Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

ショスタコーヴィチ第9番交響曲とベートーヴェン第9番交響曲のコンサート

2012年06月30日 | 音楽
今週はわがオーケストラの音楽監督であるレオナルド・スラットキン指揮で
ショスタコーヴィチ作曲第9番交響曲とベートーヴェン作曲第9番交響曲の
演奏会である。

練習は信じられないほどの短さと的確さで行われ、コンサートは素晴らしいの一言に尽きる
出来であった。

大変な集中力を強いられるが、有無を言わせぬ音楽のもって行き方で
オーケストラの団員を引っ張っていく技術に脱帽。

夜のコンサートのために一日体力を蓄えておかねばならない。
この数日リヨンは猛暑である。
体調がどうももうひとつだがやらねばならぬ。

すっきりとした音楽会のあとのワインはまた格別。

名ピアニスト発見!ガリック・オルソン

2012年06月08日 | 音楽
知る人は知っているかもしれない・・・が、
私のオーケストラの多くの楽員はガリック・オルソンのピアノに魅せられた。

先週のコンサートでプログラムの最後に、ブラームスのピアノ協奏曲第一番を
ひいた。大きな人。手もびっくるするほどの大きさ。
出てくる音は繊細そのもの。音楽のもって行きかたも素晴らしい!

極め付きはアンコールのショパンのワルツ。二晩で違うワルツを弾く。
よく聞く演奏とは全く違うテンポの取りかたであるがその必然性が
納得できる。

3回演奏会があったが最後の日はドビュッシーの「月の光」。
あまりの音の美しさと繊細さに、思わず涙が出てしまう。

もっと彼の音楽を聴いてみたい。