以下某所から引用
「東北発☆未来塾」秋元康講演会in仙台で発言
客「復興に絡めて、仙台・国分町にアイドルグループを作る構想はないのですか」
秋元「そういう声は多いし、実際に引き合いももらった。でも第一にまだそんな雰囲気ではないのではないか(不謹慎かも)。そしてやるなら1つ条件をつけたくて、 完全無料でやりたいと思っている。だからほかのグループより、もっと気軽に見られるようなグループにしたい。しかし無料で継続的に回していく仕組みづくりがとても難しく、難航してる。 でもプロジェクトは動いてますよ。期待しててください」
以上引用
一次ソースがツイッター?らしいということで、どこまで信憑性があるかどうかも分からないけど、秋元康氏の語ったとされる内容が、ある意味分かり易いので、まあヨタ話ということで書いてみる。
日本の都市圏人口を見ると、一位が関東大都市圏3568万人、二位が京阪神大都市圏1876万人、三位が中京大都市圏892万人、四位が北九州福岡大都市圏559万人の順になっており、京楽の関与で結成順こそ違えど、AKBGがきっちり商圏を意識していることが分かる。
この順番通りだと、次は五位の札幌大都市圏260万人、六位の仙台大都市圏228万人ということになるんだけど、ここで人口規模が一気に小さくなってしまうことが見て取れる。どういう計算なのかは分からないけど、恐らくこの規模になると採算がとれないんだろう。もちろんオファーがなかった、出資者が出なかったということではあるんだろうけど、同じことを言い換えてるだけとも言えそう。実際、次に作られたのは、世界一位でもある関東大都市圏に次ぐ、世界第二位の都市圏であるところのジャカルタになったわけだし、上海も世界六位の大都市圏とされてる。
つまり、単純に仙台の国分町にSND48なりKBN48なりを作るという話であれば、最初から採算度外視でやるしかないと考えられるわけで、ここで秋元氏の「無料」という言葉が効いてくることになる。つまり、これは営利事業ではない宣言なわけで、となるとNPOであれ何であれ、お金の出所は事実上、国家予算なり自治体なり、そんな辺りしか考えられないことになる。つまりは、国なり自治体からオファーが来てる、そういうことなんではないか。
時あたかも第二次安倍政権であり、アベノミクスということで巨額の財政出動が実施される。予算執行に四苦八苦することになる「現場」にとっては、震災復興とクールジャパンをコラボさせるというのは、当然のように思いつくことだろうし、AKBGには被災地訪問という実績があるんで、審査なんかも通りやすいのは明らかだろう。こんな分かり易い話を、官僚が放っておくはずがない。
けれども問題は国家予算というものの性格で、問題山積の安倍政権が敢えなく倒れて、その後を財政規律重視の政権が襲えば、間違いなくそんな予算は切られてしまうし、そうでなくても、アベノミクスでも脱デフレに失敗するようなことになれば、否応なく緊縮財政へと後退することは避けられにない。
逆にアベノミクスが想定通りに巧く行って3年後くらい、巧く行きすぎるとそれ以前にデフレ脱却を果たしたとして、これが過度のインフレ懸念にまで行ってしまうことになれば、やはり緊縮財政に傾くのは明らかと思われる。その時、インフレを背景として新たな民間の出資者が現れる可能性があるのか。あるいはインフレであれば、仙台大都市圏レベルの商圏でも、採算がとれるようになるのか。さらには、そのような移行、つまりは事実上の官営から、民営化もしくは三セク化が可能なのか。不透明なシミュレーションがこれでもかとばかり、次々と立ち現れることになる。つまりは秋元氏の言うとおり、継続性の担保が最大の懸案となることになる。
そりゃ「難航」やむなしとか嘯いてみる。
「東北発☆未来塾」秋元康講演会in仙台で発言
客「復興に絡めて、仙台・国分町にアイドルグループを作る構想はないのですか」
秋元「そういう声は多いし、実際に引き合いももらった。でも第一にまだそんな雰囲気ではないのではないか(不謹慎かも)。そしてやるなら1つ条件をつけたくて、 完全無料でやりたいと思っている。だからほかのグループより、もっと気軽に見られるようなグループにしたい。しかし無料で継続的に回していく仕組みづくりがとても難しく、難航してる。 でもプロジェクトは動いてますよ。期待しててください」
以上引用
一次ソースがツイッター?らしいということで、どこまで信憑性があるかどうかも分からないけど、秋元康氏の語ったとされる内容が、ある意味分かり易いので、まあヨタ話ということで書いてみる。
日本の都市圏人口を見ると、一位が関東大都市圏3568万人、二位が京阪神大都市圏1876万人、三位が中京大都市圏892万人、四位が北九州福岡大都市圏559万人の順になっており、京楽の関与で結成順こそ違えど、AKBGがきっちり商圏を意識していることが分かる。
この順番通りだと、次は五位の札幌大都市圏260万人、六位の仙台大都市圏228万人ということになるんだけど、ここで人口規模が一気に小さくなってしまうことが見て取れる。どういう計算なのかは分からないけど、恐らくこの規模になると採算がとれないんだろう。もちろんオファーがなかった、出資者が出なかったということではあるんだろうけど、同じことを言い換えてるだけとも言えそう。実際、次に作られたのは、世界一位でもある関東大都市圏に次ぐ、世界第二位の都市圏であるところのジャカルタになったわけだし、上海も世界六位の大都市圏とされてる。
つまり、単純に仙台の国分町にSND48なりKBN48なりを作るという話であれば、最初から採算度外視でやるしかないと考えられるわけで、ここで秋元氏の「無料」という言葉が効いてくることになる。つまり、これは営利事業ではない宣言なわけで、となるとNPOであれ何であれ、お金の出所は事実上、国家予算なり自治体なり、そんな辺りしか考えられないことになる。つまりは、国なり自治体からオファーが来てる、そういうことなんではないか。
時あたかも第二次安倍政権であり、アベノミクスということで巨額の財政出動が実施される。予算執行に四苦八苦することになる「現場」にとっては、震災復興とクールジャパンをコラボさせるというのは、当然のように思いつくことだろうし、AKBGには被災地訪問という実績があるんで、審査なんかも通りやすいのは明らかだろう。こんな分かり易い話を、官僚が放っておくはずがない。
けれども問題は国家予算というものの性格で、問題山積の安倍政権が敢えなく倒れて、その後を財政規律重視の政権が襲えば、間違いなくそんな予算は切られてしまうし、そうでなくても、アベノミクスでも脱デフレに失敗するようなことになれば、否応なく緊縮財政へと後退することは避けられにない。
逆にアベノミクスが想定通りに巧く行って3年後くらい、巧く行きすぎるとそれ以前にデフレ脱却を果たしたとして、これが過度のインフレ懸念にまで行ってしまうことになれば、やはり緊縮財政に傾くのは明らかと思われる。その時、インフレを背景として新たな民間の出資者が現れる可能性があるのか。あるいはインフレであれば、仙台大都市圏レベルの商圏でも、採算がとれるようになるのか。さらには、そのような移行、つまりは事実上の官営から、民営化もしくは三セク化が可能なのか。不透明なシミュレーションがこれでもかとばかり、次々と立ち現れることになる。つまりは秋元氏の言うとおり、継続性の担保が最大の懸案となることになる。
そりゃ「難航」やむなしとか嘯いてみる。