Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

仲間の定年退職

2012年12月16日 | 生活
オーケストラの第一ホルン奏者が定年の年となり、昨日が最後のコンサートだった。
いつもにこやかで穏やか、人を集めてパーティーをしたり、困っている人を助けたりするとても人柄のよい仲間だった。
今週のプログラムはホルンの活躍する曲が多く、一曲が終わるごとに指揮者がホルンソロを立たせると、オーケストラの仲間たちの絶大な拍手。最後の曲が終わった時には客席の第二バルコンの真ん中に、「ありがとう、○○」と書かれた垂れ幕が張り出された。
長い付き合いの仲間だっただけに目頭が熱くなり、涙の流れそうになるのを懸命にこらえた。

演奏会後彼がお別れ会を催し、オーケストラの仲間たちと、昔からのすでにリタイアした仲間たちにも来てもらった。彼の人柄がそうさせたのだと思うが、大変心のこもった素敵な別れの宴となった。