2月11日に従姉妹のタカコちゃん親子と大山祇神社へお参りで掛けた。
前日2キロほど離れた倉庫へ行った時、隣の空き地にを停めた。一旦帰って、忘れ物をしたことに気づき、に乗った途端頭を締め付けられるような痛みを感じた。を降りるとそれは薄らいだ。
停めた場所が悪かったらしい。昔百姓一家心中があったところがとその空き地とその横の家に掛けてであるらしい事を思い出した。翌日は出かけないといけないので大慌てでどんぶりに清酒、水、お塩を盛った。そして霧吹きと鈴を振り浄化し、一晩置いたが完全に消えたわけでなく、入り口を二度も間違えたりしてやはり影響があった。
この日も寒く、予定を1時間遅らして出発した。
神社に着くと、連休の為いつもよりも人が多い。門も完全に出来上がっていてさすがそう鎮守府の神様、普通ならば右大臣と左大臣を良く見かけるがこちらは鎧姿であった。
相変わらずの楠木の大木の緑が気持ち良い。
お参りしてお守りを買い、タカコちゃん達は絵馬に願掛けをした。
その後、奥宮へ行き、楠木の大木の根のトンネルを潜り抜けお参りした。
それから、お昼を過ぎていたので、近くの食堂に入った。斜め前のお店はガイドブックにでも出ていたのだろうか30人くらいの行列だった。私たちが入った所も食堂は満席で喫茶の大テーブルに合い席となった。神社は広いので此処まで多いとは思わなかったが、私達は大テーブルの角にL字型に座った。
5分位して私の前に一人の女性が座った。60代後半くらいだろうか?肩まである髪は櫛目が無く染めてから時間が経ったみたいで黒とブラウンとグレー色になっていた。
私達が話している声を聞いて「ネコさん」と声を掛けてきた。その声に聞き覚えがあり、25年以上前に一時通ったサークルで一緒だった人だった。それまで私は彼女だとは気づかなかった。
いつもきれいに化粧していたのですっぴんであまりにも様子が変わっていたので分からなかった。以前、サウナで出会い声を掛けられた時は目が悪い為容姿はあまり見えず、声だけで彼女と分かったが、同い年なのにずっと老け込んだ感じで癌を患ってから本調子ではないらしい。やはり大病をすると雰囲気が変わってしまう。お気の毒に!健康のありがたさを実感した。
彼女も毎年、お参りに来るそうであったが、そこで懐かしい人の名を聞いたが、お元気でおられる来意事が分かったが、私は全く消息は知らない。
これも菊理媛様のなせる業かとその時思った。でも、謝る事は無いのでそのまま流す事にした。
その後、鶴姫様の所に行き、用意してきた白い小菊の花束とお清めのものを海に向かって投げ込み、般若心経と光明真言そして海の龍神様に御真言をあげ、岩長姫様の神社へ向かった。
岩長姫様の祀られている阿奈波神社は行き止まりの所にあり何時来ても寂しい。海と山に挟まれ、山陰になり暗い。3人でお清めしてお参りした。
それで、終了。大三島を後にした。一旦しまなみの見える今治のサービスエリアで休憩し、帰りは瀬戸内海を見ながら帰った。タカコちゃんが権現温泉の近くを通る道を教えてくれて其処を通り抜けると、山の上に団地が出来ていた。
「あれは何?」と、突き当りのお城の塀のような物を指差すと、昔のモーテルの塀だった。が無いと不便だろうと思った。この辺りには20代の頃フィールドアスレチックに来た事があったが、そこを抜けるともっと驚いた。
昔、ずっと下の方に住んでいた頃は、田畑と山林と養鶏場しかなかったのが住宅が密集していた。月日の流れを時間する事になった。35年も前の事だ。
神社よりもこの光景と懐かしい名前、改めて菊理媛様の見直しを実感した。厳しい!
また、今度はノワタリさんとご一緒に行く予定だ。その時はまた、違うであろう。