放浪の記録

バイクツーリングの備忘録みたいなもの、だったのですが、最近ではお散歩花写真の記録になってしまいました。

2011夏 知床を満喫するぞと道東ツーリングへ(8/16その2 知床五湖を散策してウトロ編)

2011-08-28 17:29:57 | 旅行記

霧の知床峠をあとにして,R334を少しずつ下っていきます.
下るにつれて霧も薄くなり,だいぶ走りやすくなりました.

すると,なにやら車が何台も止まっています.あれ,事故かなと思ったら,エゾシカさんでした.
バイクを止めて,見に行くと,立派な角の鹿さんが3匹.仲良く笹の葉っぱを食べていました.

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家族連れの人たちは,携帯写真とってましたが,数メートルまで近づいても,気にせず葉っぱ食べてました.
人になれているんだなぁ.

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鹿さんを後にして,殆ど霧が晴れた頃に,知床五湖へとむかう道道93号の看板がみえました.
さっきまでは,珍しくてバイクを停めて写真をとったりしてましたが,この道は鹿さんだらけです.

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あんまり沢山いるので,なんだか日光の猿を連想してしまいました.

ときおり道路に飛び出してきたりするので,鹿さんをよけながら走ると,なにやら渋滞しています.
交通整理をしている人に聞くと知床五湖のPA待ちで,350mだそうです.

げげげっです.でも,バイクは別ですよと言われて渋滞の最後尾につきます.

すると案内の人がこっち来いと手招きしてます.観光バスに続いて,渋滞している車の列を横目にあいている車線をスイスイと走っていきました.
やっぱり観光地はバイクです.

駐車場のバイク置き場の隅っこにとめて,知床五湖の散策へと向かいます.

知床五湖には,無料ではいれる高架?の遊歩道と,有料の5湖を巡る遊歩道の二つがあります.
季節によって違うのですが,8月は簡単なレクチャを受けると,五湖巡りの認定証というのがもらえて,ルールに沿って観察ルートを歩くことができます.

これが立ち入り認定証です.

立ち入り認定証


レクチャと言うのは,簡単に言えば,決められたコースから出ない,あらかじめ声をだして熊に出会わない方法,熊に出会ったったときには,慌てて逃げないこと.
最後の手段は地面に伏せて致命傷を避ける方法だそうです.これが本当に役に立つ状況には遭遇したくないです.

さて,靴底をたわしでこすってから,知床五湖巡りです.

知床五湖ルートマップ


Bルート(long loop)という五つの湖をすべて回る,1時間半のルートへと歩き出します.

道路も渋滞しているし,遊歩道には数メートル間隔で人間も渋滞している状態なので,さすがのヒグマさんも恐れをなして出てこられないような気もしますが,観光地に熊が出没する事件も報道されたりするので油断は禁物ということで,なるべく,熊よけのベルをならしながら歩いている人の近くを歩くことにします.

歩き出して直ぐに五湖に出ました.

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次は,四湖かな.

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三湖です.

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知床五湖で,よく紹介される羅臼岳が見える風景です.曇っていますが..

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知床連峰の説明がありました.

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遊歩道の脇には,最初は何かと思いましたが大きなキノコが生えていました.

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二湖にでました.きれいです.

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ここから先は,木道にはいります.一湖の湖畔展望台が見えます.人が沢山です.

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展望台からみた一湖です.

知床五湖 一湖


木道を歩いてきます.

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反対側にはオホーツクの海がみえます.

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一湖を見下ろす風景です.

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それにしてもきれいなところでした.十分満足です.
最後に,パークサービスセンターというところで,コケモモのソフトクリームを食べてから出発しました.

今日の宿は,ウトロからちょっとだけ知床よりにある国民宿舎です.

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宿の前からウトロ方面をみるとこんな感じです.

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宿について,しばらく休憩..している暇も無く,まずは,コインランドリーでお洗濯です.
お洗濯の間に,お風呂に向かいます.

あれれ,結構混んでます.というか,洗い場のカランが二個しかないので,待ち行列というか待ち湯船です.
湯船自体も三人が精一杯かな.露天風呂もありますが同じくらいの広さです.

ちょっと茶色く濁ったお湯です.これは,釧路とおんなじ感じかな.こちらの方ちょっと薄い色です.
内湯がちょっと熱めですが,露天はぬるめで,今の時期に長く浸かるのにちょうどよい湯加減でした.

で,長く浸かっているとお腹がすいてきました.お風呂の後は,晩ご飯です.
国民宿舎って,当たり外れあるのですが,ここは当たりです.

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例によって固形燃料ものは,カスべというエイ仲間の鍋です.お刺身が,甘エビ、たこ、ホッキガイです.
そして,毛ガニ.これは,カニ付きのプランを選んだからですが.

生ビールのあとは,これ.
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ちょっとしてから,黒鱧の蒲焼き,地鶏の焼き物もでてきましたが,カニ食べるのに一所懸命で,なかなか他の料理に手が回りません.
折角温かい料理出てきたのに,カニ食べ終わった頃には,冷めちゃいました..それでも,美味しかったです.

部屋にもどって,しばらくTVを見た後で,もう一度露天風呂に入って寝ました.
明日はいよいよ,知床クルーズです.




