昨年の夏、あるサークルの納涼会をする為ですし屋に行った。いつも利用する店だが、最近2時間食べ放題、飲み放題などという居酒屋が出来たせいか、7時から2時間飲み放題という事だった。20人くらいの集まりだったが、体育会系だからなのだろうかみんなすんごく酒が強い。コーチにも「みなさん、十分練習はしています。試合の前日飲みすぎるから、記録が出ないんです。」とよく言われていた事を思い出した。本当の事なのでみんな苦笑いしていた。
以前も温泉で会食と言うのに参加したが、25人くらいで、酒代を除けて9万円なのが13万円の請求が来て、会計係りは足を出しそうになって青くなった事があった。その日帰り温泉の施設の支配人と数名の従業員達は私達のバスまでわざわざ見送りに来た。
その夜も、じゃんじゃん運ばれ、ぐいぐいと皆
のお替りをして飲み、弾んだ。私も嫌いなほうではないのでたくさん頂いた。もうスットプと思ったとき、今度はチューハイを勧められてしまった。で、やめときゃいいのに又飲んだ。
時間が来て、店を出るとき、なんかやばいな...足元がしっかりしない。それでも
自転車に乗りふらふらと暗い夜道を走っていたら、倒れてしまった。え~!ショック、
こんなの初めてだ。どうにかこうにか家に帰り、風呂に入り倒れるように寝床に入った。(母が知ったら、激怒するだろう。棟が違ってて良かった。)
翌朝は5時に起きて、で2時間余り離れた町にノワタリさんのお手伝いで仏事をしなければならなかった。
5時に目覚めたものの、酒臭い...全身から臭ってきそう。皮膚を押したら、毛穴の中からジワ~と染み出してくるような感じである。おまけに転んだ時に打ったのだろうふくらはぎが青くなっている。擦り傷もあった。そして二日酔い、20年ぶりだ。昔、知らない町で道を教えたくれた自転車に乗ったおじさんが、酔たんすになっており顔がぼこぼこで傷だらけだったのを思い出し、ぞっとした。
を運転する訳にもいかず、駅まで
で走り、始発
に飛び乗り出かけた。
ノワタリさんは遠隔で、私はそこで数種類のお経と真言をあげ、30分足らずで仏事を済ませたが、「はい、さようなら」ともいかず、1時間くらいお茶を飲み、談笑して帰宅した。
その日の夕方まで頭も気分もすっきりせず、余りにもショックが大きく、自己嫌悪になってしまった。ノワタリさんに伝えると、「『程度ものだ。ほどほどに』って言ってるよ」と言われた。
それ以来、アルコールは止めた。たまに欲しくなり、350mmの缶
に手を出した事もあったが、美味しいとは思わず飲めなくなった。
お酒の出る席にはで出かけ、
を理由に断っている。あれ以来、忘年会も 納涼会も あのすし屋さんは、飲み放題という事はなくなった。
また、ひとつ私の好きな物がなくなってしまった。