めざせ百名画

旅行も山もどうもご無沙汰なので、現実的な映画鑑賞をテーマにしてみました(いい加減)

ナウ 12:50 バンコクの安ホテル

2015-01-08 14:46:58 | 日記
でブログ打ってます。

あら?G mail が来た!と喜んでたら、1つはのぶさんでしたから良かったですが、1つは現場からでした。

何用?

1/15 人が足りないので働いてくれないか?とのお誘いメールです。

いやいや、成田に06:15着ですから間に合いませんよ?と返信したら、

10:45からでシフト入れとくから宜しくね~!  冬の東京より・・・

と隊長から帰ってきました(泣)

確かにこちらは常夏ですが・・・(笑)

この、ジワ~ッと汗をかいてる程度の気温最高ですね。

あえてクーラーは掛けずに首タオルしてます。

さて、フェズでした。

列に並んで無事切符を入手。

主義に反しますが、1等車にしました。

鉄ちゃんとしては、鈍行に乗って、地元の人と触れ合うのが良いのですが、時間に限りがあるので仕方ありません。

タイの鈍行は風情がありますが、インドのそれは危険なにおいがしました(あからさまにカーストを感じる)

モロッコがどうだか興味はあるんですが・・・

お次はビールです(笑)

歩いていける距離じゃないので、駅から少し離れてタクシーを拾います(待ち構えてるのは怪しいのは万国共通)

カルフール!

へえ、通じるモンです(笑)

ちゃんとメーターも動かしてます

10DH。

タクシーに関しては安心してよいようです。

但し、相乗りが普通のこの国で、どう値段をシェアするのか今一分りません。

とはいっても、タクシーに乗る時は、大荷物を抱えてるのでそれ以上人は乗れませんから関係ないですが(笑)





優秀です。

軽くつまみを購入(魚、ピーマンの肉詰め、ハム)アルコールが無い?

店員に聞いたら、別エリアだそうで。

イスラムです。

建物の端の地下にひっそりありました。

あ~良かった!(ビアンコ)

ウィスキーと缶ビールを確保します。

ホテルはフェズのメディナ(フェズ・エル・バリ)の中にあります。

このメディナは世界遺産です。

問題は、ホテルの位置が歩き方に載ってない事です。

予約したビアンコさん曰く、隣の高級ホテル「ソフィテル・パレ・ジャメイ」を目指せばいいのよ!と強気です。

ここは「国内指折りの高級ホテル」で、プールもあります(砂漠の中で!)

2,200DH/1人 という価格では全く縁がありません(15を掛けてみて下さい)

丁度夕時なんで中々タクシーが捕まりませんでしたが、客を降ろしたのを捕まえて交渉します。

歩き方に書いてあるアラビア語を提示して何とか意思は通じたか?

走ってる方向からみて概ね合っているようです。

ああ、着きました





メーター動いてませんが、お幾らまんえん?って顔をしたら、何と数字もアラビア語で言ってます(泣)

全然わかりませんわ、と首をフルフルしたら、携帯を取り出してポチポチと打ってます。

20?

良心的です(インドと違うわ)

高級ホテルなんで門番が居ます。

いやいや、お宅には用は無いんですがね(タクシーを乗り付けといて)

予約したホテル名を門番に言ってみたら、後ろの方から汚いオッサンが出てきました。

門番が、そいつに付いていけ!と手を振ります。

怪しいなぁ、本来は知らない人に付いてっちゃいけないんですが、そんな事言ってられません。

辺りは暗くなってきたし、街灯は無いし、何より案内板も皆無の迷路です(ガチ)

必死に前を歩くオッサンに付いていきます。

隣にあるとはとても思えないくらいグルグル迷走して到着。

こりゃ自力では絶対到達不可能です。

オッサンはホテルの中に入って座ってますから、どうやら関係者のようです。お迎えにきてたのかな?

でも、何時に来るか分らないのに?

どうせ暇なんでしょう。お小遣いも手に入るし。

幾ら渡せばいいのかな?

10DH渡したら文句言わなかったので、そんなもんなのかしら?





しかし、立派な宿ですね?

モロッコ名物の邸宅ホテル(通称 リヤド)です。

昔の金持ちの住居をそのまま使ってるんですね。





広いロビーの真横の特等室に案内されます。

何を言ってるか分りませんでしたが、多分、日本人は大好きだから、この部屋を使ってくれ。値段は通常の分だけで

構わないよ、みたいな事だったと思います(妄想)

急に王様気分です









しかし、暗いな。

ヨーロッパでも言える事ですが、ホテルも駅も空港さえも何しろ暗いです。

ここまで世界を股に掛けて感じた事は、日本が異常に明るいのかも?です。

日本だって、江戸時代までは小さな明かりで夜を過ごしていた筈ですが、どこからあんなになっちゃったんでしょうかね?

