斎宮神社
翌朝、朝食前に表通りに見かけた斎宮神社にお参りした。私達3人に答えるかのように、注連縄の数本ある紙垂が3本のみ、風もないのに左右に揺れた。昔、斎宮として伊勢に行く皇女が、嵯峨野にはお住まいが多くあったらしいが、ノワタリさんは「女性としての生活を捨てていかれるので、やはり、悲しみも大きいわね。」と、ポツリと言われた。出る頃、ボランテァみたいなお掃除の人達がやってきた。
松尾大社 曲水の庭
先日のタクシーの運転手さんが、約束の時間にニコニコしながら迎えに来た。「昨日は一緒にお参りしたからか?良い事がありました。」と言われた。「良い事って何?と、問い返すと「お馬ちゃんが当たりました。」と言い、大笑いした。
まず、松尾大社にお参りし、参集殿にてお茶を頂いた。お接待の人に、裏山の御神体であるイワクラの事を教えて頂いた。その日はまだ道が途中までしかできていないと言う事だが、完成したら連絡をしてもらえるようにお頼みした。(2年くらい経って、連絡をいただき、今年参拝した。又後日に書く予定)
途中まででもと、山に上がったが、柵がありそれ以上進めなかった。ゆっくり、境内をまわり、滝御前社、亀の井に行き、御神水を頂、宝物殿を見学して出ると、5月の日曜なので、結婚式があるらしく、かわいい花嫁さんを見かけた。
月読神社
その後、月読神社、清明神社に行ったが、清明神社は、映画の影響か修学旅行の生徒達が多く、陰陽師のおどろおどろした怪しげな雰囲気には程遠く、売店は裏通りの駄菓子屋的雰囲気で、グッスを買う子供達で賑わっていた。
崇道神社
今日も ゆっくりレストランで食事をする暇がなく、京都まで来たのにコンビに弁当持参で崇道神社に行った。よくよくグルメな昼食には縁がないと思う。
先ほどと打って変わって、崇道神社は早良親王の祟りを鎮める為に建立された神社らしく、暗く、人気もなく、一人であればお参りするのを尻込みしそうな雰囲気だった。
でも、ノワタリさんは大変お気に入りで「静かで落ち着いていて好きなのよ。ぜひ、行きましょう。」とみんなを案内していった。仰るとおりとても静かで落ち着いたと言われても...皇室関係の神社だがほったらかされているみたいに寂しい。運転手さんもまた今回も参加して きれいにお清めし、祝詞をあげ、ノワタリさんが歌い、ご挨拶をしたら、すっきりして、雰囲気が良くなり、境内でお弁当を食べて、先を急いだ。(3年後、お参りした時は、明るくきれいに手を入れられており、大分変わっていた。)
上賀茂神社
下鴨神社
引き続いて、タクシーで上賀茂神社、下鴨神社にご挨拶をして終わった。下鴨神社の裏口から入ったが、流石に鳥居をくぐると、それまでと全くエネルギーが違うのを肌で感じた。
北山の温泉に大急ぎで行き、旅の垢を落とし、京都駅で夕食を済ませ、お別れした。ご苦労様。