横山さんについては、研究生時代の高速バス通いとか、パン工場のアルバイトとか、篠田さんや高橋さんの証言とか、多くの物語が伝えられており、それだけでも当初から図抜けた存在だったことが分かるし、その後のチームKへの昇格にしても、超選抜メンバーの「承認」を、運営が追認した形に見える。
その期待通り、選抜常連となり、「副総監督」にしてNMB兼任となる等、中心的な役割を担うメンバーとして育って行ったという認識に、異論はあまりないと思うけど、この横山さんの異例の「出世」をどう見るか、その見方にはいくつかの立場、複数の考え方があるかもしれない。
まず横山さんの現状だけど、これはチームK、とりわけ大島さん、秋元さん、宮澤さんの強い影響下にあるのは明らかだと思うし、それ以上に、ご本人の証言通り、高橋さんの存在が大きいと考えられる。つまりは自ら掴み取ったものではあるけど、9期生でただ一人のチームK昇格に伴う環境の激変、とりわけ人脈が、決定的だったことになる。
逆に、もしチームKへ昇格することなく、他の9期生同様、チーム4になっていたとしたら。本ブログでは、基本、たられば話はしないことにしてるけど、これは思考実験として、シミュレーションとして、興味深く考えてみたい。
もし、横並びでのチーム4への昇格だったとしたら、その時点で横山さんが図抜けていたという前提が、まずは成り立たなくなってしまうんじゃないか。横山さんが高い意識を持っていたから、超選抜が引き上げ、中心メンバーへと育って行ったという、AKB物語と整合的な成長物語が、そのスタートラインで躓いてしまうことになる。
そこは目を瞑って、チーム4の横山さんという姿を無理矢理イメージしてみる。するとすぐにぶつかるのが、キャプテンは誰か問題。その後の成長があってこその「横山キャプテン」的な立ち位置なのであって、けれども研究生時代の横山さんには、キャプテンキャラはほぼ無かったように思う。地方組の話とか見ても、むしろ無口で、黙々と努力を積み重ねるイメージなんじゃないか。このあたり、私の無知だったら撤回することにやぶさかではないけど。
チーム4に横山さんがいたとしても、やはり高橋さん、秋元さん、柏木さんの証言通りの島田さんか、運営判断の大場さんがキャプテンになった可能性が高いと思う。チームカラーがキャプテンの強い影響下にあるのは明らかだと思うんで、そうなると現実のチーム4と、そんなには代わり映えのしないものになった可能性が高いんではないか。
そこに横山さんがいて、ぽんこつ島崎さんとの関係性に「化学反応」がおこる、もちろん可能性の否定はできないけど、それはとても困難なことのように思える。現状の島崎さんの「覚醒」にしても、萱野しのぶさんの証言のように、チーム4解体という挫折、その責任を感じたことによるものが大きいと考えられ、ならばこそ、横山さんがチームメイトにいたとして、それだけでは島崎さんの「大化け」は、まず期待できなかったのでは。
つまり現状、島崎さんがエースとして、横山さんがキャプテンとして、それぞれの立ち位置を確立しつつあるとみなすとして、その歩んできた道のりがまったく異なったからこその現状なんであり、その二人がともに9期生の仲良しだったというのは、結果論に過ぎないことになる。
横山さんは、はっきりと高橋さんの背中を追った。島崎さんは、前田さんの背中を追う覚悟を決めた(少なくとも私はそう見なしてる)。そこにしか道はないんだと思う。
以下追記
DPさん、コメントありがとうございます。このブログは、AKBについての私的なお勉強ノートみたいなものです。その上で、たまたま見つけた方が、無味乾燥なテキストだけにもかかわらず、何かの気の迷いとかで読んでみて、もしかして関心とか持っていただけるようだったら・・・あたりのスタンスでやってます。
その期待通り、選抜常連となり、「副総監督」にしてNMB兼任となる等、中心的な役割を担うメンバーとして育って行ったという認識に、異論はあまりないと思うけど、この横山さんの異例の「出世」をどう見るか、その見方にはいくつかの立場、複数の考え方があるかもしれない。
まず横山さんの現状だけど、これはチームK、とりわけ大島さん、秋元さん、宮澤さんの強い影響下にあるのは明らかだと思うし、それ以上に、ご本人の証言通り、高橋さんの存在が大きいと考えられる。つまりは自ら掴み取ったものではあるけど、9期生でただ一人のチームK昇格に伴う環境の激変、とりわけ人脈が、決定的だったことになる。
逆に、もしチームKへ昇格することなく、他の9期生同様、チーム4になっていたとしたら。本ブログでは、基本、たられば話はしないことにしてるけど、これは思考実験として、シミュレーションとして、興味深く考えてみたい。
もし、横並びでのチーム4への昇格だったとしたら、その時点で横山さんが図抜けていたという前提が、まずは成り立たなくなってしまうんじゃないか。横山さんが高い意識を持っていたから、超選抜が引き上げ、中心メンバーへと育って行ったという、AKB物語と整合的な成長物語が、そのスタートラインで躓いてしまうことになる。
そこは目を瞑って、チーム4の横山さんという姿を無理矢理イメージしてみる。するとすぐにぶつかるのが、キャプテンは誰か問題。その後の成長があってこその「横山キャプテン」的な立ち位置なのであって、けれども研究生時代の横山さんには、キャプテンキャラはほぼ無かったように思う。地方組の話とか見ても、むしろ無口で、黙々と努力を積み重ねるイメージなんじゃないか。このあたり、私の無知だったら撤回することにやぶさかではないけど。
チーム4に横山さんがいたとしても、やはり高橋さん、秋元さん、柏木さんの証言通りの島田さんか、運営判断の大場さんがキャプテンになった可能性が高いと思う。チームカラーがキャプテンの強い影響下にあるのは明らかだと思うんで、そうなると現実のチーム4と、そんなには代わり映えのしないものになった可能性が高いんではないか。
そこに横山さんがいて、ぽんこつ島崎さんとの関係性に「化学反応」がおこる、もちろん可能性の否定はできないけど、それはとても困難なことのように思える。現状の島崎さんの「覚醒」にしても、萱野しのぶさんの証言のように、チーム4解体という挫折、その責任を感じたことによるものが大きいと考えられ、ならばこそ、横山さんがチームメイトにいたとして、それだけでは島崎さんの「大化け」は、まず期待できなかったのでは。
つまり現状、島崎さんがエースとして、横山さんがキャプテンとして、それぞれの立ち位置を確立しつつあるとみなすとして、その歩んできた道のりがまったく異なったからこその現状なんであり、その二人がともに9期生の仲良しだったというのは、結果論に過ぎないことになる。
横山さんは、はっきりと高橋さんの背中を追った。島崎さんは、前田さんの背中を追う覚悟を決めた(少なくとも私はそう見なしてる)。そこにしか道はないんだと思う。
以下追記
DPさん、コメントありがとうございます。このブログは、AKBについての私的なお勉強ノートみたいなものです。その上で、たまたま見つけた方が、無味乾燥なテキストだけにもかかわらず、何かの気の迷いとかで読んでみて、もしかして関心とか持っていただけるようだったら・・・あたりのスタンスでやってます。