Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

サルコジーの訪問

2007年06月29日 | 生活
私の友人の住んでいるすぐ近くで警官が射殺された事件がありました。

射撃訓練場のあるところに、土曜の夜中に泥棒が来たというのを警察が察知して、警官が出向きました。その警官たちの上官が、自ら先頭に立って指揮を取っていたら、5メートルの至近距離から撃たれてしまい、死亡したのです。

防弾チョッキをつけていなかったために、死亡にいたってしまいました。

今日、その警官のお葬式でした。分刻みの予定のあるサルコジー大統領がそのお葬式に来たそうです。しかもまたパリへとんぼ返りして、またすぐにこちらの予定されていたコンフェランスにくるとか。

若い行動的大統領です。

ちなみにその射撃場近くに住んでいた友人はそのドラマのあったころの時間にほかの友人たちと帰ってきました。そのとき花火が上がっていたそうですが、一度、花火とは違う爆発音を聞いたらしい。多分、時間的に見ても、それが警察を撃った銃発音と考えられます。

この時は友達もそんな事件があったとは知りませんでしたから、後でこの警官死亡のニュースを聞いて、友人の家から帰っていった友達に帰りは大丈夫だったかどうか聞いたそうです。

その友人は現場近くを通りかかった時に、頭をすっぽりと覆った拳銃を持った男に止められ、「車のドアを開けろ」といわれたそうです。
実はそれは警察でしたが、とっても怖かったとか。それはそうですよね。

泥棒たちは射撃場にある銃を盗もうとしたといっているけれど、銃はそこには置いておかないらしいです。だから空っぽのはずで、そこで訓練を受けていた犯人はそれを知っていたのに何故そこに行ったのか。

いやいや物騒です。

Fete de la Musique (音楽のお祭り)

2007年06月22日 | 生活
夏至の6月21日はフランスでは「音楽のお祭り」の日になっています。
1982年にフランスで始まったこの祭典はいまや世界中に広まっています。

今年はフランス国内で行われるコンサートの数は18000と発表されました。
ホールでのコンサートだけでなく、広場や、路上でのコンサートがたくさん行われます。
アマチュアの人たちもこのときとばかり、コンサートを企画します。

当初は私たちのオーケストラでもいろいろな催しをしましたが、もうコンサートはしなくなってほかに譲っている感じです。

残念ながら一日オーケストラの練習をしたので、夜、また町に出る元気もなく、無関心な音楽家といわれそうです。

やっとさくらんぼが!

2007年06月12日 | 生活
この3年くらい、春にさくらんぼの木に見事に花が咲いたかと思うと北風が3日ほど吹き続けてさくらんぼの実ができなかったのですが、今年は順調な天候で、普通よりも早いこの6月上旬にさくらんぼがなりました。

あまりにたくさん実がついて、小さめですが、おいしい!
ナポレオンという種類のさくらんぼで、よくフランスで見かける黒っぽいさくらんぼに比べるとちょっとすっぱみがあります。

取るのも大変ですが食べるのも大変。

せっせととって人にあげたりしています。

悲しい事に手の届かない上のほうにおいしそうな赤い実がたくさんあるのです!

さくらんぼでクラフティを作ったり、ジャムを作ったりしたらいいのですが、それも種を取らなくてはいけないし、大変。
さてさてどうしましょう。


恩赦なし!

2007年06月01日 | 生活
シャルル・ド・ゴールが大統領になった時から、大統領選挙のあとに、道路法違反の罰金に対して恩赦が出ていました。
ところが今年は、その恩赦はいっさいされない事になりました。

恩赦があると思っていたのか、大統領選挙の前になって、交通違反が急増しました。

軽い駐車違反ですら恩赦がなくなったために、あわてて払う人が増えたらしいです。期限以内に払わないと、罰金が高くなるからです。

軽い駐車違反くらいは恩赦があっても言いかなぁなんて思ったりもしますが、やはり違反に対して恩赦があるのはおかしいですね。

これでいいのだと思います。