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スーパームーンと月見団子

2015年09月30日 | 天文台日記

9月27日は中秋の名月、28日は2015年視直径最大の満月(俗にいうスーパームーン)で、月を見上げられた方も多かったのではないでしょうか?

上の写真は今年最小の満月であった3月6日(左)と、今年最大の満月であった9月28日(右)の月を、同カメラ、同レンズで撮影し、大きさを比較するために合成したものです。

見掛けの大きさで約14%、明るさでは3割も違いがでるそうです。 こうして比較すると大きさの違いがハッキリとわかりますが、肉眼で見ただけでは半年前の月の大きさを覚えておられる方はほぼいないかと思われますので、そんなに大きくなっていると感じた方は少なかったようです。

それよりも、月が昇ってくるときや、沈むときに大きく感じられます。 これは錯視によるもので実際に月が大きくなっているわけではありませんが、高く昇った月に比べて約2~3倍大きく感じてしまうそうです。   「何時に一番大きくなるのですか?」という問い合わせ等も多いのですが、スーパームーンを見るならやはり、その大きく感じる月の出をおすすめしたいところです。

そんな小難しい事はともかく、星の文化館では「お月見」ということで、お団子を来館者に先着で振る舞いました。

写真は少し食べてしまった後なのですが、満月を愛でながらの団子とお茶は最高でした。

 

天高く馬肥ゆる秋、ぜひ星の文化館に星や月を見に来てくださいね。      samでした。