週刊☆彡星野村

星野村スタッフの新着情報や身近な話題をご紹介!!

朝のかわいい訪問者

2017年05月31日 | 季節の話題

皆さんこんにちは、 ron です。

朝、茶の文化館に出勤すると、誰もいないはずのホールから、窓をコンコンと叩く音が聞こえてきます。何かなと怪訝に思って見に行くと、野鳥です。ホールに閉じ込められて、窓を抜けて外に出ようと必死にもがいている音でした。黒い体に灰色っぽい羽根と白い腹。シジュウカラです。

捕まえて逃がそうと思いましたが、手の届かない高いところにいて、近づいても警戒してバタバタとすぐ飛んで逃げていきます。諦めてとりあえず館内の窓をすぐに全開。排煙窓まで開けて出口を作りましたが、なかなか出て行ってくれません。

そうすると中庭のほうからツツピー、ツツピー、ツツピーと鳴く声が聞こえます。木の枝にシャンと背筋を伸ばして、黒いネクタイとスーツを着こなすサラリーマン。こちらもシジュウカラです。首のネクタイの模様がくっきりと大きく、こちらはオスのようです。でもいつもと少し様子が違います。普段はちょっとでも動くそぶりを見せると警戒して逃げてしまうんですが、今日はなかなか逃げないのです。

少し近づいてみても、ツツピー、ツツピーと鳴きながら逃げようとはしません。どうやら閉じ込められたシジュウカラとツガイのようで、鳴きながら心配そうにこっちを見ています。

幸い館内に閉じ込められたシジュウカラは茶の文化館のスタッフの手も借りながら(ひと騒動でしたが・・)排煙窓から逃げ出すことができました。ずっと鳴いていた中庭のオスもその後すぐいなくなったので、きっと再会できてるはずです。

初夏の朝のひとコマでした。

[ron]


星野村ホタル情報!

2017年05月26日 | ニュース

みなさんこんにちは! ronです。

星野村のお茶摘みも終盤に近付き、棚田にも水が張られたところも見られるようになりました。そして先週あたりからチラホラとホタルが飛び始めています。そこでちょっとカメラを持って近くの川でホタル撮影に挑戦!

撮影場所は星野川支流の元椋谷小学校付近の小さな川。

いざカメラを構えても、遠くの田んぼで固まって光っています。水辺の居心地がいいのかなかなかこっちまで来てくれません。今日は雲が多く、空も明るかったので、ホタルは飛びにくいのかなぁと撮影を諦めかけたのですが、午後8時半を過ぎたあたりから、次第に雲も晴れてきて小川周辺も暗さを増してきました。

次第にホタルも活発に動き初め、撮影場所の周辺まで飛び回ってき始めたのでここぞとばかりにパシャッ

なかなかいい感じでホタルたちが踊っています
6月上旬当たりがピークかな。ホタルたちのダンスはまだまだこれからが本番です

ronでした。それではまた

 


紅茶審査会やってみました

2017年05月25日 | 季節の話題

星のふるさと公園の木々は日に日に緑の濃さが増しています。
皆さんいかがお過ごしですか? ron です。

さて先日は紅茶づくりをアップしたのですが、その後さらにkazunori くんが何度も試作を重ねています。実は茶の文化館での体験工房での新メニューを検討していて、その実現に向けた試作です。

前回のブログ以降に作った紅茶を合わせて全8点。今日はそのお茶を飲み比べてみました。使用した茶葉は茶の文化館の入口のお茶やkazunori くんの自宅のお茶を原料としています。

左から作った日付順に並べて審査。それぞれ萎凋(いちょう)や揉捻(じゅうねん)、そして発酵の時間を変えて作っています。プロが作るのと違い、身の回りにある材料と道具を使わなきゃいけないし、時間がかかりすぎてもいけない。そして難しすぎてもいけないけど、だからといっておいしくなければ意味がない!(ここが一番重要)という条件の元、できあがった紅茶の味を吟味。

器ひとつに茶葉を2g、そこに熱湯を注ぎ、葉の開きと香り、そして水色(すいしょく)を見ます。

まずは香りを確かめて・・・

一つだけではあまり特徴が見えないのですが、こうして一度に比べるとその違いが歴然!

星野茶はうまみが多く、苦みの成分が少ないためその分紅茶特有の香りが出にくい、というハンデがあります。もちろん紅茶用の品種のお茶を使えば解決するけどそれでは面白くない。せっかくなら身近にあるお茶を使って作りたいのです。紅茶特有の香りは、萎凋香と発酵香のバランスですが、星野茶の場合は花のように香る萎凋香がとてもよいため、そちらに特徴を見出したほうがいいのではないか、という方向性で進めています。ただ萎凋香が強すぎるとほとんどウーロン茶になってしまうのでそのさじ加減が難しい・・・

全8点の水色。発酵具合、火入れ具合によってかなり色が変わっています。それぞれ香りも全く違い、カラメルのような香りや、果実のような香り、そして右2点は包種茶のような、フローラルな心地よい香りが漂っています。味はどれも渋みがほとんどなく、濃くてもとても飲みやすく喉を通ります。

今回の試飲では、右から3番目のお茶の製造法をベースに体験要領を作っていくことになりました。7月あたりに実際の紅茶づくりのイベントを企画していく予定です。決まり次第星のふるさとのホームページやこのブログでお知らせします。

ぜひ皆さんお楽しみに!
ron でした。

 

 


星のふるさとインスタはじめました!

