社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

年金の講義。

2005年07月21日 13時38分56秒 | Weblog
 今日は、年金の講義なので早めに帰って準備中です。2時間かけるの4週間。年金の解説には、時間的には十分なんだけど、逆に間延びしないか・・・と心配しています。

 これが「社会保険労務士受験講座」なら、法律をやっておけばいいのですが、実務講座となるとそうも行きません。実際に関心を持たれる部分からやらないと、興味を持ってもらえないのです。

 「離婚時の厚生年金分割」は、年金改正法でやってしまいましたしね。(これって女性には重要関心事らしいです。)

 1、年金の流れ・・・特に昭和61年の大改正について解説。女性の年金権確立についても触れます。
 2、年金の仕組み・・・世代間扶養とは何か。基礎年金とは??
 3、老齢年金の仕組み・・・あなたは何歳から年金がもらえますか??
 4、加給年金と振替加算・・・仕組みを知っておきましょう。

 今日はこれぐらいでしょうか・・・。 
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子供だけには社会保険。

2005年07月21日 08時10分02秒 | Weblog
 「sr ta3」さんの記事で思い出した事例です。 

 ある先生から紹介があって、某運送会社を訪問しました。出てきたのが女性社長。相当なやり手っぽい。話をしていても電話がかかるたびに中座されます。

 先生からは、「あの会社は、社会保険労務士がついていないらしいから、うまくいけば顧問契約できるかも。」と言うことだったので、ちょっと期待。これだけ忙しい会社なら、顧問料も出せるでしょうからね。

 女性社長いわく。「今度息子が独立するので、取れる助成金はないか?」との事。

 「どう言う業種に行かれるのですか?」「引越業者。」「事務所は?」「この敷地内にプレハブ建てる。」「社員の雇用は?」「ここの会社から数人移籍させます。」

 結局、親掛かりで起業。(出資金は、ほとんど女性社長が出すらしい。)雇用は当分なし。それでも、新規雇用の可能性があるので予定給料額をお聞きする。「30万も出せない。せいぜい20万程度。」 はい。基盤人材も無理ですね。

 社長と面談していて最後に出た言葉。「この会社は、社会保険に入っていないのだけど、新会社は社会保険に加入させるつもり。子供だけは社会保険に入れてやらないと・・・。」 おい。これだけこき使っている社員には配慮なしかい?

 この女社長。とうとう「お車代を・・・。」と言う美しい日本語を発声することなく面談終了。「ご苦労様でした。ではお気をつけて。」と言う、ごまかしの言葉のみで私を見送りました。こうでなけりゃあ、運送業の社長は勤まらないもかも知れませんが・・・。

 後日談・・・業界新聞に社長の記事が載っていました。何か、社員の教育に力を入れるそうです。「安全運転などのテクニックよりも、人間としての基本教育に取り組むことでレベルアップをめざしたい」

 そんな教育よりも、社会保険ぐらいは加入してやれよ。儲かってるんだから・・・。

 社長さん。社員よりも、社長自身の教育から見直したほういいんじゃあないですか?
コメント (2)
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