《内容》
財務大臣が刺殺された。犯人は完全黙秘。身元不明のまま起訴される。特命の極秘捜査にあたる警視庁公安部警部・青山望が突き当たったのは、政治家と暴力団、芸能界が絡み合う壮大な「戦後の闇」だった。捜査手法、情報戦の実態など公安出身者にしか書けない圧倒的なリアリティで描く、インテリジェンス警察小説の新シリーズ。 (紹介文より)
《内容》
財務大臣が刺殺された。犯人は完全黙秘。身元不明のまま起訴される。特命の極秘捜査にあたる警視庁公安部警部・青山望が突き当たったのは、政治家と暴力団、芸能界が絡み合う壮大な「戦後の闇」だった。捜査手法、情報戦の実態など公安出身者にしか書けない圧倒的なリアリティで描く、インテリジェンス警察小説の新シリーズ。 (紹介文より)
《内容》
寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部源五と、名家老と謳われ、幕閣にまで名声が届いている松浦将監。幼なじみで、同じ剣術道場に通っていた二人は、ある出来事を境に、進む道が分かれ、絶縁状態となっていた。二人の路が再び交差する時、運命が激しく動き出す。第十四回松本清張賞受賞作。 (紹介文より)
《内容》
盗賊団黒猫組の五人は静養を兼ねて、元盗人が隠した金子を探しに箱根へ旅立った。そこで、黒猫組の一員で旗本の四男坊の如月剣四郎は、育ての親でもある轟釜之助を斬った白面の剣客・時雨京之助に偶然出くわす。この日を待ち望んでいた剣四郎は敢然と挑むのだが、果たせるのか、養父の仇。大好評シリーズ第三弾。 (紹介文より)
総持寺さんの枝垂れ桜、先週の金曜日(6日)はまだ蕾だったのに
今日、前を通ったら咲き始めていた
これは梅?同じ木から白い花も
これは椿みたい。
《内容》
かつて一刀流道場の四天王の一人と謳われた瓜生新兵衛が、山間の小藩に帰ってきた。一八年前、勘定方だった新兵衛は、上役の不正を訴えたが認められず、藩を追われた。なぜ、今になって帰郷したのか?新兵衛を居候として迎えることになった甥の若き藩士、坂下藤吾は、迷惑なことと眉をひそめる。藤吾もまた、一年前に、勘定方であった父・源之進を切腹により失っていた。おりしも藩主代替わりをめぐり、側用人・榊原采女と家老・石田玄蕃の対立が先鋭化する中、新兵衛の帰郷は、澱のように淀んだ藩内の秘密を、白日のもとに曝そうとしていた―。 (紹介文より)
―――当時は何とも思わなかったが、生き生きとした自分がそこにいたことは間違いない。
(あの若者たちはどこへ行ってしまったのだろう)
皆それぞれに生きたきた澱を身にまとい、複雑なものを抱えた中年の男になってしまった。もはや昔のように率直に胸中を明かすことなどできはしないだろう
―――性格は違っても、ふたりとも純粋な志を持った明るい青年だった。
それが、永い歳月の後、それぞれが境遇は異なっても人生の苦さを胸に秘めた寂しさは似通っているように思える
《内容》
刀、女、酒。 熱くたぎった天才鍛冶の波乱の日々! 利休(りきゅう)、虎徹(こてつ)、そして…新たな“鬼” 幕末の名工を直木賞作家が描く! 「この刀はおれです。おれのこころです。折れず、撓(たわ)まず、どこまでも斬れる。そうありたいと願って鍛えたんだ」 信州小諸(こもろ)藩赤岩(あかいわ)村に生まれた山浦正行(やまうらまさゆき)、のちの源清麿(みなもとのきよまろ)は、9つ上の兄真雄(まさお)の影響で作刀の道にのめりこむ。大石(おおいし)村の村役人長岡(ながおか)家に17歳で婿に入るが、その熱情は妻子をおろそかにさせるほどたぎるのだった……。 (紹介文より)
《内容》
九年前、廻船問屋に盗みに入った義賊・黒猫組が、何者かに待伏せされ仲間のほとんどが斬り殺された。生き残った五人は、黒猫組を再結成し、仇討ちしようと意気込む。そして、黒猫組の一員で旗本の四男・如月剣四郎の活躍で、襲ったのは闇鴉の又蔵一家であることがようやく判明する。好評シリーズ第二弾。 (紹介文より)
《内容》
七夕の笹竹に短冊を結びつけることを「願の糸」という―立場茶屋おりきでも、みずきらに交じって先の震災で親兄弟を失った子供たちが、短冊に各々の願い事を認めていた。そんな折、おみのが暇をもらいたいと言い出した。どうやら人に言えない深い理由があるらしい…(「願の糸」より)。表題作ほか「夏の果」「走り蕎麦」「柳散る」の全四話を収録。市井の人びとの優しさと人生への希望、そして季節の美味しい料理…。書き下ろしシリーズ第九弾。 (紹介文より)
《内容》
抜け荷で巨財を築く加賀藩前田家と、幕府の大立者・田沼主殿頭意次の対立が激化。憂慮した九代将軍家重の側用人・大岡出雲守忠光は、三田村元八郎に火消しを命じる。その矢先、福井藩の領地で異国船の焼き討ち事件が発生。探索の命を受けた元八郎は能登忍の襲撃をかわし北国街道をひた走る。やがて判明する田沼の野心と加賀藩の秘事とは。壮大なスケールで織りなす人気シリーズ最終巻。 (紹介文より)
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