Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

ご無沙汰しています

2005年07月24日 | 生活
あわただしい毎日が続いています。
いい記事がかけないままに、また留守にしますので
投稿が途絶えます。
といっても日本に行くのですけれど。

8月末からまた再開いたしますのでお見捨てなく!

さきおとといはフランス南西部のカルカッソンヌに行ってきました。
城壁が見事に残っていて美しいです。
特に夜ライトアップされているのを見ますと、おとぎの国に
紛れ込んだような錯覚を起こします。

この地方では「カッスレ」という白いお豆とソーセージ、かもが
煮込まれているのがスペシャル料理です。
大変においしいですが食べ切れませんでした。
フォワグラもこの辺の特産です。

時間がなくじっくり食べ歩きできず残念でした。
それでは皆様お元気で!



フェスティヴァル

2005年07月10日 | 文化
今、南仏のオランジュに行っています。
一時的に戻ってきてこの記事を投稿しています。

今年はとても冷たい風が吹き、夜に行うオペラなど、
アノラックを着て、演奏するほどです。
本番はそういうわけには行きませんが、あれこれ
重ね着しました。

今年はオッフェンバッハの「ホフマン物語」です。
すでに取り上げられた演出です。
オランジュのローマ劇場はとても広いですが、
それを存分にカバーをする素敵な舞台です。

10000人は入る劇場ですが、よくオーガナイズされていて、
お客さんは整然と出入りしています。
トイレが、わずか二ヶ所にしかなくて、しかも仮設の
入りたくないトイレ・・・
それでも休憩にはものすごい列ですが、みな文句も言わずに
整然と並んで待っていました。
こういうところは意外と辛抱強いのですね。フランス人って。

またしばらく留守になりますが、帰ってきたらまた投稿します。
それまでお元気で!


ヴァカンス第一日目

2005年07月02日 | 生活
今日、7月1日金曜日はヴァカンス第一日目です。
ニュースでは、午後3時から8時までの出発は避けるようにと
しきりに言っておりました。

学校が午後で終わるので、終わるや否や出かける人たちが多いのです。
でも昔に比べて、みないっぺんにヴァカンスをとらなくなりましたので、
町が急にがらんとすることも少なくなりました。

わたしがフランスに来たばかりのときは、夏は6週間くらいの休みが
普通でしたが、今はフランス人も働くようになって、3~4週間くらいが
普通になりました。
人によっては、いっぺんにとるよりも、年内に散らばせて
とりたいという人も多く、2週間で仕事に戻る、などというケースも
多くなっています。

日本のかたがたにしたら、これでも多いと思われるでしょうね。
こちらに旅行にいらっしゃる皆さんも、10日の旅程だったら長い方ですね。

このヴァカンスのシステムは、フランス人の性格を作るのに、
多大な役割をしていると思います。
子供たちは、幼稚園のころから、8時半から午後4時半までの学校生活。
とにかくヴァカンスまで・・・・と学生は勉強します。
それさえ終われば、後は、何もかも忘れて遊びに出かけるというのがパターン。

それはそれで、大変にいいのですが、要するに短距離競争的な性格を
作ってしまう気がしてなりません。

楽しくていい国民ですけれど、このパターンだけはよほどのことがない限り
かえられないようです。