多分、電力使用量を半減させるの簡単だと思うくらいです。

さて、夕食ですが、あんな状況ではとても外に出るわけにはいきません(帰って来れない)

日本びいきのオーナーも、豪華だがグッドプライスのディナーを提供すると自信ありげでしたので、お願いしました。

買ってきたパンで凌げるかもしれませんが、ドア1つ隔てただけのロビーでドンチャン騒ぎされてもかないませんからね。

21時からだそうです。

丁度良かったじゃん?





乾杯~!

屋上に上がってみました





西洋人たちが椅子に座って寛いでます





さて、宴が始まります





感覚が無くなりますが、考えれば今夜は大晦日です(イスラム的にはただの月末でしょうけど)

1年お疲れ様でした・・・





パンとオリーブは必須です(美味しい)





大晦日だからか?楽団つきです(豪華)





聞いたこと無い民族音楽を大音量でかき鳴らします(話も出来ない)





別のテーブルでワインを飲んでるのを見つけたビアンコさんがスリスリしてきます(笑)

こちらにもビアンコお願いします!





手拍子を促され





踊る奴もいます





狂乱状態です













このオレンジが絶品美味いので驚きました!





これは商売になるわね?とビアンコさん頷いてます。





種やら実やら

今年一番の大宴会でした。

寝る前にオーナーが清算に来ました。

明日、早く出ると言ったからですね。

お幾ら?

1,005DH!

バックパッカーらしくないなあ(泣)

ハシシは犯罪だそうです

2015-01-08 12:53:45 | 日記
私はバイト君なんでどうでもいいですが、ビアンコさんを路頭に迷わす訳にはいきません。

つーか、誰にも誘われなかったな?

インドでは随分声を掛けられたモンですが?





砂漠なんで基本晴れですが、暴力的ともいっていいメチャ晴れで、まぶしい中に青が映えてます。

目の弱いビアンコさんはサングラスを探してますが、目を細めれば解決です(多分)

ホテルを出たところで丁度走ってたタクシーに手を振ります。

ああ、贅沢が身に付いてしまいました(泣)

15DH。

この国のタクシーは基本料金が無いので(メーターは0から始まる)お得感があります。

時々、故障中か意図的か判りませんが、メーターを動かさない運転手も居ますが、ハウマッチ?というと普通の

値段を言ってきます。

同じイスラムでも、エジプトではドアを蹴破ってでも下りた方が世話ないです。

馬鹿な値段を言うので払わないで歩いてたら、スフィンクスまで着いてきましたから(面倒クサ)

改めて昨日買ったチケットを見ますと・・・





ボールペンで書き足してます。

消してある地名「チトワン」は逆のタンジェ方向の町ですから、値段の100DHというのはより長い距離に対してではないか?

今更遅いですがね。





まだバスは来てないようです(ここが始発じゃない)

下町は建築ラッシュですが





特に急いでる風ではありません。

アラーの意のままに・・・





西洋人多数なんで乗り過ごす心配はありません(楽)

荷物代で1つ5DH徴収されます

レシートを切ってるのでこいつ等の小遣いではないでしょう(インドは絶対、あいつ等の小遣い)





来たようです。





山に囲まれたのどかな街でした





後は延々砂漠





途中で休憩、砂漠の中の1軒レストランに寄ります









なにもアナウンスはありませんが、運転手がどこかに行ってしまったのでしばらく停車するのでしょう。





失敗したな、これ食べれば良かった(どうもバスはトイレが心配で)

前の席のネーチャンが美味しそうに食べてました(隣のお母さんにシェア)





これが前のネーチャン





また砂漠・・・





バスの中でビアンコさんが喜んでます?

I Phone をいじってたんですが、フェズの地図をチェックしてて、カルフールを見付けたようです!

執念です(笑)

そこまでしてビールが飲みたいか?

まあでもお手柄です(私も嫌いではない)

あれこれ行動の順番を検討します・・・

フェズ

『1,000年以上続く世界最大の迷宮都市』

言葉で書くと美しい響きですが、実際歩いてみたらビックリしますよ?迷宮って。

マジで無理です。地元の人だって迷ってる筈です、あれじゃ。

バスは新市街に着きます





タクシーの客引きを振り切って、地図を頼りに歩きます。





大きなホテルなんかを目印にして





まずは鉄道駅へ





この後は、苦手なバス移動から解放されて、鉄道の旅(鉄ちゃん)になります。

なおさら切符を買っておかねばなりません。






青い迷路 シャウエン

2015-01-08 02:22:54 | 日記
朝食はノットインクルードです。

バスの時間に余裕があるので近くで朝食にしましょう。





登校するガキを掻き分けて広場まで出ればいくらもあります。





(ビアンコさんは職業柄、子供に付いていきたがる)

それでも地元民が多数、あれやこれや注文してますが





こちらは席に陣取りつつ攻め込みます。

指差し注文。英語圏でないので確認できませんが(フランス)この手の店で大間違いはあり得ません





それなりのものが出てきます。

結局パンなのね。

この町(イスラムではどこもこんな感じ、イラン・エジプト・ヨルダン・トルコ)ではパンははした金で得られる筈です。

生きると言う事に優しい筈なんです、イスラムは。

誰かが作ったイメージに惑わされてはいけません。来てみれば分ります(酒は無いけど)

