8時ごろに宿をでて,朝から海沿いのクネクネ道をはしり,8:30頃には出雲大社の神代駐車場につきました.
あっというまです.ところが,すでに普通車は満杯でした.
バイクをどこに停めようかとオロオロしていると,若い係の人がバイクはタクシー回転路の近くに止めてねっていうので言われたとおり駐車しました.
都会だと止める場所の少ないオートバイですが,観光地では便利です.
ここが駐車場の入り口です.左側の道路が神門通りで,右に曲がると駐車場です.
下の地図の神門通り交通広場というところです.
準備をして,そそくさと神門通りをあるいて出雲大社にむかいます.
二の鳥居前ですが,すでに,人がたくさんいました.
やっぱり,神社仏閣関係を訪れるみなさんは朝が早いです.
参道は松並木になっています.なんか良い雰囲気です.
本殿前につきました.あれっ? 何かこぢんまりとしているなぁ,と思ったら御仮殿と書いてあります.
なんとリフォーム中でした.
まったく下調べしてないからこういうことになるんですね.
平成25年に完成するそうです.
修復中の本殿を外から見るとこんな感じです.神門の後ろに屋根の付いた建物があり,その中が本殿です.
修復中の本殿を拝観することもできるのですが,服装チェックで,どう考えてもNGです.
バイクツーリングでパスできる人は,まずいないでしょう.
それにしても禁止事項は読む気にもならないくらいたくさんありますね.
あまりに運がない(下調べしていないだけですが)ので,普段は興味もないおみくじを引いてしまいました.
「祖先を敬うべし」です.耳が痛いです.
今回のリフォームは平成の大遷宮というらしく御浄財を募集してました.
なにしろ総事業費80億円の大プロジェクトです.
祖先を敬うためにも一肌脱ぐことにしました.御仮殿の隣にテントがあって,数人の神職の方が受け付けてます.
大遷宮のお手伝いのためにも微力ながら一口...
修復中の檜皮葺の一枚くらいにはなるかな.
順番待ちで並んでいると,若い巫女さんがニコッと微笑んでくれたのでどぎまぎしながら受付を済ませました.
手渡された封筒?には,記念の絵はがきが入ってました.
数枚入っていた絵葉書の中の1枚です.本殿前で見つかった巨大な柱の写真です.
この柱と資料からの本殿の推定は,古代出雲歴史博物館の目玉の一つになっています.
次に本殿の西側にある神楽殿を参拝しました.
婚儀殿ともかいてあるので,結婚式もやってるんでしょうね.さすが,ムスビの神様です.ここで式を挙げたら離婚できないだろうな.
神楽殿の前にでました.大きなしめ縄のかかった,近代的な建物です.
中では,なにやら祈祷やってました.巫女さん大活躍です.
さて,本殿は見られませんでしたが,大遷宮の一翼を担った満足感とともに参道を引き返します.
御仮殿の近くにある結びの御神像です.大国主命ですね.
大波の上の金色の玉なにかなと,幸魂奇魂(さきみたま・くしみたま)の説明書きをみると..
「時に海を照らして依り来る神あり
吾あるに由りての故に汝その國造りの大業を建つるを得たり
吾は汝が幸魂奇魂なり
大國主神これ吾が幸魂奇魂なりけりと知りぬ」
なんだか分かりませんね.金色の玉が幸魂奇魂らしいですが,詳しくはWikipediaで..
参道脇の広場では,GWなので神楽奉納のイベントやってました.
参道途中にあった小さな川です..
参道の横にある池です.
なんの変哲もない池ですが,木々の緑が写り混んでいて,ながめていると心が休まる気がします.
いや,もしかしたら,変哲があるのかもしれません.すいません.無知です.
二の鳥居の近く(鳥居をくぐって左側)のオブジェです.謎です.
出雲大社の入り口でもらったパンフレット(割引クーポン券付き)を片手にお隣にある歴史博物館へと歩きます.
これがそのパンフレットです.元気が出る展示会開催中です.
割引のクーポン部分は博物館の受付で切り取られているので.下の写真には写ってません.
出雲歴史博物館です.入り口が遠いです.
大きな建物なので,入ってから展示室までも遠いです.
ここで見たかったのは,平安時代の本殿の模型です.
先ほどの絵はがきにもありましたが,何年か前に大きな柱がみつかってから巨大な本殿があったのではないかといわれています.
常設展示のコーナーに行くと..ありました.
なんと五つの案があって,小さいのから巨大なのまで推定された建物の模型が展示されていました.
一番壮大なのをTVで見ただけだでしたが,実は他にも推定される案があったんですねぇ.
いちばんこぢんまりしてたのが現実的な様な気もしますが,古代への夢が広がる展示でした.
企画展は出雲とはどういうもの?っていう展示でした.ザックリまとめすぎですが..
出雲って日本のいろんな場所にあるんですねぇ.知らなかった.
と,いろいろな知識を得て,何となく元気が出たような気がします.
さて,一通り見学してもまだ12時前です.
お昼におそばを食べようと思っていたのですが,まだお腹すいていないし,混んでいるのでパスして,次の石見銀山へ先を急ぐことにしました.
(5/3石見銀山編につづく)