルですが、シンプルだからこそ、原点を感じませんか

呪文を唱えることもなく、ただ2礼2拍手。
出てくる言葉はただただ感謝のみです。
歳とともにそう思えるようになりました

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