ホテル屋上から町を眺めます









ここでパーティもできそうですね?(酒が無いが)





ビアンコさんの(強い)希望でターミナルまではタクシー。

ハウマッチ?(アジアでは必須項目)トゥエンティ。

どこに行きたい!の伝達には苦戦しましたが数字はスムーズ、だし値段も良心的です。

あまり恐れる必要はないかも?(実感)





ターミナルのベンチで座って待ちます(どのバスか分らないから)

チケット売りのアンちゃんには分りやすいらしく(我々の格好が)シャウエン行きのバスが入ると声を掛けてくれます(笑)













乗ってしまえばあとは砂漠を3時間・・・





ここどこ?





って所で下ろされるのは定番です。

国によっては(1番酷いのはインド)わざとどうしようもない所で下ろしてタクシーを使わせるケースが経験上

多数ですが、ここの場合は結果論、良心的でした。

チョイ先のターミナルで下ろされても、同じ道を上るしかなかったので。

それでも当初はう~ん、と悩みながら(同乗の西洋人や日本人夫婦の動向も睨みつつ)ま、こっちやろ?と階段を上がり





ああ、ATMっていくらでもあるな!なんてどうでもいい観察をしながら坂を上ります





ビアンコさんは広場の市場に興味津々ですが(アルガンオイル、プリーズ!)









とにかくホテルに行かないとお互いに動きが不自由です。

ありました





王様ですか?





今、歩き方を確認したら『シャウエンいちの高級ホテルは「パラドール」だが、ここもなかなか』

いやいや、中々って事はお値段も中々って事です(泣)

バックパッカーの看板が泣いてます(贅沢禁止)

1人16€。因みにホテルボンサイは80DHらしいです(1/2)

さて、身軽になって散策開始!





といっても腹減りなんでまずは昼食を念頭において標高を上げていきます





なんで青?なのかは歩き方にも書いてありません。





とにかく青いんです





家の中までのようです

夢に出てきそうです





イスラムの秘境だそうです。『山の斜面に階段状に広がる白壁の迷路は、女性好みのメルヘンチックな世界だ。

城壁に塗られたブルーのアクセントカラーが、さらにかわいらしい雰囲気を引き立てる』(歩き方)

広場に出ました。





洒落たレストランが並んでます。ここでいいでしょう(アルコールは無い)

観光地であっても、メディナの中は無いんだな。





羊肉のタジン





このような鍋料理が名物です(お土産屋でも売ってた)

ビアンコさんの頼んだクスクス(小麦蒸し羊肉載せ)はお好みではなかったようで、食べる?とオファーがありましたが

自分で手一杯のためパスします(ほとんど食べ残した失礼な猫)

彷徨を再開





目印なんてものはありません





ひたすら歩き、別れ道で一々決断を迫られます





尾根を目指すのが山男ってモンです(藪漕ぎになってもいつかは尾根に出れる)





出ました!





ここが壁の最上部。ここから上は本当の山登りなんで(サンダル禁止)

下りましょう





目がおかしくなりそうです









時々広場がありますが、さて?





やっぱり青に逆戻り・・・





それでも下りてればいつかは





出ました!広場(市場の)





気になりますが、まずは明日のバスを確認しておきましょう。

何人も地元民に聞いて、バスを下ろされたずっと先に下りたところにやっと発見!









無事チケットも入手出来ました。

広場に戻ってオイルを物色





ま、私は興味ありませんが(笑)





夜になりました。

ビールにこだわりがあるビアンコさんの要望でまたウロウロ。

やっぱり無いなあ?

ホテルに戻って、どうやら町に1軒だけあるらしいバーを教わって勇躍行きますが・・・





閉まってます(泣)こりゃダメだ、と落胆してたら、物陰から声が掛かります。

何々?ビールを売ってる所を知ってる?どこ?

買って来るからここで待て?

ブラックマーケット?

お互いに手に縄が掛かる?

よし、3本持って来い(出来高払い)

・・・紙袋に入れて持ってきました。

中を確認しようとすると、いやいや、ここではマズイ!俺をトラスト!

そうか、と6€渡して握手して別れます。

店に持ち込んで飲むわけにもいかないだろうし、テイクアウトしますか。





やたら混んだピザ屋で苦労しながらピザとサンドイッチを購入。





こんな夕食でいかがでしょう?

お待ちかねのビール!(冷えてませんが仕方ありません)

ラベルを見てもアラビア文字で何のことやら?

栓を抜いて、臭いをかいで、コップに注いで・・・

いや、私はウィスキーがあるんでどうでもいいんです。

飲みたいなら飲んだら?と主役のビアンコさんに渡すと・・・流しに捨ててます(笑)

それがいいと思います。多分馬のションベンだよ、それは。

やっぱり無理はしちゃいけませんね(教訓)