おまけ:
翌朝の朝ごはんです.温野菜が美味しかった.

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温泉メモ:国民宿舎桂田
 ナトリウム・塩化物・炭酸水素泉,掛け流し.
 内湯はカランが二個しかないので,入る前に混み具合を確認した方がよいです.
 露天あり.オホーツク海が見えます.



2011夏 知床を満喫するぞと道東ツーリングへ(8/16その1 根室から野付半島のトドワラ,霧の知床峠編)

2011-08-28 11:48:24 | 旅行記
朝早く,カモメの鳴き声で起こされました.
海に近いせいなのか,季節的にカモメさんの恋の季節(子育て)なのか朝から騒々しいです.

君たちか....昨日からうるさかったのは.
写真には写ってませんが,ちょっと離れたところにもう一羽います.

根室のセグロカモメ


仕方ないので,目覚ましよりも早めに起床して,出発の準備をします.
まずは,気になる天気の確認です.
一階におりて外をみると..ありゃ,雨です. 

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天気予報を見ても雨雲が道東全般にかかっています.
まぁ,しょうが無いです.朝ごはんも早めに食べて,カッパを着込んで8:30ごろ出発しました.

今日は,風蓮湖,野付半島を通って羅臼へ.そのあと知床峠を通り知床五湖へと向かいます.雨ですが盛りだくさんです.

この後GSがどれくらいあるか不安なので,根室の市街地のGSで給油しておきます.
ガス入れたら,こんなのもらいました.いつの間にやら願いを発信していたようです.

根室証明書

根室証明書-裏


R44沿いを走って,30分ぐらいで風蓮湖のほとりの道の駅スワン44というところにつきました.
朝早いので,それほど人はいませんでした.カッパを着込んで館内見学するのも気が引けたので,外の展望台から写真撮ります.

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代表的な動植物だそうですが,雨のせいか何も見えません.

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この後は,R243からR244をひたすら走って,道の駅「おだいとう」で一休みします.野付半島の先っちょの反対側にあります.
叫びの像だそうです.

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2階に展望台があり,お天気がよければ野付半島や国後島が見えるそうですが,ここでも雨で何も見えないので休憩だけして直ぐに出発します.

先ほどの道の駅から見えなかった野付半島へと向かいます.先っちょのトドワラを目指します.
雨なので,のんびり風景を見ながら,とうよりも道路に出来ている大きな水たまりをよけながら走ります.
ちょっと右側の海岸沿いをみるとキタキツネがお散歩してました.

R244から道道950フラワーロードという道にはいり,トドワラのネーチャーセンターという施設に到着しました.

トドワラ側の風景です.

トドワラネーチャーセンターから


どれがトドワラなんだろうと探してもそれらしいものは見当たりません.
どうやら,遊歩道があって,そこから見るようです.

レインウェアは着ているので,そのまま遊歩道に突入しようかと思いましたが,ヘルメットを脱ぐと頭がぬれてしまいます.
カメラももって歩くので,バイクに戻って小さな折りたたみ傘を引っ張り出して,遊歩道へと向かいます.

遊歩道の入り口近くに野付半島の碑がありました.

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ところが,遊歩道を歩いていても,周りは草ばかりで,湿原の中を歩いているようです.

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最初に確認してませんでしたが,この遊歩道1.2kmくらいあるそうです.

遊歩道の脇をなにやら馬車が走っています.
なんだ,こんな乗り物もあったのか..

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いいんだ,自分の足で歩くんだモ~ンと,15分以上歩いたでしょうか.
やっと,視界の開けた場所に出ました.なるほど,トドワラの風景です.

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トドワラに満足して,来た道を引き返します.何も考えずにひたすら歩いて来た道をひきかえしました.

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ブーツに水がしみてきてちょっと冷たくなった頃,ネーチャーセンターに戻りました.
少し休憩して,出発です.R244に戻り,知床半島へとつづくR335に入ります.

雨の中ひたすらはしって,約1時間くらいで,道の駅羅臼に到着しました.
この道の駅,駐車場が狭いですね.たまたま空いた場所止めましたが,ラッキーでした.
ちょうどお昼を過ぎて1時近い時間だったので,2階のレストランに入りました.

メニューを見ると,ウニ丼,いくら丼が目に入ります.せっかくの北海道です.
両方を楽しめそうなウニ・いくら丼というのに決めました.
で,出てきたものは...ちょっと,コストパフォーマンスが...

まぁ,観光地のレストランと割り切ってあっという間に完食です.さっさと出発します.
ここまで,朝からず~っと雨でしたが,知床峠へと向かう道というか山を見上げると雲の中のように霞んでいます.

標高が上がるにつれて霧が濃くなってきました.
ちょうど前を走っている車に追いついたので,霧払い(?)していただくことにして,テールランプを追いかけます.

視界は,だいたい車間距離ぐらいしかないです.
しばらくすると,前の車が左ウィンカーを出すので,何かと目をこらすとPAのようです.
なるほど,ここが知床峠のPAでした.でも,霧で何も見えません.

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観光バスも来ていましたが,みんな霧と記念写真をとっていました.
何も見えないので,直ぐに出発です.

(8/16PM編につづく)