Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

さみしい若者

2006年01月21日 | 生活
知り合いの若者のお話です。

彼女はとても交際範囲が広く、仕事場に行ってもたくさんの人と話しもし、悩みある人たちは彼女にいろいろな相談をしていました。

でも彼女自身はいつも一人、という気持ちなのだそうです。人と話していても心が満たされることがないらしい。
自分自身の生活に満ち足りたものがないせいか、つまり生活を共にする相手がいないのが最大の原因のような気がします。

さらに、彼女の態度が社会的でないと友人たちに批判され、しかも頻繁に相談を持ちかけていた友人からののしられたことがありました。
それでも懸命に強くにこやかにしてがんばっていたのですが、なんだかこの数日で糸が切れてしまったのか、仕事は病欠、メールを出しても返事が来ないし、携帯に電話しても出ないしで、みな心配しています。

ここには彼女の話を書きましたが、最近の若者を見ていると、一人でいることの恐怖心みたいのがあるような気がしてなりません。

携帯電話があっという間に普及しましたが、時に携帯電話によって人と直接接することを拒否している気がします。目の前に誰かがいるのに、「こんにちは」という代わりに、携帯電話を出して、自分はほかに話す人がいる、忙しいんだ、というそぶりを見せているのではないか・・・、それとも、人と直接話すのが怖いのだろうか・・・

私たちが若い頃は何か目標を持てば出来る、という希望がありました。
それが無謀なことでも、「そんなの無理だよ」といわれても、自分で、その道にむかって進むことが出来ました。(と、思います)
今は、何かをするときに情報を集め、そのうちに、「あ、これは無理か」と自分で悟ってしまうことがあるのではないか。

よくはわかりませんが、何かが若者の未来をはばんでいる気がするのは考えすぎでしょうか。

列車の中

2006年01月18日 | 生活
大晦日の夜の列車で起こった事件はフランス人を恐ろしがらせています。
列車の中で、ナイフをかざして、携帯電話を取り上げたり、暴行を働いた若者・・・
狭い空間の仲で身動きの取れない状況の中での事件はサルコジー内務大臣の怒りをかいました。
サルコジー内務大臣は「国民がショックをうけたのは列車に乗るという日常の中の事件だからである。内務大臣の仕事は国民の日常を守ることである」といって、朝の列車に乗り込み、みなをびっくりさせています。

そして鉄道に関する警察官を、2450人にすると発表しました。

若者が車に火をつけたり、列車の中で暴行を働いたり、これらの事件を警察の力でひとつずつ食い止めていくことってものすごい労力ですよね。
なぜこのような事件が頻発するか。

ここにまたひとつの記事が目に留まったのですが、ファーストフッドのお店でたまたま食事をした学校の先生の話です。

●突然ものすごい悲鳴が聞こえてきたのでびっくりしてみたら、そばにいた若者たちの持っていた携帯電話からだった。ほかの人のことも考えて音を小さくするようにと注意したら、これは携帯にテレチャージした場面で、友達の携帯に送っている、とのこと。送るのに数秒しかかからない、これは今とても流行なんだけど見る?といって見せてくれたら、なんと恐ろしい流血の場面だった。一瞬見ただけなのに、3日眠れなかった。」

このようなことが普通に行われ、日常では遭遇することのありえない残酷な場面を見慣れてしまった若者・・

これのせいで若者が自分自身で事件を起こすと決め付けることは出来ませんが、何か対策を講じないとならない気がいたします。


バーゲンセール

2006年01月12日 | 生活
今日からバーゲンセールが始まりました。
今日から6週間続きます。
残念ながら初日のきょう行く予定にしていましたがやめ。

朝と午後に仕事があり、その合間に行くことにしていたんですが、朝の仕事があまりに早く終わり、車を無料の場所に移そうと動かしたのが失敗。探せど探せどとめる所なし。有料のところすらなくて、仕方なくうちに帰ったのです。

今年はバーゲンの前から、お買い得,30%引きをしているお店がありました。
以前はバーゲン前に割引して売ることは禁止されていました。

ニュースで言っていましたが、今年はネット上で買い物をする人が増えたということです。ネット上のバーゲンも今日から。

初日から30~50パーセント引きで、お買い得と宣伝しています。今年は年度始めにプレタポルテの値段が昨年に比べ2~3パーセント高く、クリスマスには男性物の値が高くなったので、これだけ値下げするのは道理が通ってるとか。

明日、どんな様子か見てみましょう。


あけましておめでとうございます。

2006年01月06日 | 生活
謹賀新年

遅ればせの御挨拶です。

昨夜から雪が降り、ちょっとぼた雪でしたが美しいので娘が撮った写真を載せます。

今年の抱負は・・・毎年考える所ですが、健康でありますようにと言うのが一番ですね。
やはり年齢とともに、健康に注意を向けねばならないことが多くなります。
でも、若いときはこんなではなかった、とはあまり考えることはないんです。
運命論者のような気がしますが、みな同じように年はとっていきますから、それを受け入れながら、自分の心が満ち足りるように生きて行きたいと思っています。

今年は、
●やりかけていたドイツ語をもう少し物にすること。
●本を読んで知識を増やすこと。
●ダンスがちょっぴりでもうまくなること
●やはり音楽活動をしたいですね。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。