2017年05月17日 | ほしのそら~instagram

星野村は若葉の緑に包まれています。
皆さんいかがお過ごしでしょうか? ronです。

さて、星のふるさとのホームページの3月からのリニューアルに合わせて hossy君のインスタグラムを始めました
星のふるさとのホームページ左側にリンクを張っていますが、その名も「ほしのそら」。星野村の美しい空、草花や里山の風景などその時々の瞬間を撮影し投稿しています。ジャンルは特に決めていなくて、今のところは花などの植物が多くなっています。

日記をつけても3日も続けばいいほうのronですが、このインスタはもう1カ月以上けることができました。そこで一区切りとして4月に撮影したインスタ用の画像の中からお気に入りの5つをご紹介します

画像はサムネイルをクリックすると大きくなります。まずはこちら。


タイトル「烟(けぶり)立つ船着岩(ふなつきいわ)」
茶の文化館の駐車場からは船着岩がよく見えます。画像では中央右寄りに霧の手前に少しポコっとしている岩陰が見えますが、それが船着岩です。遠い昔、神様が船に乗ってやってきて、この岩に船をつないでこの地に下りられた、という言い伝えの残る岩です。その岩周辺から立ち上る靄が神々しくて思わず撮影。

次はこちら

タイトル「茶の文化館からの夕日」
こちらも茶の文化館で撮影。星野村で夕日といえば星野焼の夕日釉(ゆうひぐすり)。まさにその色のような輝きの太陽がゆっくりと沈んでいました。夕陽に焼けた空の色もまた格別。

そして夜の撮影に挑戦してみたのがこちら、

タイトル「へびつかい座と茶の文化館」
全てカメラ任せの素人撮影で恐縮ですが、東の空に春の星座のへびつかい座が上ってきていたので撮影。もうちょっと待つとさそり座も出てきます。夏までには天の川が撮れるようになれたらいいな

そして次は

タイトル「朝露とツボスミレ」
草の緑の中に薄紫のかわいい花が咲いていました。近寄って見ると朝露が宝石のように花を飾っていたので思わずパチリ

そして最後がこちら、

タイトル「水鳥と桜」
麻生池をぐるっと歩いていたらちょうど山桜(中央)とソメイヨシノ(右)が木の間から見えてきました。撮影しようとカメラを準備しているとカイツブリが悠々と泳いできて、これはシャッターチャンスと思った矢先、そこに合鴨が着水。幻想的な瞬間でした。

ここに挙げたのはほんの一部。1日1枚で週に4~6枚を目指して投稿しています。そして基本的には撮影後1時間以内にはアップしています。

星のふるさとのインスタはこちら→https://www.instagram.com/hossy_hoshinofurusato/

ぜひみなさん気軽にフォローして下さいね
ronでした。

 


紅茶、作ってみました

2017年05月11日 | 季節の話題

ゴールデンウィークも終わり、これからが玉露茶摘み本番の星野村です。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。ronです。

さて今日は茶の文化館のスタッフkazunoriくんと館内の体験工房で紅茶づくりです。まずはこちら。

ゴールデンウィークの釜炒り体験で残った生葉およそ2kgを準備。お茶を摘んで何日か経っているのでいい具合に萎凋(いちょう:水分が抜けしおれた状態)しています。

次にこの茶葉は機械摘みのため、丁寧に茎を取り除きます。

あとはムシロの上でひたすら

揉むべしっ!

揉むべしっ!

揉むべっ…こっ腰が、、

揉むこと約2時間、体が悲鳴を上げ始めるころ、葉っぱはだんだんと撚られてきて発酵も始まり、さわやかなリンゴのような香りに包まれます。工房内はこんないい香りに包まれているのに、kazunoriくんは「鼻づまりでにおいが分からんです」とか言ってます。

次は発酵。正確には茶葉内の酵素による「酸化」ですが、風通しのよい適度な湿度と温度の室内で放置することおよそ2時間。先程のリンゴのような香りが少しずつ落ち着いて、花の蜜のようなしっとりとした甘い香りがしてきました。

最後は乾燥。今回はホットプレートを使用。設定温度は焦げないように「保温」で。
時々ひっくり返しながらじっくり乾燥させることおよそ1時間。

出来上がりはこんな感じ。写真の具合で真っ黒に見えますが、実際はもうちょっと明るい色です。

お味は…

Taste good

お湯を注ぐとキャラメルのような甘い香りが漂い、渋みはほとんど無く、かすかな酸味が味に深みを与えています。二人の苦労の甲斐もあり、とてもおいしい飲みやすいお茶に仕上がりました。

紅茶づくりは工程自体は意外に簡単で、ご家庭でも気軽に挑戦できます。ここではムシロの上で揉みましたが、まな板や大き目のトレーの上でもできます。ご自宅にお茶の木がある方はぜひ試してみて下さいね。

それではまた! ronでした。