AKB48の旅

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たぬき親父さんのコメントへのお返事

2013年06月13日 | AKB
以下「陰から陽へ」へのたぬき親父さんのコメント引用

Unknown (たぬき親父)2013-06-11 21:55:51

初めてコメントをさせていただきます。
いつも楽しく拝見しております。
私が感じた「梅雨の晴れ間」と云う印象を「狐の嫁入り」という、言葉で表現され、何としっくりくることかと唸りながら、、頷きながら。

そこで一つお伺いしたいことがあります。
横山さんのAKB専任は、篠田さん卒業が作用しているのでしょうか。
不躾な問いですので、流してくださって結構です。

今後のご考察、楽しみにしております。

以上引用(改行位置変更)

これまでもぐだぐだ書いてきましたが、秋元氏のプロデュースの特徴として、先手を打って来るというのがあるかと思います。それだけ書くと当たり前のように聞こえるけど、その「先手」が、必ずしも先読みをしたものではないところが、秋元氏の真骨頂だと考えてます。

たぬき親父さんのご指摘に当てはめると、篠田さんが卒業する可能性が高くなる→横山さんのチームN兼任を繰り上げる→横山さんを後任のチームAキャプテンにする、このように考えたくなりますし、その通りなのかも知れませんが、秋元氏は、必ずしもそのようには考えないんじゃないかと思うんです。

ではどう考えたのか。もちろん私に、秋元氏の腹づもりを推し量ることはできませんし、氏の独特のカンというか嗅覚にはとても及ぶべくもありませんが、それでも上記のような先回りした人事は、らしくない、そう感じてしまいます。

公式に表明された兼任解除の理由は「スケジュール的に厳しい」なわけですし、仮にチームAのキャプテンになるとして、確かに「スケジュール的に厳しい」ことになるでしょうし、表の理由としてはこれで良いんだと思います。「表」と言ってしまうと「裏」があるかのようですが、そうではなくて、では兼任の目的は何だったのか、やはりそこに立ち返るべきかと考えます。

兼任が始まる前に遡って考えてみれば、NMB(そしてSKEも)に深刻な問題があったことは明らかですし、秋元氏にとっての何よりの衝撃は、城恵理子さんの卒業だったんじゃないでしょうか。そしてその原因の一つとなったのが、NMBの硬直化した「序列」問題があるんじゃないか。この件については、以前どこかで書いたようにも思いますが。

そこで兼任です。兼任の第一の目的が、従来からの秋元氏の言動から考えて、「化学反応」を期待してのものであることは明らかのように思います。横山さんは、そういう当時のNMBが直面していた状況に置いて考えてみると、これ以上はない適任だったことが分かるように思います。

関西出身なのはもちろんですが、NMBメンバーの誰よりも総選挙順位が高いので、横山さんの前では、NMBの序列は、少なくとも無化されます。コミュニケーション能力が高く面倒見が良いので、高橋大丈夫センサーの補佐としても機能します。実際、ぐぐたすでもそういう姿が垣間見えていましたし、何よりも、山本さんとの「荷物を半分持つ」関係性も築けました。

一方で横山さんの側には、マジレッサーにして糞真面目という、際だった長所にして短所があり、あるいは、改善傾向であったとは言え、トークを苦手としているという、キャプテン候補としては看過できない問題点もあり、これらはNMBの一員となることで、大きく改善されたと見て良いんではないでしょうか。

つまり明らかに両者の間で「化学反応」は起こったのであり、目的は達成されたということなんだと思います。となれば、そこで「スケジュール的に厳しい」 ので兼任を解除するというのは、至極まっとうな理路になります。さらには、後任に市川さんを放り込むというのも、こちらはまったく予想の付かない「化学反応」を期待するという、より秋元氏らしい人事ということになります。