父が亡くなり、一人で気ままに暮らしていたのが母と同居するようになりストレスが溜まっている。
母も体調が悪く毎年の事であるが心臓の病があるので寒い季節は起き上がれない日があるが、私がいる日はほとんど10時下手をするとお昼まで横になっている。
若いころから病気がちではあったが気力だけで生きていた人なのに何かこの処変!
何もかもが煩わしくなったみたいであるが…。
今まで日常の細々したことは自分で仕切っていたのが、最近急にそれを押し付けてきた上、その結果気に入らなければ文句を付けるので出来ればとり合いたくない。
父の亡くなった後の処理が私に任すと言いながら私の一存で出来ないので進まない。
先週は遠くへの出張が続いたので肉体的にも精神的にも疲れ果て、頭の芯だけが起きていて寝付けない日々が続いていた。
仕事を終えても 母がガンガンと機関銃のように早口で毎回同じ話をするのも辟易していたが、廊下に置いたエアロバイクは邪魔者扱い扱いで2度も置き場を替えなければならなず、まだ私のペースが戻らず安らげない。
男性が仕事を終え疲れて帰宅しても安らげなければ、それを求めて他へ走るのもわかるような気がする。
私が母屋の父の部屋へでも引っ越したいくらいだ。
土曜日の事、4月にCAテレビの料金が1年分引き落としになるので、時代劇チャンネルを見る父も亡くなったので解約するとにしたが、後、地デジアンテナを立てるか普通のコースで継続すかどうするか電気屋さんに連絡をすることとなった。
見るのは母なのでどうしたいか自分で言えばよいものを、私に言わせる。
NHKだけ見れたら良いと言うのでそのまま伝えて外出した。
お昼に電気屋さんと入れ替わりに帰宅するとコンバーターは無くなっており、母の言葉通り地上波しか映らなくなっていた。
「BSは写らないのね。」と母に言うと、「歌が見れない。」と今朝と違う事を言う。ここでイラッ!
電気屋さんには気の毒だがまた来てもらう事になった。
その後、経理事務所の事務員さんが来て相続税のアドバイスを頂いたが、私に早く処理をするように自分が進めておいてそれが間違いであるかのような事を言われたのでそれも私のせいにされた。決算申告も近くただでさえ忙しいのにあれこれと吹き出し、脳が沸きそうだ。
その方が帰られる前に、母が
「その辺ええ様にして。」と曖昧な事を言ったので
「はっきりわかってる事はちゃんと言って。」と言って、一つ訂正するように頼んだ。
帰られた後、専門職である宮崎の義弟に問い合わすと、誤りでなかったので安堵したのも束の間、
「対応が悪い。」と文句をつけ、それまで自分が管理していたものまで全ての責任を放棄しようとしている。
気分転換に美容院へ行くと、クラッシクが流れていたが恐ろしくピアノのキンキンとした音が耳につき、消してもらうよう頼んだら、気を利かしたつもりだろうが今度はえらく重いジャズだった。
本当に疲れている時って、耳障りで何も聞きたくないものだと思った。
7時前に帰宅すると、母が怒りのオーラ全開の怖い顔をしてお昼の残りの筍とベーコンのバター炒めとほうれん草の白和えが乗っているだけの食卓の前で私の方に向いて、
「あんた、私の部屋の金庫混ぜたでしょ。引き出しも抜いてばらまいて…。」と、身に覚えのない事を言う。
いくらイラッとすることがあったとしてもそんな馬鹿な悪さはしない、そんな事を疑うのかと反対に文句を言いたいくらいである。
しかし、金庫と言っても15年くらい前、母が入院中その金庫の鍵と間違えて他の鍵を入れて抜けなくなり、連絡したがそのメーカーはもう倒産してなく、仕方ないので近所の鉄工所のおじさんにシリンダー錠の部分を穴を開けて開けたので、もう金庫の役目は果たしてなかった。
「泥棒じゃないの?部屋に入らないから知らないわ。」
「やだ…。泥棒?誰かが入ったのかしら?まあ大切な物は無かったけど…。」と腑に落ちないように言った。
夕飯後、母は自分の部屋を片付ながら気づいた。
その犯人とは先日の夜中の大地震だった。たぶん金庫の扉は半開きになっていたのだろう。
金庫だけでなく、テレビやエアコンのリモコンも飛び、一つは中の電池まで飛び出していたそうだ。
ノワタリさんに話すと上からの言葉があり
「お母さんは老いが出て来た。」との事。90歳近いので仕方ない。
老いには身体的な物だけでなく、我儘になって来るそうである。この先の事を思うと頭が痛いが、慣れるしかないのかな。