《内容》
小国ナスミ、享年43歳。息をひきとった瞬間から、その死は湖に落ちたひと雫の波紋のように、家族や知人へと広がっていき…。命のまばゆいきらめきを描いた感動と祝福の物語。5年ぶりの小説、第2作。 (紹介文より)
―――思い出して泣ける・・・
《内容》
小国ナスミ、享年43歳。息をひきとった瞬間から、その死は湖に落ちたひと雫の波紋のように、家族や知人へと広がっていき…。命のまばゆいきらめきを描いた感動と祝福の物語。5年ぶりの小説、第2作。 (紹介文より)
―――思い出して泣ける・・・
《内容》
明治末期に来日したアメリカ人建築家、メレル・ヴォーリズ。華族の娘と結婚後、日米開戦前に日本に帰化し、終戦後は国体護持のために奔走した。「青い目の近江商人」の壮絶な一代記。(紹介文より)
《内容》
子どもは育つ。こんな、終わりかけた世界でも-。戦前生まれの晶子と若いカメラマンの真菜、全く違う2つの人生が大震災の夜に交差する。大切なものを教えてくれる感動の長編小説。(紹介文より)
《内容》
永禄3(1560)年、京の街角で三人の男が出会った。食い詰めた兵法者・新九郎。辻博打を生業とする謎の坊主・愚息。そして十兵衛…名家の出ながら落魄し、その再起を図ろうとする明智光秀その人であった。この小さな出逢いが、その後の歴史の大きな流れを形作ってゆく。光秀はなぜ織田信長に破格の待遇で取り立てられ、瞬く間に軍団随一の武将となり得たのか。彼の青春と光芒を高らかなリズムで刻み、乱世の本質を鮮やかに焙り出す新感覚の歴史小説!! (紹介文より)
―――己にとって本当に大事なことは、おぬしの棒振りと同様、人に聞いたぐらいで分かるものではない。懸命に考えて、初めて自分なりのものが見えてくる。それも最初の一歩だけじゃ。それでようやく一歩進んで、次に二歩目がおぼろげに見えてくる。すべてそうしたものだ。
《内容》
裕福だった過去に執着し、借金を重ねる母と弟。一族の災厄から逃れたはずの奈津子だが、突然、夫が不治の病にかかる。だがそれは、奇跡のような幸運だった―夫とめぐる失われた過去への旅。第147回芥川賞候補作。 (紹介文より)
《内容》
太刀川要は、深夜、山のなかをドライブ中に黒い大きな犬をはねてしまう。あわてて犬のもとにかけよると、車との接触でできたとは思えない大きな切り傷からの出血で、半死半生の状態だった。動物病院での治療の甲斐あって黒犬は助かったのだが、ペットたちが激しく怯えて困っている、と獣医から連絡が入る―。こいつはいったい何者なんだ?あんな時間にあんな場所で、いったい何をしていたのか?奇妙な共同生活を始めた要と黒犬を待ち受ける現実とは―。 (紹介文より)
―――人間とは、自分の見たい事実しか見ない生き物だ。見たくない事実には目を瞑る。見なかったことにする。分からないふりをする。 心の弱さだ。 むろん、俺を含めての話だ。
《内容》
誰の心にもある、その人への思い 前作『嫁の遺言』で伊集院静氏、角田光代氏から「人間描写の達人」と評された新鋭、加藤元。待望の新刊は母と娘をテーマにした書き下ろし小説です。物語は、4名の女性を主人公に、ロンド形式で進んでいきます。母とわかり合えない気持ちのまま先立たれてしまったハルカ。幼い頃から自分と母を仲良し母娘と信じてきた妊婦の菜摘。小さな頃からすべての基準が母親にあり、疎ましく思いつつもどこかで手を離されるのを怖れている千晶。女としての母の側面を大人になっても受け入れられず、母を赦すことができない芙由子。物語は彼女たちを軸に、その兄妹、夫、父親、義母、義父、友人、子供…。様々な目線、エピソードが加わり、必ずどこかしらで共感を呼ぶ、心にじんわりとしみわたる家族小説となっています。特に女性は必読の書。震災後、家族との絆を大切に思う読者たちの心に響く、ハートウォーミングな傑作の誕生です。読後、温かな涙が心を潤すこと必至です。 (紹介文より)
《内容》
バブル崩壊前夜、4LDKの分譲団地を購入した織部家。都心から1時間、広大な敷地には緑があふれ、「ニュータウン」と持て囃されたが、築30年を過ぎ、母の頼子は理事会で建替え問題に直面。が、議論は住民エゴの衝突で紛糾、娘の琴里は資産家の息子と出会い、一家は泥沼からの脱出を夢見る…。 (紹介文より)
おすすめ!
《内容》
殺し屋チャンスは、バスジャック犯から乗客を救ったことで、一躍ヒーローとして日本中から注目を浴びた。だが、それが原因で裏社会の“育ての親”に頭を撃たれる。死の淵を彷徨うチャンスが、神様から贈られたものとは…。 (紹介文より)
おすすめ!
《内容》
平成22年4月27日、殺人罪に対する公訴時効は廃止された。諏訪の主婦殺人事件はこの先ずっと犯人を裁けることになったが、2カ月前に時効が成立していた松本の一家殺害事件には間に合わなかった。両遺族―惨劇の中でただ一人生き残った一家の長女・小岩井薫と、妻を殺された夫・原村俊介の思いは乱れながら、接近、交錯する。そんななか、時効になっていたにもかかわらず、松本の事件の犯人が自首し、後日殺される事件が起こる。警察は薫に疑いの目を向けた。俊介は薫のことを気にかけつつも、長年事件を追ってきた元刑事の寺山力らと共に、自身の事件の犯人とおぼしき男を追い詰め―。被害者遺族には「解決」の時が訪れるのか?驚愕と感動が待ち受けるミステリー渾身作。 (紹介文より)
―――人はそれぞれ苦しみを抱えて生きている。その苦しみには量や質の違いがあるだろうし、精神の成就具合によって痛みの感じ方も違う