天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

はっちゃけよ

2021-02-25 12:30:07 | 日記

 もっと、はっちゃけて良かったのかなあ。26―27日に予定されるTリーグ第3シーズンのプレーオフ ファイナル戦、ネット購入を進めるうちに、新型コロナウイルスに感染してないか、終わった後も半券は感染ルート確認のため暫く保管するようにとか、注意事項がいっぱいあり、何日も迷い続け、昨日ついにエンターキーを押す勇気が萎えた。琉球アスティーダの戸上隼輔選手のダイナミックなドライブショットをじかに観戦したかったのに、孫、子のことも考え、泣く泣く自重してしまった。
 ところが新聞広告で週刊文春の見出しを見ていると、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の橋本聖子新会長が、浅田真央に安倍晋三前首相とのハグを強要していたとの記事が出ているというではないか。「嫌がる彼女に...」と注釈が付いている。それはそうであろう、あの国民のアイドルが喜んで従っていたのでは、ミサイルを本邦向けにぶっ放す隣国と変わらないではないか。僅かに救いは、本番を強要していなかったことである。体の準備を入念に整えていなければ、いきなりトリプルアクセルなんか披露できるものではない。また、前会長に、彼女は肝心な時にこける、と叱責される恐れもある。何だか、江戸か明治時代にタイムスリップした置き屋の女衒と遣り手婆の話みたいになってきたけれど、これくらいはっちゃけないと、男に大事な仕事が出来るものではない。
 株式市場だってそうである。新型コロナウイルス蔓延に伴う需要収縮により巨額の赤字に陥った有力企業の決算が紙面・画面を賑わすのを尻目に、NYダウは史上最高値更新、日経平均株価も30年半ぶりに3万円台再回復と、知らんぷりで威勢がいい。こんな異常で危ない局面に手が出せないと、怖気づいていて失敗した。
 あれこれ思い悩むのは体に毒である。道を歩いていて気に入った美女が現れ、キスしたくなれば吸っても全く問題がないような、理想的な世界に近づいてきたのかもしれない。子供の頃、スチャラカ社員というテレビ番組があって、オフィスですれ違いざま女の子の尻を触るスケベおやじがいても、キャーと可愛い悲鳴を上げるだけで、笑い話にしかならなかったのを見て育ち、長じていよいよ自分の出番と勇んで出社したときには、周りはそれを許す雰囲気ではなかった。現役時代は我慢と理性を重ね、心身ともに引退したころになって、また昔のような楽しい世界に戻っていたとは! 世間とも相場観とも、とことんズレてきた自分が憎たらしく、可哀そうである。

ながらへば
またお偉方の
やり放題
キスも和牛も
思ひのままに

本歌:新古今和歌集巻十八・1843番
長らへば またこの頃や 忍ばれむ
憂しと見し世ぞ 今は恋しき
     藤原清輔朝臣