9月5日(月)
週末に英気を養ったはずなのに、
1週間ぶりの出社は、とても疲れました(笑)。
先週、常念岳からなんとか下山して、
本当なら、打ち上げの店に行く前に
みんなで行くはずだった銭湯が松本城の近くにあって
残念ながら時間の関係で入らなかったんだけど、
その銭湯の前を通った時に、
思い出がフラッシュバックしてきました。
大学に入って、体育会のワンゲル部に入り、
当時、新大久保駅のすぐ近くにあったICI石井スポーツで
1番大きなキスリングやら雨具やら、革の重い登山靴を買って
最初の錬成合宿は丹沢でした。
荷物は重いわ、硬い登山靴のせいで靴擦れになり
靴下が真っ赤になったり、まぁ当時は下火になったとはいえ、
下山はあのキスリングに荷物一杯で走らされたりして、
泣きながら降りました。
6月の合宿では、南アルプスの甲斐駒ヶ岳に行ったのですが、
あの荷物で身体の硬い私には岩場が辛く、
それ以上に雨の中、延々と下山した時に、
ちょっと、もうついていけないから退部しようと
考えておりました。その6月合宿の前に、
全日合ワン(全日本合同ワンデリングだったかな)に
我が大学のワンゲル部も初めて参加することになり、
私も参加する事になっていたのですが、
その6月合宿で気持ちも折れて、
辞めるなら夏合宿前だろうと思っていたのですが、
その前に全日合ワンはキャンセルしたいと言えず
渋々参加したのでした。
各大学からランダムに編成された、
確か男性4名女性3名のグループでした。
私も含め確か一年生は4名だったかな、
他の大学との交流は初めてでしたし、
何よりみんなしっかりしていて、
優柔不断な性格の私は、さっそく先輩にイジられ、
大学に入って初めて心から楽しいという気持ちに
なりました。滅茶苦茶可愛い子もいたし(笑)。
そんな楽しかった日々はすぐに終わりを迎え、
グループのみんなで、松本城を見学してから、
一番近い銭湯に入って、松本駅まで戻り、
そこでみんなと別れたのですが、その銭湯が
まさにここだったのです。
渋々参加した全日合ワンで心を掴まれて、
辞めようとした気持ちはどこかに行ってしまい、
前向きな気持ちで夏合宿の北海道トムラウシに旅立ち
身も心もボロボロになったのでした(笑)。
考えてもみれば、かれこれ40年弱も前の出来事。
でも、あの時の事を鮮明に思い出しました。
この歳になっても自分が山登りをしているなど、
思いもよりませんでした。
何かのきっかけで、人生どう転ぶかなんて
本当にわからないものです。
そんな日のことを思い出せた今回の夏合宿。
昔があって今があるんだなぁ、と
しんみり思った週末でした。