旧・福島尋常中学校本館 《国重要文化財》
この建物は、明治22年(1989)3月、福島市にあった「福島尋常中学校」を、県の中央である郡山市(当時・安積郡桑野村)に移転し、本校舎として新築された、県内最古の旧制中学である。
玄関のポーチやベランダなど、鹿鳴館的な洋風技術を取り入れた、木造総2階の校舎で、当時の人々はこれを「桑野御殿」と呼んで目を見張ったという。
昭和48年(1973)3月、県の重要文化財の指定を受け、昭和52年(1977)6月、国の重要文化財に指定された。昭和55年(1980)、「半解体修理」の復元工事を完成させ、昭和59年(1984)より、財団法人「安積歴史博物館」として利用されている。
館内には、当時の卒業生である高山樗牛(たかやま ちょぎゅう)、久米正雄、中山義秀などの作家、あるいは京都帝大総長の新城新蔵、小西重直、国際的歴史学者朝河貫一などの資料のほか、旧制中学から現在の安積高校に至る、福島県の中等教育のあゆみなどを展示してある。
平成23年(2011)3月の東日本大震災では内部の壁面はほぼ剥がれ落ち、基礎石も大きくずれた。しかし、外部はほぼ無傷で1年6か月にも及ぶ修復工事で現状復帰を果たした。平成26年(2014)9月安積高等学校は創立130周年を迎え、旧本館は創立125年を迎えた。(案内板より)
地図を見ていたら郡山市に『細沼町』があるのでびっくりしました
細沼郵便局と細沼教会に先に行きました。地図って楽しいですよね~
まだ飾ってあります→