先日10月8日は皆既月食がありました。
星の文化館では「皆既月食観望会」と題して、通常の天文台の望遠鏡のほかに中庭と「星降る広場」にも望遠鏡や双眼鏡を出してお客様をお迎えいたしました。
天文クラブ「ティコ」の内野さん、塩塚さん、山下さんらもボランティアで駆けつけてくださいました。 準備は万端です。
午後6時23分、山の端から既に少し欠けた月が昇ってきました。
約10分おきの連続撮影です。 昇りながら月は次第に欠けていき、19時25分には全て欠けた皆既食になりました。 赤銅(しゃくどう)色の神秘的な月の姿です。
こちらは望遠鏡にカメラを接続しての撮影(時間ごと個別に撮影した月を合成)
皆既食は1時間ほど続き、20時25分から少しずつ満ちはじめ、21時35分には満月の状態に戻りました。
途中少し雲が出て心配されましたが、結局最後まで晴れ、天候も良かったこともあり、星の文化館には100名以上のお客様に来ていただきました。
皆既中には月明りで見えなかった夜空が満天の星空にかわり、「おお~」という大きな歓声が彼方此方であがっていました。
次回の皆既月食は2015年4月4日ですが、皆既食の時間は4分程の短い時間となります。
その次は2018年ですので、今回は最高の条件だったと思います。
皆様のおかげでとても良い観望会だったと思います。 ありがとうございました!